グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

まさに大島!

2014年08月21日 | ツアー
「見て~!スゴイ大きいクモの巣!」
昨日のツアーは、この言葉で始まりました。

お客様が見つけた山頂口バス停前のクモの巣は、本当に巨大でした!
しかも、水滴つきで豪華。

お客様は「あまり長距離は歩けない」ということで、三原山のふもとまでで引き返しました。

昨日も白い霧の中を、溶岩や植物を観察しながら歩きました。

道中こんなキラキラも、見つけました。

葉っぱを折り曲げて上手に巣を作っています。
まるで草餅みたい(?)…いったい誰の住まいなのでしょう?

ついに三原山の姿は見ることができませんでしたが、
女性お2人は「スゴイ晴れ女」とのことで…

帰り際に、本当に外輪山が見えてきました!

「あそこ青空が出てる!」

「あっちからも、青空が来るわ!」

雲が動いた後の空は“とびっきりの青”でした。
お2人は“最強晴れ女”なのに違いありません。

で、お2人の運の強さを信じて,裏砂漠に行ってみることにしました。
移動中の展望所。

ミニ雲海?
白と青のコントラストがキレイで、全員やや興奮気味でした。

裏砂漠へ行ったら、最初は霧でしたが途中から雲が動いて…


期待通り青空が見えました!

 
しかし稜線は、これまた期待通りの風で、帽子が吹き飛ばされるぐらいの強さでゴォ~っと…


雲が外輪山の南の稜線から、わき上がるように流れてきます。

晴れ女の女性陣は風の強さに驚いて、はやく帰りたそうでしたが…

男性は、風をものともせず、写真撮影に挑んでいました。


裏砂漠の広い景色を楽しんでもらいたくて、イタドリの陰でおやつタイムにしました。

こうやって座っていると、強い風もそよ風程度に感じます。
植物の風よけ効果の偉大さを感じる瞬間です。

帰りに、まさに盛りを迎えつつあるラセイタタマアジサイを紹介しました。

つぼみ、開花、タネ…と様々な段階があります。

お客様の「この順番で撮らなくちゃ」という助言通りに撮影してみました。
「まずこれ撮って…」

(つぼみと飾り花がギュ~っとまとめられている状態)

「次にこれ撮って…」

(開き始めました)

「次はこれ」

(つぼみが少し開花しました)

「最後にこれ」

(全開にむけて準備完了状態)
雲も風もラセイタタマアジサイも…「まさに大島!」な1日でした。

(カナ)
コメント (2)
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エゴノネコアシフシ

2014年08月20日 | 植物
そういえば写真を撮っておいたのでした(先月1日)
エゴノキにできる虫こぶのことです。
うちのオオバエゴノキに毎年出現します。


見たことあるかたもいらっしゃるでしょう。

こういうのです。


ネコの足っぽく見えますか?
爪を研いでいるネコの手に見えるのか・・・?
今年は手の届く範囲にふたつありました。
↑2枚と↓1枚はその1の画像です。

住人が出ていました。

エゴノネコアシアブラムシです。
これからアシボソに移動するんですね。

その2にも。

中にはまだたくさん住んでいそう。
これからたくさん翅の生えたアブラムシが出てくるのでしょう。

エゴノネコアシアブラムシはアシボソやチヂミザサとエゴノキを行き来して子孫をつないでいるそうです。
だからエゴノネコアシフシがあるエゴノキの近くには必ずどちらかのイネ科の植物があるのです。

うちではアシボソがオオバエゴノキの根元に生えています。

ここでもエゴノネコアシアブラムシを見つけたかったんですが、見つかりませんでした。
すんごく暑かったし(本日の撮影。↓も)

そしてエゴノネコアシフシはどうなったのかと見てみると。

その1。


その2。
ともに枯れかかって住人の姿はありませんでした。

                                 がんま
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雲が、やってきました!

2014年08月19日 | ツアー
昨日、久しぶりに「遠くの景色が見える三原山」に登りました。

歩きはじめは三原山にだけ雲がかかっていましたが、雲の量が少ないので晴れそうです。

予想通り…

雲は、どんどん取れてきました!

