グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

夕陽でお茶!

2016年12月18日 | ツアー
このところ、爽やかな晴れの天気が続いています。

土曜日のツアーで、三原山に向かう時の椿の森はこんな景色でした。

無数の電球が輝いているようなキラメキに、思わず車を降りて写真撮影(^_^)

三原山も雲1つない青空で…


富士山もクッキリ見えていました(^_^)


ススキも久しぶりにキラキラ!


お客様と一緒に「面白いね」と言い合った、富士山の姿。

カルデラの壁に、乗っているみたいに見えました(^_^)

お客様は歩き始めから、周辺の植物名をピタリと言い当てスルドイ質問をされていました。
「?」と思って職業を伺ったところ、植物の調査などを行う専門家とのこと。

一番関心を持たれているのは「樹海」のようでした。

しかし今は、一番日が短く日没も早い時期。
普通に歩いたら、樹海に入る頃は、かなり暗くなってしまいます。

…で、火口一周を短縮し、裏砂漠での休憩も止め、せっせと歩いてここへ。

噴火が植物にどのような影響を与えるかが観察できる1本道。

お客様は「このへんのムラサキシキブは、普通のムラサキシキブと違うんですか?」と、道脇の木に駆け寄って観察。

確かに伊豆大島は『オオムラサキシキブ』という種類ではあるのですが…

実(み)は既に、かなり落ちています。

「この状態で良くわかるなぁ(°0°)」と感心していると…

「これは何ですか?」と足元の小さな葉を観察されています。

これ?
……何でしょ?(^_^;

あまり珍しくない植物だと思うのですが、この小さい葉っぱだけだと何だかわかりません。
来年への宿題となりました(^_^;

草原に、常緑の木が成長中の風景を歩き…


30年前の噴火で焼け野原になった場所と焼け残った場所との境目に到着ました。

(これは歩いて来た道を、振り返って撮った風景)

ハチジョウイボタの葉が紫色になっているのに注目したり…


オオシマカンスゲの根元を観察したり…

さすが…かなり地味な状態の植物たちに注目できるのは、知識があるからこそですよね。

たった1つだけ、まだ花が咲いていたイガアザミの『痛さ』も体験されていました。


普通のツアーではまず行かないのですが『6年ぐらい前に雷が落ちた場所』にも、立ち寄りました。

空の空間は、まだ埋まっていませんでしたが…


森の中は、ほとんど隙間なく植物が茂っていました。


倒れた幹から沢山の新しい枝が伸びていました。

たくまし〜(^_^)

あれこれ観察しながら、何とか日没前に森を抜けました。

オヤツも食べずに歩いたので…

海に沈む夕陽を見ながら、ティータイム(^_^)


富士山も優しい色に染まっていました。

楽しい1日でした(^_^)

ツアーにご参加いただき、ありがとうございました!

(カナ)
コメント
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