グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

二子山行

2020年12月21日 | 火山・ジオパーク

今年最後のジオパーク研究会の例会では島の南部にある二子山に歩きに行きました

 

大島火山の側火山で比較的に古い火山であることは分かっていますがはっきりした年代は不明なのです

西側の山は山の上に航空局の送信施設が有り立ち入り禁止地帯(海抜619m)、東側の山は何もないので山頂まで行けますが、行く人もいないようです。道が有りません

差木地から見た山 

ここに馬の首型が赤く出ています。ここを差木地の方はアカバンコウと言っています。結構昔から草が生えていなかったようなので不思議に思います。

 

南部から山に登る道の途中

角度が違うので同じ山とは思えないかも、右側の山が東山です。その下の写真真ん中が西山

そして、左端が三角(プチっと出ている私のお気に入り?)

 

歩きはじめて。途中私が休憩所と名付けたところからの見晴らし。ただし、石がゴロゴロして斜面 平地が有りません

眺めは抜群 (初めて来た時より植物が増えています)

 

みんな来ている?

木の下が多いのですが三角の下にやってくると強風が吹く為か背丈が低くなります

 

早目のお昼 西山の少し下になります。(山上左側にフェンスが映っています)

私だけ三角の下で食べています。(いつもならあちらで食べていたのですが)

座っている所は赤い酸化した石ころだらけ でも向こうも同じですがゴロゴロ石に注意の山です

みんなが座っている所の右側を下って来ました(木の下の谷です)

それで疑問、二子山と言いますが二つの個名は無いのかな?(しま)

 

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第5回モニターツアー「元気な火山島の"椿”と仲良くなろう)」

2020年12月20日 | ツアー
昨日「6つの物語でめぐる若くて元気な火山の島」モニターツアーの第5回、「元気な火山島の"椿”と仲良くなろう」を実施しました。

まずは到着港(岡田港)で今回のメインガイドの柳場が、全体の地形を見ながら、ごく簡単に伊豆大島火山の説明。


最初の訪問先は、椿花ガーデン。

園長の山下さんの案内で、園内を散策しました。

ジオ目線で、椿や一つ一つの園芸種にまつわる話など、経験と知識の宝庫の山下さん。

今回は椿好きのお客様が参加されていたみたいで、次々に質問が出ていました。

4歳の男の子も、お父さんの肩車で椿鑑賞!?

いいですね〜😀

そして手入れの行き届いた広〜い芝生広場は、子供たちが自由にのびのび遊べる空間だったようです😀

(敷地は3万坪だそう)

あまりに素敵な景色だったので、久々に家族ジャンプ❣️

子どもたち、頑張って飛んでいました〜😊

椿花ガーデンで観賞用の椿の花を見た後は、油を絞るタネをとるための「椿の森公園」へ。


子どもたちは、アッという間に、落ちているタネを見つけて教えてくれました😀


さて、「花」と「タネ」を楽しんだ後は、「枝」に親しみに藤井工房へ。
ノミとカナヅチを使って、またたく間に椿の枝から人形を彫りあげる藤井さんを、子どもたちが熱心に見ていたのが印象的でした。


切り口に薄く色をつけて年輪を数え、「椿がとても成長が遅く、硬くて丈夫な木である」ことを教えてもらいました。


その後、家族で絵付け体験。

室内が密にならないよう、元町ウオーキングと二手に分けることにしたので、2〜5名のお客様での実施となりました。

1時間後に完成した作品を並べて記念撮影!(スタッフ作成分含む)

なんて個性豊かなのでしょう!(私のも入っていますが、どれでしょう〜?笑)

藤井さん作成のトーテムポールと、イズノシマダイモンジソウのかわいい花と、9歳男子の作品のコラボ❣️

この作品を作った男の子は、「もうひとつ作りたい!」と言っていました。

実は私も、絵付は初体験だったのですが、メチャメチャ楽しかったです。
子どもたちも夢中になって描いていました(4歳の子は、うまくいかずに途中で飽きたけれど、最後は復活!)
やっぱり、ただ見ているのと自分で体験するのは全然違うのだなぁ〜と思いました😊

絵付体験のあとは、元町ウォーキングに出発!
高田製油所で、タネを絞る行程や椿油の歴史など教えてもらい…


その後、海岸の夕陽へまっしぐら!