青空のもと…

「あら、これ、下から上に向かって流れてるわ。」と縄状溶岩の向きを観察するお客様。

ゴツゴツ溶岩の上で逞しく生きるイタドリに元気をもらいたいと、一緒に写真を撮ったり…

近くの植物や虫とともに、景色も楽しみながら山を登りました。

見下ろすとこんな景色…海に2本の細くて長い雲が浮かんでいるのが見えました。

「海水が蒸発して雲になっているんですよ。」とお客様。
理科系女子らしい発言だなぁと思ったら、数学の先生をされているとのことでした。(納得)

眺めの良い場所で休憩タイム。

南の海に浮かぶ利島や新島に、海水が蒸発してできる「島曇り」の雲がかかっていました。

島にあたる風に乗って、山の上で雲になり、山から離れると消えていくのが良くわかる風景…

島の形に合わせて雲の形が違うのが面白くて、しばらくみんなで見とれました。

「今、大島にかかっている雲も、成長するかもなぁ…」と思っていたら、予感が的中しました!
稜線の雲がモクモク動き出し…


アッと言う間に、利島や新島の姿を隠してしまいました。

そして、さらに…

稜線を越えて、中に入ってきました!

マズい~。
なぜマズいかというと…

実は、お客様がトレイルランニングが趣味とのことだったので、幻の湖に向かって広い景色の中を、自由に走ってもらおうと思っていたからです。目標物が見えなくなるとそれができません。

霧はどんどんやってきますが、まだ間に合うかも!
お客様に私のコンパスを渡し、集合場所を決めてスタートしてもらいました。

お客様は、軽やかな足どりでアッという間に点のように小さくなりました。
は、速い…。

走らないメンバーはノンビリ下山。

溝を埋めた火山灰がフカフカで足が沈むのが面白いと、わざとそこを歩きました。
新雪の上を歩いているような感覚です!

稜線からこちらに向かって流れてくる霧の動きに見とれながら…


めいっぱい楽しみました!

元気いっぱい~!

ところで昨日のお客様はトレランが趣味だったり、幼稚園の先生だったりと体力系(?)だったためか、歩き終わっても誰も疲れた様子はありませんでした。

それで「もしかしたら、まだ歩き足りませんか?」と聞いてみたら「全然足りません~!」と即答(笑)。日頃の鍛錬って大切ですねぇ。

そういえば私も、毎日歩いているせいか、あまり疲れなくなってきました。
夏休みの連日ツアーもあと少し…引き続き楽しく歩きたいと思います。

(カナ)


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おお~い 雲よ

2014年08月18日 | 今日の大島
夏になり山ガイドに行く時は

霧の時が多くて、晴れ女の私ですが 2回も雨に降られてしまう(30分程度でしたが)
夏は霧の多い三原山
しかし、その分涼しいので持参の500ミリのペットボトルは半分も消費していなかったり

ガイドに行かない時も

山へ行って歩いたら今日は2本はペットボトルいるかな?
などと思ってしまいます


今日の朝は?

なので 3ペットかな?

実際は

朝より雲が多くなってきました 歩いても思ったより涼しそう
でも、今日は登りませんけれど

裏砂漠では



どんどん雲がやって来る


やはりこちら側から裏砂漠側にながれていますね


今年の夏は

こんな入道雲をあまり見ていない気がします
しかし、雲の中には入っていたり。
これからの空は?    (しま)
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地球ってスゴイ~!

2014年08月17日 | ツアー
今日は久しぶりに、山の上にも青空が広がっていました。
しかし、昨日は…濃霧&強風!(毎日このパターンですが…笑)

で、ツアーでは最初に「山頂ジオパーク展」を訪ねました。
まずは「晴れている時の三原山(の写真)」の前で、記念撮影。

数字を手で隠したのだけれど、山の稜線の数字まで手が届かなかったです(笑)。

昨日のガイドは以前保育園の園長先生をされていたOさん。
1986年噴火当時の体験を話してくれました。

こうやって地元の人の噴火体験を聞ける場所があるということは、とても素敵なことだと思います。

山頂ジオパーク展の後は、濃霧ツアーに出発!

