グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

アリスイ

2020年10月21日 | 
大島に秋の訪れを告げる鳥のひとつです。
いつもは鳴き声で存在を知るのに昨日は姿で気付きました。



夕陽を浴びて輝いています。
このあとモズに追われていましたがうまく共存してくれるでしょう。

がんま
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雨の中の私的大発見!

2020年10月20日 | ツアー
雨の多い今年の秋。
4日前もシッカリ降っていました。

道にできた大きな水たまりに、絶え間なく雨粒が跳ね返るぐらいの降りっぷり!

この日は「雨でも歩きたい」とツアーに参加してくれた男性陣と裏砂漠へ。

長靴をお貸ししたので、せっかくなので「水たまりジャブジャブ歩き」で遊んでみました😊

生き物好きのお客様が、いろいろ見つけてくれました。

たとえば、雨で生き生きしているコケの中に生えてきた小さなキノコ。

黄色のまん丸がカワイかったですよ〜。

歩くうちに足元の石の様子が変化するのを観察して過去の出来事を想像しつつ…


思った以上に視界が良く、奥行きを楽しめる溶岩地帯を歩いて…


裏砂漠に到達!

黒と白とグレーの世界を楽しんでいたら、お客様から「寝転んでみたい」という言葉が!

そして、雨に打たれながらの「裏砂漠・寝心地体験」

上から降ってくる雨など、ものともせず…

この笑顔!!

って、マスクで見えないけれど(笑)楽しそうでした〜😊

帰り道では、お客様が「モミジが大きい!」と何度も言われていたので、モミジと一緒に記念写真!

じつは大島にあるモミジは「オオモミジ」という葉っぱの大きいモミジなのです。

森の中も発見がイッパイでした!

雨に日だけ現れる不思議な泡(樹液?)を見つけ…


「地上に出たばかりです!」という風情のキノコを見つけ…


「雨の森」を楽しみました。


そしてこの日の、私的大発見は、なんといってもこれ!

木の幹を伝う水です!

結構な勢いで幹を流れる水を手でストップすると、どんどん手の上に水がたまります。
これぞ「水はけが良い若い火山島で水を確保するために、昔の人が使っていた仕組みの原理」という話をした時のこと。

お客様から「水がいっぱい流れる木と、そうではない木があるのは何故ですか?」と質問があったのです。

う〜ん…そう言われてみると確かに、木の幹の水の流れ具合はそれぞれです。

「この違いは何なのだろう?」みんなで上を見上げながら考えていた時、お客様が「木の高さの差ではないですか?」と気づかれました。

確かに!
他の仲間よりも背の高い木が、集中して水を受け止めているようでした!

そうか〜!樹高が高くなれば、生きていくために必要な太陽の光だけではなく、雨も自分の葉っぱで受け止めて、水を根元にいっぱい集められるのですね!

だから樹海の木々たちは、上へ上へと競い合いながら伸びていくのですね!


溶岩の森に生きる木々たちの気持ちが少しわかったような気がして、ささやかですが、とても嬉しい発見でした😊

お客様の「なぜ?」の質問の答えを一緒に探すことで見えてくる、生きものたちの暮らしぶり。
これも「雨でも歩きたい!」とリクエストしてくれたお客様のおかげです😊

感謝❤️

(かな)
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イイギリ

2020年10月19日 | 植物

 

たわわに実ったイイギリが有りました。 『わぁ~鳥さん食べ放題だな~』と思っています

これから沢山の木々が実を付けますが

 

ぶどうの様な房になります

 

完熟にはもう少し早いかな?

いつもならお味見もするのですが雨の日なのでやめました

 

フェニックスは沢山実を付けているのに誰も食べてくれないのは外国の移植種だからその実を好む鳥たちが居ないからか、ただ落ちただけで良しとしているものなのか?(私は結構好きですよ)とは言いながら木や実の写真も有りませんね(しま)

 

 

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マガモとコガモ

2020年10月18日 | 
先週の火曜にに近所の貯水池で撮影しました。



手前はマガモのオス、奥のコガモはオスかメスかわかりません。





特に仲良くも悪くもなく付かず離れず浮かんでいました。
今はもう大島を離れて仲間と合流できていると思います。

がんま
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ブラタモリ「伊豆大島・山頂へ~伊豆大島は世界に誇る火山愛ランド!?~」

2020年10月17日 | 火山・ジオパーク
本日、ブラタモリ「伊豆大島・山頂へ~伊豆大島は世界に誇る火山愛ランド!?~」が放送されました。

新型コロナや悪天候で中断されたまま、5ヶ月も延期になったロケ。

実は私、最初のロケが中断した時、もう再開はできないのではないかと思っていました。
全員がコロナに感染せずに、暑くて大変な夏を乗り越えて、元気でいられるような気がしなかったからです(心配性)

でも「必ず帰ってきます」というスタッフの方の言葉に、とても励まされました。

そして、無事放送終了!  なんだか、感慨深いです。

思い返せば、今年の1月に始まった最初の下見から放送まで約10ヶ月。
番組制作に関わる皆さんと、何度も山を歩きました。

季節は冬から…


夏へ!


