厚労省が調査した介護事業のうちディ、ショート、訪問介護の事業所の休業の報告を見ると新型コロナウィルス感染症の介護事業所への影響に変化が読み取れる。
始めはディサービスとショートスティで休業となったが、最近は訪問介護事業所で休業が増えている。それでも最近は休業件数の増加は前週より件数は減ってきているので、介護事業で新型コロナウィルス感染症の対応が進んでいる可能性があるといっていいだろう。
4月6日から12日でディ、ショートの休業件数は503件、13日から19日では858件と1.7倍の増加だ。
これを訪問介護でみると22件から51件と倍増以上の休業がある。始めが名古屋などでディサービス利用者の感染が発生したことでディやショートで休業したのが、最近では訪問介護で休業が増えていることから、感染の状況の変化や情報により介護事業所での対応に変化があったかと推測される。
全国と7都府県でみるとディ・ショートで全国では503件から858件と1.70倍、7都府県では267件から449件と1.68倍と7都府県の休業数は鈍化傾向に、訪問介護でも全国では22件から51件で2.31倍に比べ7都府県は7件から16件で2.28倍とこちらも鈍化している。
このことからも介護事業で新型コロナウィルス感染症への対応が進んでいるといっていいだろう。