霧でいつもよりやや白っぽい縄模様の溶岩ですが「コールタールみたいですね。」とお客様。

コールタール…今まで考えたことなかったけれど、確かにかなり似ているかも…。

さらに足もとの地面のを見て「なんで粒の大きさが色々あるんですか?」とウレシイ質問。

地下でマグマがブクブク泡立っている時の情景を、熱く語っちゃいました。(実際には見たことないけど・笑)

27年前に三原山の山肌を流れ下ったゴツゴツ溶岩の上では…

ハチジョウイタドリが花を咲かせ始めました。

高倍率ルーペで順番に数ミリの花を観察しました。

どんな世界が、見えると思いますか?

ルーペ越しの世界は、こんなでした。

水滴キラキラ!
霧だからこそ、楽しめる世界です。

ビッグサイズのカタツムリも発見!


そして、たどり着いた火口展望所は、よろけるような強い風!
(でも大島にあっては割と普通かも…)

皆さん楽しそうです!…?

そして、またまた道のない表砂漠に下りました。


この非日常感がたまりません!

結局昨日は、ずっと白と黒の世界を歩きました。

さて、霧でも火山と生き物の物語は楽しめるし、霧ならではのアトラクション的楽しさはかなり好きなのですが、残念なのはお客様に「溶岩の流れ」を体感してもらえないこと。

で、山から下りて「元町溶岩流」に立ち寄りました。

27年前に沢を流れ下った溶岩の上で…

「流れに乗るポーズ」や

カラカラという溶岩の音を楽しんだ後…

「雲ができる場所」を皆で探しました。

山にかかる雲がこの辺りの上空でできることを、以前のツアーでお客様に、見つけてもらっていたからです。

「あ、きっとあの辺りだ!」
青い空から白い雲がうっすら浮き出て、三日月形になりました。


それはどんどんハッキリしてきて上空を山の方に流れ…


ますます太くなって頭上の太陽と重なりました!

さっきまで、こうやってできた雲の中を歩いてたのだと思うと、濃霧の世界がとてもスバラシイものに思えてきました。

非日常のアトラクション的な楽しさだけではなく、霧も風も、まさに地球の営みそのもののように感じられました。

帰り際、お客様の「残念~五輪がくずれちゃった。」という声で、空を見上げました。
そこには、こんな雲が浮かんでいました。

これ五輪…だったんだ…。

地球ってスゴイ~!

(カナ)
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ミヤマさんとノコギリさん

2014年08月16日 | 
タイトル見てすぐにクワガタだってわかりましたよね?
今日、車で走っていて見つけました。



こちらがちょっと標高の高いところで見つけたミヤマクワガタのメスです。
上翅がとってもピカピカなのが特徴のひとつです。



掴んだら激しく抵抗されました(汗)
なにがなんでも逃げたいタイプ。


次は海岸近くで見つけたノコギリクワガタのメス。

全体に赤っぽく上翅にツヤがありません。



掴んでも抵抗しない・・・
嵐が過ぎ去るのをじっと待つタイプと見た。

それぞれ撮影のあとはもといた場所に置いてきました。
それにしても今年は甲虫類、アゲハ類、大型ガ類が少ないです。
セミは各種たくさん鳴いてるけど。
やっぱり年によって違うんですね。

                                がんま
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毎日違うツアー

2014年08月15日 | ツアー
2日間のツアー報告です。

昨日。
三原山は霧で、時々雨もパラつきました。

歩きはじめの風景。

何をしているのかって?
実は、クモの巣の撮影のために並んでいます。

昨日は、クモの糸についた水滴がキレイで、みんなで写真を撮りました。
霧が濃くて風が弱いという、絶好の水滴コンディション。

ラセイタタマアジサイの前に、レースの編み物のようなクモの巣が見えたり…


こんなに大きな水滴をつけた、キラキラのクモの巣があったり…


こんな場所(どこだかわかりますか~?)に、いっぱい水滴がついていたりして…

その度に、皆で写真を撮りました。

周囲の黒い溶岩が霧で濃淡を作って、とても幻想的。


「カバ」も見つけてもらいました。

(今まで気づきませんでした~)

帰りは道のない斜面をおりて、白と黒の世界へ。

小雨が降り出しましたが、短時間でやみました。(あ~、良かった)

霧に霞む砂の斜面も、なんともいえない雰囲気があります。
思い思いに上をめざし…。

皆さんの足跡が、砂に新しく刻まれました。

この後、オオミスジコウガイビルが砂まみれになって転がっているのを見つけました。
「死んでいるの?」と思って伸ばしてみたら,動き始めました。

お客様に「これがカタツムリを食べる生き物ですよ。」と説明したところ、だれかが側にいたカタツムリを持ってきて、コウガイビルの前に置きました。

「きゃ~!カタツムリが食べられちゃう!」と思いながら固唾をのんで見守っていると…
あらら?

