グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

大島昔の水汲み場 その2

2018年04月02日 | 歴史・文化
先週の続きから 大島の水場の事

元町地区

この四角いところは昔の井戸“ハマンカー”浜の井戸の意味(今は事故が無いようにこのような形になっています)


今は昔の姿 井戸端会議の場でもあったのでしょうね。でも水を運ぶのは重労働


海から直ぐのもう一つの井戸。中央の丸い石2つは水神様をお祀りしてあります
海からごくごく近いので特に潮辛いとのことでした


と聞いた 地元の方『毎日の水汲み大変だったよ』

都道の上にも水が出ている所2カ所あり
うち1カ所は先の噴火で水が温泉に代わってしまったところです


泉津地区

山から浸みしているのか、はたまた沢を水が伝わり出ているのか微妙な処ですが、昔からの水場


都道脇の水汲み場。泉の津と書く泉津は大島一番水に恵まれていると言われています


随分沢山出ていますね。しかし、この地区の家々から汲みに来るとしたら順番待ちが大変
他の家より早く汲みに来ないと!


差木地地区
林道近くの標高が高く人家は何キロも離れている所


やはり水神様が祀ってあります


貴重な水溜り、今では貴重な水はカエルたちの産卵場所になっていました


昔この近くに豆腐屋さんがあったと聞いた事が有ったので、この奥かな?
でも、この場所から出来たお豆腐をいくら下りとはいえ下まで運ぶのはさぞ大変な仕事だったでしょう


人家まで下りる途中にあった水汲み場は今、工事でほりかえされていました
溶岩流を水は伝わって来たのでしょうか?少し上に廃棄物場が出来たので飲めなくなりましたが、それ以上に簡易水道が出来たので必要が無くなりました(私も何回か汲みに来たことが有りました)


家内や畑などに有った“シデ”と言う雨を集める物。椿の木などにわら縄などをまいて雨水を導き流し瓶に集める


他にも水の湧く(出る)所は有りますが、主な処を廻ってみました。勿論、今使用している所は有りませんし、簡易水道が整備されているので水の心配はあまりありません。
ここ以外の大島で水が流れ出ている所を見つけても口を付けない方が賢明です。どんな細菌やウィルスが潜んでいるとも限らないので(しま)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 春爛漫のウラサバクツアー | トップ | めいっぱい火山を! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

歴史・文化」カテゴリの最新記事