天候も、霧あり、


よろめくような強風あり。


熱中症の危険を感じる猛暑あり。

…と本当に変化に飛んでいて、スタッフの方々は、伊豆大島の全天候を経験されたのではないか?と思うほどです。

そして初めての「新型コロナ対策」をしながらのロケ。
距離を空け、近づきすぎないよう大きな資料を準備し、出演者以外は全員マスク。出演者も移動中は即マスク。

猛暑の中の熱中症対策も悩ましく、そのためだけに下見で全コースを歩いたほどです。

こうして考えられる限りの対策をして「タモリさんが伊豆大島火山を楽しむ」ことを中心に、構成された作品❤️

残念ながら、またまた霧に悩まされ、火口を見ていただくことはできませんでしたが…。
(晴れた日の飛行機の中から、ぜひ見てください!)

タモリさんの知識と「面白がる力」は半端ではなく、火山や防災、地球の動き、歴史、歌、アイドル、恋愛、下ネタ(?)など、あらゆるタイプの人に共通する部分があると思われる幅の広さでした。

なのでヘクスカズラにも、大いに盛り上がってくれたと思います!

(とても楽しい時間を過ごさせていただいたことに感謝します)

私自身は、伊豆大島を取り巻くプレートの動きが「伊豆大島火山」の個性を生み出し、それが火山と人との独特な関わり方を作ったのだなぁ…ということを改めて感じ、感動しました。

この番組を通して、伊豆大島火山のキラリと光る個性や魅力が深掘りできたので、あとは島を訪れる多くの人に、これをお楽しみいただけるように頑張ります😊

火山の専門家ではない私の語りが科学的に正しい範疇に入るのかどうか、川辺先生にはたくさんの時間を割いてアドバイスしていただきました。そして、伊豆大島ジオパークのUさんや事務局の皆さん、伊豆大島を愛する何人もの方々に協力いただきました。心より感謝いたします。

※先週放送されたブラタモリ「伊豆大島の火山~伊豆大島は世界に誇る火山愛ランド!?~」の再放送が決定しました!
[NHK総合1・東京] 2020年10月20日 午後11:45 ~ 午前0:30 (45分)です!
ぜひご覧ください〜😊

(かな)
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あれから7年

2020年10月16日 | 今日の大島
2013年の台風による土砂災害から、今日で7年が経ちました。
島では朝9時に黙祷の放送が流れ、午後からは追悼式が行われました。

私は午後から用事があったので、昼前に山と海を眺められる海岸(弘法浜)に行ってきました。


災害後、ずっと置かれている土嚢を横目で見つつ、海へ出ると…


7年前に大きく崩れた山の斜面は…


一部、木の生えていないところがあるものの、ほぼ緑にはなりました(冬に葉が落ちたら茶色くなるでしょうが)


7年前、流木に覆われていた海岸も、今日は静かな風景でした。


夏にはメインの海水浴場になる弘法浜ですが、潮が引くと溶岩が現れます。


600年以上前に、山の中腹の割れ目噴火口から流れて、元町地区を広く覆った溶岩。

こういう景色を見ると、私たちは火山が作った地面の上で生きているのだなぁと実感します。

7年前の土砂災害直後、ジオパーク関係の調査が行われた時、人の厚さぐらいの火山灰や土の層の下に黒くて硬い溶岩があったのが、強烈な印象で記憶に残っています。

これも弘法浜と同じ時代に、海まで流れた溶岩のはず。

液体として流れる溶岩流は、冷えると硬い岩になり、それ以上深く沢が削られにくくなります。土砂崩れの誘因にもなる一方で、人が暮らす土地の土台も作っています。


これからも、この地球で起こる噴火や地震、津波、台風などの自然現象の中で暮らしていく私たち。

学んだ経験を活かして、悲しい出来事を少しでも減らしたいなぁ…


そんなことを考えながら、美しい今日の海岸を歩きました。

(かな)
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三原山と…

2020年10月15日 | 植物
山を歩いていて見事な花を見かけると、三原山を背景に入れて写真を撮りたくなります。
きっと“綺麗な花”だけでなく、“火山が作った景色の中に生きている植物たち”の姿を、写したくなるからだと思います。

で、今日は、2020年の「三原山と花」の写真を探してみました。

4月初旬
1986年溶岩の上のオオシマザクラに、数個の花が咲いていました。

花数は少ないですが、凛とした姿がカッコ良くて大好きな桜です。


5月中旬
オオシマツツジのサーモンピンクの花がキレイでした。

1年のうちで一番、山が華やぐ季節かもしれません。


6月上旬
普段行かない方まで足をのばしたら、アズマノイバラの花が満開でした。

背後の黒い山は櫛形山で、右側に少し見えているのが三原山です。

6月下旬
ガクアジサイが、立派な花を咲かせました!