コウガイビルは、カタツムリには目もくれず、立ち去っていきます。
それどころか…

なんだか逆に、カタツムリがコウガイビルを襲っているようにすら見えます。

ど~なっているのでしょう?
自然の状態だと、一般論とは違うことがおこるなぁ~。

そういえば以前、マイマイカブリの幼虫がカタツムリと戦って負けたシーンを目撃しましたが、もしかしたらこのコウガイビルも戦って負けた後だったりして…(あくまで想像)

お客様は全員この場を離れたくないようでしたが、ランチタイムの終わりの時間が迫っていたため、ここまでで見学終了となりました。

「明日もこの場所通るんですよね。」
「観察しておいて下さいね。」と、名残惜しそうでした。

昼食後は裏砂漠へ。

こちらも霧で三原山は見えませんでしたが、時々雲が途切れ空にぽっかり穴があいてこんな青空が顔を出すと…


目の前に雄大な景色が現れました。


霞んだ太陽の前で、どんどん形が変わる雲も大泊力でした!


三原山&裏砂漠から下りてきたら、青空が広がっていました。

霧の世界が夢のようでした~。

さて、今日のツアーです。
今日も午前中の三原山は、全く同じコースを歩きました。

今日は昨日よりもさらに霧が濃く、そしてさらに強風でした。
風が強いので大きい粒の水滴は観察できません。(風で飛んでしまう)

火口でも全く何も見えないし、よろけそうな風が吹いていました。

「きゃ~」「ひえ~」と言いながら「これはこれで面白い」とお客様。

風と霧の世界で撮影大会。

現世ではないような雰囲気に、みんなで盛り上がりました。

「写真、とりましょうか?自分の写真ってきっとないですよね。」
お客様が声をかけてくれたので「そういえばそうかも!」と思い、撮ってもらいました。

(わ~い!)

今日もお客様が砂(火山灰)の斜面を登りましたが、途中で霧の中に見えなくなりました。

昨日は、上まで見えていたのですけれど。

そして、カタツムリの殻はいっぱい転がっていたけれど、オオミスジコウガイビルはいませんでした。昨日のコウガイビルVSカタツムリは、どうなったのでしょうか?

同じ場所を歩いても、毎回違うツアー。
かなり思いっきり、楽しんでます(笑)。

(カナ)
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3つの選択

2014年08月14日 | ツアー
雨のち曇りの予報が続く毎日…。
昨日も山には雲がかかっていました。

2組の方達の半日ツアー。
相談してからコースを決めるつもりで、皆さんに3つのプランを提案しました。

1、霧で火口が見えなくても三原山に登ってみる。
2、森からゴツゴツ溶岩地帯を歩く。
3、裏砂漠に行ってみる。

多数決をとったら、全て2人ずつでした。
ううむ~、多数決って難しい…。

で、聞き方を変えて…
「歩きたいですか?あまり歩きたくないですか?」

「歩きたい!」が多数。
で、最終的に火口を見に行くことになりました。

でも、霧で広い景色が見えないと「溶岩の流れ」をイメージしてもらいにくい…
見えなかった時の保険に、最初に1986年に元町に向かって流れた溶岩を訪ねました。

ここで、お客様自ら「溶岩樹形」と思われる丸い穴を発見。

子ども達は、ドラム缶のような形の岩に乗って、写真を撮りました。

1986年元町に向かって流れた溶岩の上で「流れるポーズ」


山腹を上がれ下った1986年溶岩の上で「流れるポーズ」

「溶岩の流れ」を、体感できたでしょうか?

