「石洞の桜」と勝手にタイトルを付けてしまったが、恵那市上矢作町の石洞地区にある無名の桜である。「新田の桜」を見た後で、同じ町内の国道257号を北上すると直ぐ、左側の山裾に満開の桜が目に入ってきた。それほど大きな木ではないが、周囲は田圃だけで殆ど何もない場所に1本だけポツンと立っているので、充分に存在感がある。樹齢はまだ若いのに、風格すら感じられる美しい桜だ。聞くところによれば、「新田の桜」から株分けされた桜だそうだ。
今年の我が桜見物は、心がけが良かったせいか晴天に恵まれ、比較的近いところにある一本桜を充分に楽しませてもらった。東海地方の桜は、山間部を除いてどこも昨日の雨で終わろうとしているので、この“桜シリーズ”も、取り敢えず「石洞の桜」を最後としよう。