砕ける波頭を照らす太陽の光が、とても綺麗でした。


そしてすっかり足長になった、皆さんの影を見ていたら、急にあるアイデアが浮かびました。
それは…

影絵ジャンプです!(笑)

もう1枚!

飛んでる時、自分たちの姿が見えるのが楽しかったです😊

花もタネも枝も活用してきた「若くて元気な火山の島」の暮らし。
様々な角度からの椿の魅力を、1日を通してお客様に楽しんでいただけたでしょうか?
そうだったら、嬉しいです😊

(かな)
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ナナフシ(ナナフシモドキ)

2020年12月19日 | 
16日に庭で見つけました。
大島ではちょっと珍しい緑色の個体です。
寒いので家の中で撮影開始。


大きさはこのくらい。
まだまだ子供です。


踏ん張ってる~。


なんか眉毛みたいのがある!


撮影のあとは外に放しました。
元気で大きくなれよ~。

がんま
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明日からモニターツアー!

2020年12月18日 | 火山・ジオパーク
明日から、「6つの物語でめぐる若くて元気な火山の島」の第5〜6回のモニターツアーが開催されます。

コロナ感染が急増していますが、密にならないようスケジュールを変更し、感染予防により気をつけて実施する予定です。

数日前2回に分けて、ガイド仲間と下見に行ってきました。

「椿」をテーマとした日は、「きれいな花」としての椿だけでなく、なぜ伊豆大島は椿の島なのか?、椿は島の生活の中でどのように使われてきたのか?、などを見ていただきたいと考えています。

また、とても素敵な「椿に関わる人」に会っていただきたいと思っています。

お一人は、夏も咲く椿を作ろうと挑戦中の椿花ガーデンの園長・山下さん。

我が子に接するような愛情を、椿に注いでいる方

土づくりも工夫されています。


手入れの行き届いた園内は、美しくて快適です。


かわいい椿の木と富士山のセットが最高です😊


もうお一人は、喫茶店を経営しながら、昔の島の文化を残そす活動を継続されてきた藤井工房の藤井さん。


ここでは硬くて丈夫な椿の枝の特徴を教えてもらい


椿の木彫り人形の絵付け体験を予定しています。

このところのコロナ感染者急増を受け、工房での密を避けるため、2チームに分けて絵付けを行うことにしました。

体験をしない時間は、元町地区を散策しながら高田製油所を見学させていただけることになりました。

実は諸事情により、今日になって急にお願いしたのですが、快く2回の説明を引き受けてくれました(感謝)

2日目は、野外でのアシタバ観察ウォークと、農園でのアシタバ摘み体験。


畑まわりに生えた明日葉を観察しながら


昔の伊豆大島の風景を、島生まれのガイドから学び…


元気なアシタバが、どんなところに生えているのか話し合いながら歩きました。


両日ともスタッフは、不織布マスクをつけて、距離や会話などもみんなで徹底しながら、お客様をお迎えしたいと思います。

もともとコロナ感染の対策をしながらのジオツアーを、模索するために始まったこの事業。
今週末がまさに正念場。

参加した方が、「これだけ対策しているなら、感染するわけない」と思っていただけるよう、感染防止もおもてなしという気持ちでツアーに臨みたいと思います。
(かな)
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トキメキ風景とオンラインツアー終了のお知らせ

2020年12月17日 | その他
今日は、以前ブログでお知らせした「オンライン東京ツアー」の当日でした。

写真や動画を組み合わせてツアーを作り、20人のお客様を裏砂漠に「ご案内」しました。
初めてのオンラインツアーで、ズームのトラブルもあって慌てましたが、参加してくださったお客様のリアクションのおかげで、楽しい時間を過ごせました。
ご参加いただいたお客様、ありがとうございました。

え〜、ツアーは室内で私がガイドだったし、ギリギリまでパワーポイントを作り込んでいたので、今日の写真は何もありません。
オンラインツアーの様子は、いずれ公開されますので、その時にご紹介します。

でもそれでは寂しいので、昨日見つけたトキメキ風景を数枚ご紹介します。

1・溶岩に打ち付ける白波と、大室山!