火口から流れてきたと言われる大きな岩を前に…。

「スゴ~イ!」という気持ちを表現してもらいました。

火口展望所では…

うっすらとですが、火口が姿を見せてくれました。

「砂漠」に立ちたいというお客様の希望があったので、表砂漠に立ってもらうことにしました。

ここでも霧が晴れて景色が見えました!
広~い。
 
お姉ちゃんは、大の虫好きでした。
アオバハゴロモをゲット!

ストローのような口を、みんなで観察しました。

虫好きのお姉ちゃんは、緑色のクモも発見して教えてくれました。

初めて見るクモで、美しい色とスリムボディに見とれました…が、未だ名前はわかりません。

「カミキリムシがいるよ」の声に近づいてみたら…

堂々たるゴマダラカミキリ!
カッコいいです。

コガネムシが、帽子に飛んできました!

仲間に聞いたところ「セマダラコガネでは?普通種ですが、黒化型は珍しいと思います。」とのこと。

虫好きのお客様と一緒だと、虫いっぱいのツアーになるのが面白いです。
ああ、緑色のクモにまた会いたい…。

(カナ)
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いいもんめっけ!

2014年08月13日 | 
今朝は食事中のハシブトガラスを見つけました。
車で近付いてしばらく見ていても逃げないところから今年生まれのお子様と判断。
中からカメラを向けても気にしません。

どこで見つけてきたのか(それともここにあったのか!?)トウモロコシを食べていました。





クチバシの根元が赤いです。
幼鳥だってことです。


足でしっかり押さえつけて粒を食べています。







「おいちー」と声が聞こえてきそう。


お、ハシボソガラスがやって来ました。

「ワタシも・・・ぜひ仲間に入れてください・・・」


「えと、少しでいいんですけど・・・」
しかしお願いも虚しくすぐに追い払われてしまいました。


ハシブトガラスは3羽になりました。

みんな兄弟なのかなー?


あ、

後ろでトウモロコシをくわえているのは追い払われたハシボソガラスだと思います。

近くに親鳥の姿はありませんでした。
もう兄弟同士で生きていくのですね。

                            がんま
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雲の中のジオツアー

2014年08月12日 | ツアー
山は霧、海は晴れ…真夏の島らしい天気の中で、ツアーを続行中です。

昨日のツアー。

まずは濃霧の裏砂漠に向かいました。

ガクアジサイの葉がキラキラ。


枯葉もキラキラ。

そしてカタツムリが何匹も横断中。

マムシグサ(イズホソバテンナンショウ)の実もキラキラ。

霧の水分をタップリ含んだ森は、キラキラがいっぱいです。

お客様が足もとの穴だらけの黒い小石(スコリア)を拾って、珍しそうに写真を撮っていました。

スコリアにかなり関心を示してくれたので「?」と思っていたら、理科の先生なのだそうです。
(納得)

裏砂漠は濃霧&風でした。

いつもの如く、風と霧を楽しんでいたら、足もとに黄緑色のバッタを見つけました。

下半身を地面に埋めて、産卵しているのでしょうか?


水滴が体にいっぱいついているので、かなり長い時間、霧の中でジッとしていたのかもしれません。
まるでキラキラの宝石を身にまとっているかのようです。

濃霧と風の世界にたった1匹で、命を次の世代につなぐために戦っているバッタ。
…尊敬します。

裏砂漠のあとは、キラキラの海へ!


裸足になって海と戯れる…の図。

とても楽しそうでした。

こんなものも、発見してくれました。

鈴なりのアオバハゴロモ!

「植物の葉かと思いました。」とお客様。
確かに葉に見えなくもないかも…。

地層大切断面の前では「あ、不整合…」とシマシマのパターンがずれている箇所を自ら発見。
最初に不整合面に注目する人は、ほとんどいません…さすが理科の先生です!

皆さんで協力して「不整合」を作ってくれました。
いい線いってますよね!

そして地層に背を向けて、海の方を眺めると…
大島の南に浮かぶ「利島」にも、白い雲がかかっていました。

「島曇りだ!」とお客様から声があがりました。
そうそう、ああいう雲の中を歩いていたのですよね。

まだしばらくは「雲の中のジオツアー」楽しめそうです。

(カナ)








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