年々株が大きくなる気がします。

同じ頃、キョンの食害で数を減らした(と言われている)シマヤマブキショウマの群生を見つけました!

嬉しかったです。

7月下旬
サクユリが開花! 

風に乗って、甘い香りが漂ってきました。

9月初旬
まわりのいろいろなものにツルで巻きついていくセンニンソウが、草の上に広がって咲いていました。


イガアザミも一緒に咲いていました😊

背景にはチョッピリ霧で隠れた三原山(笑)

9月下旬
ハチジョウイタドリが花盛り!

噴火後も台風後も、いちはやく再生するたくましい植物です。

数日後、ススキも花を咲かせ始めました。


10月初旬
ノコンギクが咲くと、本格的な秋を感じます。


アシタバも見事な花を咲かせていました。

ススキの左隣の塊がアシタバです。

これからススキの種子を運ぶための冠毛が、夕日を浴びて美しく輝く時期に入ります。(写真は昨年11月末のものです)

きっと今年も、三原山全体が黄金色に輝く風景を、見ることができるはず。

楽しみです❤️

(かな)
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ジョウビタキ

2020年10月14日 | 
昨日のパトロールで出会いました。
今季初のジョウビタキ(メス)です。
手前の子ね。



ノビタキと一緒にいました。








「ヒッ、ヒッ、ヒッ・・・」と鳴いておらずまだ縄張りは決まっていないようでした。
まん丸お目々がやっぱりかわいすぎます。




見ているとホオジロ(オス)が近付いてきました。
ジョビ子が気になるのかな?

がんま
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歩けば必ず出会える「おっ!」

2020年10月13日 | 
ここ数日、モニターツアーの下見のため、身近な場所を歩く機会が何度かありました。
その時見つけた「おっ!」と思った風景です。

頭の上にナニモノカの視線を感じ、見上げたら目があったカマキリ。

1mぐらい上の大きな葉っぱの上から、私を見下ろしていました。ビックリして、狙われている獲物の気持ちがちょっとわかりました(笑)
スマホを取り出し、手を伸ばして写真を撮っても、ずっとそのまま。どういう気持ちだったのでしょうか。

海岸沿いに咲き誇っていたツリガネニンジンの花。

「こんなにあったっけ?」と思うぐらい、あちらこちらで見事に咲いていました。
美しい紫色ですが、夕方の斜めの光が当たると…

また違った色合いに!

色づき始めたノブドウも、いろいろな色があって可愛かったです😊

ちょっとチョコレート菓子に見えるような?

植えているお家の庭から逃げ出し、島のあちらこちらで花を咲かせているランタナの花。

三原山や裏砂漠では見ることがない植物ですが、虫たちには大人気で、イチモンジセセリや…
ウラナミシジミが、何匹も飛び交っていました。

ウラナミシジミが半分翅を開いていたので撮影!

渋い色使いでグラデーションになってて、大人な雰囲気!
翅の裏と表で、随分印象が違いますよね〜。

ピカピカのレッドカラーにソバージュまでかかっているススキを発見!

美しい〜❤️

ススキの黄色い雄花も、カワイイけれど…

見る方角を変えるだけで、2度楽しめます。

そして…
またまた、カマキリ!(笑)

高いところで獲物を狙っていたのでしょうが、海を眺めているようにも見えました。

歩けば必ず何かの「!」に出会える、島での暮らしに感謝❣️😊

(かな)
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台風の後

2020年10月12日 | 今日の大島

嫌っと言うほどの風がこれでもかと吹いて島の船便も変更や運休が有り、そして風が止んでも島の商店にはパンや牛乳が入荷していない状況は島では当たり前。でもね、大島はまだ良い方でもっと南の方の島では それがまだ何日か続いたりするそうです

 

 もう、大丈夫かなと亀が頭をにゅーと出すように 出かけてみる

 

近くは筆島

満潮なのかな?波は強いのですが こんな感じも多いかな

 

避難桟橋には車が一台いますが人影は見えない。何しているのでしょうか?

桟橋は今は潮は洗ってはいないが、少し前は桟橋を洗っていたかと思われます

 

波浮の竜王崎灯台

嵐の日には頼もしい光りなのでしょう。ン十年前の台風ではこの岬の裏側で船が座礁したことも有りました

 

やはり満潮なのでちゃぽちゃぽと水面が道と同じぐらいなので潮があがって来ています

 

 

釣れた

 

釣れたのはフグ 釣り人曰く『フグはいらない!』

海の中は墓のフグともっと小魚 コマセの後を追いまくっています

海中のエサも少なくお腹がすいているのでしょうか

 

うちの子はどうしているの?

嵐で居なくなってしまった?

居ました❤

 

こんな子も(生まれたて!昨日か今日か?)蝶の母さん台風が近づいて来ているのを感じて慌てて産んでいたのかも

 

枝の奥に居たのを捜していたら 臭角出ちゃいました

 

あの嵐の中を耐え抜いてきた子、秋になり数少なくなった子たちみんな羽化してね。それとも室内観察しようか?     う~ん考えよう(しま)

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