2・ふと見上げたら、頭上に咲いていたピンクの椿


3・ふと見下げたら、足元にあったトウダイグサの紅葉。


4・ブラブラ風に揺れるヒモミノガがいっぱい!←これにトキメク仲間がいる幸せ❤️(笑)

トキメキは続く…

(かな)
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ムクドリさん

2020年12月16日 | 
なんだか久し振りに出会った気がします。
9日の牧場で1羽のムクドリを見つけました。



青草の中でちょっと春っぽく撮れました。

食べ物を見つけてパクリ。

なんだろう・・・コガネムシ系の幼虫かな。

ちょっと警戒!

このあと一緒にいたハクセキレイと飛び立ちました。

オマケ画像は昨日の富士山。

こうして半分雪が積もるのを見るのは珍しいかも。

がんま
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いっぱい共感!

2020年12月15日 | ツアー
日本海にある「隠岐ユネスコジ世界オパーク」の事務局スタッフをしているMさんが、休日を利用して来島され、火口〜裏砂漠を歩いてきました。

およそ2億5000万年前のものもある隠岐の石に比べ、わずか34年前に地上に出てきたスーパーヤングな溶岩。

「お若い溶岩〜」というお客様の表現が面白くて、とってもツボにはまりました(笑)

昨日までの強風も弱まり、雪を被った富士山や大室山がくっきり見えて爽快でした。

(火山がいっぱいだ〜)
    
朝8時のスタートだったので、太陽の位置が低く、鳥居の少し上で輝いていました。

あと少し早ければ、鳥居に太陽が入ったのかも?(ちょっと残念😅)

最初やや少なめだった噴気は、見ているうちにどんどん量が増えていきました。


こりゃ〜すごい!

これは絶対、遠方からのお客様への三原山からの挨拶に違いないです(笑)

三原山下山後も、ダイナミックな火山風景を楽しんでから…


ススキの中を歩きました。

昨日の強風で種子が飛んだのか、キラキラ〜が、チラチラ〜に、近づいてきたけれど(笑)、十分キレイでした☺️

冬でも元気なアシタバが、ツヤツヤの葉を広げていました。

この緑色! 見てるだけで元気がもらえる気がします☺️

裏砂漠では、稜線で風と遊びました。

ちなみに、この写真カッコ良くて気に入っております❣️(笑)

樹海に入ったら、昨日の風のせいか、新たな倒木が数本増えていました。

昨年の台風の倒木は根こそぎ倒れているものがほとんどだったのに、今日見たものは幹の下の方が折れているものばかりでした。なぜ??

昨年倒れた倒木の幹から、新しい枝を伸ばして再生を始めたたくましい木。

ここではMさんが空を入れて写真を撮っているのを見て、私も真似してみました。

なるほどこの角度の方が、新しい枝たちが空の光を求めて伸びているのがわかりますね☺️

今度から、空入れて撮ろう!

Mさんは「ジオパークで仕事する前から、ジオパークに旅をしてきた」そうで、今回も「太平洋側の元気な火山にとても興味がある」と来島されました。

当然話が弾み、5時間半のツアーの間中、いろいろな話をしました。
地球のこと、火山のこと、生き物たちのこと、ジオパークのこと…
いっぱい共感したり、感心したりしました。

とても豊かな時間を過ごさせていただいたことに感謝です。
(まだ話し足りないような気も💦)

ところでツアー最後に、真っ赤に紅葉したメギの葉に出会いました。

1〜2cmの小さな葉っぱのツヤやかな赤!
ほのぼのしました〜❤️

(かな)
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可愛いゲスト

2020年12月14日 | ツアー

雨の日にお迎えしたのは可愛いゲストでした。大粒の雨が降るので他の所をと思ったのですが、『傘を差しても歩く』とのこと  根性あるね

ほんの少しの赤い紅葉を見たり 棘を触ったり 島では少ない水溜りに遊んだり

風が少ないので傘をさすことが出来たのは幸いでしたが、このゲスト中々 恥ずかしがり屋さんなのでお母様の陰にちょっと隠れ気味。それでも私の話は聞いてくれている様で安心出来ました。

