グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

ハギマシコに会いに

2020年12月27日 | 
ハギマシコに会いに、裏砂漠(正確には三原山北斜面)に行ってきました。

日本野鳥の会のHPによると、ハギマシコは「全長:16cm。主に北日本に渡来するが、少ない。海岸、崖、草地など開けた地上に群れる」とあり、伊豆大島のような東京の南にある火山島に来るのは珍しいことのようです。

11年前にツアーを始めたころ、数100羽の群れを見て感動していたのですが、ここ数年は出会う数がめっきり減っていました。
それが、今年は大群でやってきてくれました!

先日のツアーで出会った場所に行けば必ず会える気がして、せっせと歩いて行ったのですが…

鳥は1羽もいませんでした(笑)

でも、アシタバのタネは乾燥して地面に落ち始めたし…


イタドリのタネは、ほとんどが枝から落ちたし…


無数にあると言っても良いようなススキも、どんどんタネが風に飛んで少なくなっています。


ススキのタネは小さいけれど、美味しそう(?)


ハギマシコにとってのご馳走が、地面にいっぱい落ちています。

これだけ食べ物があるのだから、待っていればきっと現れるはず!

四角くてちょうど良い椅子(?)を見つけたので、座って30分ほど待ちました。

が、全く姿は見えません。
あきらめて帰ろうとしたその時…

でました〜!

次から次へに地面の少し上を飛んで、左から右へ移動して行きました。

やがて、まとまって三原山を超えていなくなり

しばらくしてまた現れ、こんどは地面に降りて餌をついばみ始めました。
まるでスズメみたいな動きでした。

眼下の絶景に、時々聞こえてくる鳥の声。


この広い大地を、縦横無尽に飛び回れる小さな鳥たち。「すごいなぁ〜」と心から思いました。

時間を見つけて、また会いに行きたいと思います。

(かな)
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