グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

命を引き継ぐ

2009年05月17日 | 植物
一昨日の話になりますが、朝からとても良いお天気でした^^

庭に出て植物たちの様子を見ながら歩いていると、あちこちから
「パチッ、パチ」という音が聞こえてきます。
「あら?」と思って音のもとを探すと・・・、
あ~、これでしたか♪
最近実が真黒に熟していた、カラスノエンドウとスズメノエンドウでした。

カラスノエンドウはサヤインゲンみたいに鞘を持って種をこしらえます。
スズメノエンドウはそれよりずっと小さい鞘を持ち、同じく種を作ります。

今年はカラスノエンドウの鞘が緑色の時期に少し摘んで食べてみましたが、やっぱり固くて食べるのが大変でした(食べられる植物なんですよ!一応)。

彼らは次の世代に命を引き継ぐために、種を飛ばします。
ばらまかれた種はひっそりと殻に守られて過ごし、次の発芽のシーズンを待ちます。


スズメノエンドウは、鞘がパンっと開いて中の種が飛び出すのですが、カラスノエンドウは鞘全体が捩じれて・・・ある時パンっとはじけます。

写真はカラスノエンドウの種が飛んだあとの捻じれた鞘です。
捻じれっぷりも綺麗ですね!
そして、ある日一斉に弾ける、という生命のサイクルがまた素敵です!

彼らの懸命な命の引き継ぎ方、とても見習うべき点ですね。
一日、一日を大切に、また楽しく発見を続けていきたいです(^0^)/

友。
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2 コメント

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勉強になります (やぶ椿)
2009-05-18 18:25:11
スタッフの皆さんのブログをいつも楽しく拝読させていただいています。
大島に住んでいて知らないことがいっぱいでした。

芥川龍之介の「朱儒の言葉」の中に日常の瑣事を大切にの一節がありますが、その日常の瑣事を思い出させていただいています。

これからのスタッフの皆さんのご活躍期待してます。
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やぶ椿さん (ともえ)
2009-05-18 23:20:08
すてきなコメントをありがとうございます!
そうなんですよね。
日常の小さなことの一つ一つに、実はステキなミラクルが宿っています^^
そういう事を見つけていく宝探しの毎日って幸せですね!
これからもぜひぜひ、一緒に楽しんで下さい♪
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