 

キラキラの石(溶岩です)を捜して

ハートの穴の石も見つけてくれました

 

でも、私はこの可愛いゲストを2回も泣かせてしまいました

坂道を登るときに急いで登ったので転んでしまい    わぁ~

急いで飲んだお茶が熱くて わぁ~ん   ごめんなさいね

 

風に飛んだシャボン玉を追ってまた転んでしまうのではないかとちょっとヒヤヒヤした私でも有りました。

 

この次は夏に来て海に魚を見に行きましょう。それから貝殻を拾いにも行きたいな

でも、海の波が怖くてまた泣いちゃうかな?(しま)

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夕暮れ時の裏砂漠

2020年12月13日 | ツアー
昨日、3名のお客様と、火口〜裏砂漠を歩いてきました。

朝から雨が降ってて「午後から止む」という予報だったので、先にお弁当を食べてから12時ごろ出発。

先は見えないけれど、雨は止んでいました。

女性陣は「ブラタモリを見て大島に来ようと思った」とのことだったので、番組に登場した看板前で写真を撮り…


1986年溶岩の「きわ」にも行きましたが、まだ遠くは見えませんでした。


5月が花の時期のオオシマツツジが、鮮やかなサーモンピンクの花を咲かせていました。

(蕾もいっぱいつけて、実に堂々とした咲きっぷりでした💦)

そして山の上の「火口一周コース」に着いたころから、雲が取れてきました。

もちろん皆さん(私も)「おおお〜!」と大喜び☺️

雲の向こうに、伊豆の山が見えてきたのも嬉しかったです。


風もないし、火口を一周することになったので、この場所でお茶タイム。


溶岩トンネルは表面が滑らかで座り心地が良いです❤️

ちょっと固いですが(笑)

日没が早いので、いつもより早めに休憩を切り上げて、火口一周コースを歩き始めました。
すると…

真っ黒の三原新山から放射状に伸びる雲!

あまりのカッコいい雲に、大コーフンして写真を撮りました。


火山弾の背景の雲も、良い感じですよね?


噴気と雲〜!!

(コーフン継続中・笑)

どの場所も、皆さんから「お〜!すごい!」という声がでる美しさでした。

最初が霧だったせいもあり、目の前の景色がより一層輝いて見えました。

コケの生えた火山弾の秋色(木苺の葉が黄色くなっていました)を楽しんだり

あれこれ観察しながら歩いて…

裏砂漠に着いたのは、日没の30分前ぐらいでした。


上空に再び現れた雲が、山の向こうの海に沈みつつある太陽の光で、うっすらピンク色に染まっていました。

普段なかなか日没ギリギリまで裏砂漠にいることはないので、いつもと違う色使いの景色が、とても新鮮でした。

こんな景色、見たことがない気がする…。

は〜、きれい!

ピンクに染まる雲に、見惚れっぱなしでした☺️

お客様は何度も「すごい」と、私と一緒に喜んでくれました。

そして「テレビで見るのと実際に来るのでは全然違う」「ここは変化が感じられる場所なんですね」と、ガイドにとって、と〜〜っても嬉しい言葉で、感想を述べてくれました。

日没20分後、なんとかライトなしで歩けるギリギリの時間にツアー終了。

夕方の淡い色の光の中を、お客様と共感しながら歩けて、とても幸せな昨日の午後でした❤️

(かな)
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アケビコノハ

2020年12月12日 | 
水に落ちているのを救出、そのうち恩返しに訪れるでしょう。

びしょ濡れだったのでいつもよりもマット感が増している気がします。


顔もびっしょりです。
落ちてそんなに時間が経っていないのでしょう、指につかまるチカラは十分でした。
この感触がたまらないんですよね~。
なんか引っかかる感じ。


ささ、ここにとまって翅を乾かしなさい。


さすがの擬態。
久し振りに大型ガを手乗りにできて大満足でした。
(9日撮)

がんま
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