nikkurei社長のひとこと**ケアマネは希望の星だ**

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「2012年度介護報酬改定に向けたメモ」の視点

2011-04-18 23:26:12 | ケアマネジメント
23年4月13日の給付費分科会に提出された厚生労働省資料で、有機的かつ一体的に地域包括ケアを実現する際の視点として
1、地域包括ケアシステムの基盤整備を地域で介護を支える体制を構築すること
2、医療と介護の役割分担・連携により、効率的で利用者にふさわしいサービスを提供すること
3、質の高いサービスを確保するため、利用者、事業者、サービス提供者の努力を促すようなインセンティブを付与すること
4.認知症にふさわしいサービスを提供すること
5、地域間、サービス間のバランス・公平性に配慮すること
以上5つをあげている。
有機的かつ一体的なケアという表現でいうサービスとは今度の法改正に新設される複合型サービスのイメージか、と思う。極端な言い方をすれば複合型サービスは介護サービスのなかに訪問看護を入れるというものだろう。だとすると次にでてくる「医療と介護の役割分担・連携」とは矛盾した姿になるのと認識せざるを得ない。さらには24時間地域巡回型訪問サービスを地域密着型として定額制にした場合、質の高いサービスを確保するためにインセンティブを付与する考えとも矛盾すると考える。
いままでの資料からすると、どうも今回の改定では法律案と介護報酬との間で整合性が取れていないように見える。制度設計は隘路に入り込んでいるような気がする。ここから脱出する視点はケアマネジメントにある。
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