nikkurei社長のひとこと**ケアマネは希望の星だ**

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伊藤銀月「日本警語史」

2011-07-31 14:44:37 | Weblog
珍本である。
歴史に残る言葉や名言などを警語と言ったものかと思う。その警語なるものを歴史的に集めたものであるが、また、その文章が独特な日本語の修辞に彩られている。
一文を提供したい。
「足利氏の支配を受くる武人中の二大頭なる、山名氏、細川氏を両軍の首脳と為して、京都を東西より挟み、細川氏に属する東軍二十三州十一万六千人と算せられ、しかしてこれに参加する者、上は将軍より中は大諸侯、下は小身微力の士人に至るまで、一として、私怨私憤のために、もしくは私利私欲のために、自ら逞しうせんとして、相結託し相加担せる者にあらざるはなく、しかのみならず、これを横より観るときは、これ、血縁の分派によりたる陰晦(曇ってくらい)なる家庭の波瀾を、幾重にも累積して、膨大ならしめ複雑ならしめたるものに他ならず、応仁の乱の性質、此の如くそれ下劣なり。
故に、日本史上の精華として、絢爛煌耀人目を眩するに足れる、群雄割拠時代まさに来らんとする前の戦争、しかも、群雄割拠時代を招致すべき準備的変乱たる性質の戦争としては、徒にだらだらとして十有一年の長きに連なり、東西両軍の総帥勝元、宗全の二人者が、ついに1ヶ月を隔てて、相踵いて逝きしにも拘わらず、余衆なお対陣して四年の久しきに至りつつ、その間に一の義憤なく、一の清操なく、奇策の人を驚かしたるなく、殊勲の衆に抽んでたるなく、平々凡々、混々沌々、ただ無数の蛆虫の糞汁裡に蠢爾たるを認むるの外、如何に眼を拭うも何物をも見出だす能わざりしこと、却ってこれ怪訝に堪えざるが如しとイエドモ、細かに当時の事情を探求し来たらば、また此の如くなるの己むを得ざりしを首肯するに、吝ならざらん」
なんとも現代のPCで変換しない日本語の羅列、しかし読む言葉にリズムがあり、どこか楽しくもある。
さらには、いまでは言われなくなった言葉、たとえば「モウコが来る」というえば泣いている童が泣き止むとか、「うちの桂昌院様がやかましい」と母や妻の権力を握っていることを揶揄した表現とかが紹介されており、その点でも面白い。
日本にはこんな本もあり、一読を勧める。
(講談社学術文庫)
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久々の給付費分科会

2011-07-30 21:28:33 | 経営
6月16日の第76回の開催以来、開催が途切れていた給付費分科会が7月28日に第77回が行われた。内容はまだよく見ていないがリハビリと福祉用具を中心にヒヤリングが行われ柏市の取り組みが紹介されたらしい。特に千葉県が行なっている医療再生プロジェクトに柏市が入っておりその関係で地域包括ケアシステムの例として紹介されてものであろうか。
次回の開催は8月10日で「介護報酬改定について」が議題として予定されている。
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ケアマネジャーにとっての地域包括ケアシステムとは

2011-07-29 23:29:41 | 経営
いままでの制度の移り変わりから介護保険だけで要介護状態の高齢者を支えきれないことが明らかなっている。たとえば散歩に同行するなど介護保険のサービスから外されたように、介護保険の財源だけでは限界があり、そのために生活援助という分野を設けて、しかも地域包括ケアシステムのなかに収めることで援助を実現使用としている。
ケアマネジャーにとって改定のたびごとに介護保険は使いにくくなるといわれるが、これからは介護保険でない援助方法を予防で見るのか、生活援助でみるのか、または住まいで行うのかという選択肢が増えることを示唆している。ただ、これらサービスの充実は待っていただけでは実現することなく、ケアマネジャーが介護保険事業計画を立案する行政に要求して実現するものだろう。
介護保険以外のサービスをどのように地地域包括ケアシステムに実現していくかはその地域のケアマネジャーの責任といっても誤りでない。
つまり、これからは介護サービスが十分でないと嘆くことは許されないということになる。
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地域包括ケアシステムと第5期介護保険事業計画

2011-07-28 17:45:11 | 経営
介護、医療、予防、生活支援そして住まいからなる地域包括ケアシステムを次期介護保険事業計画に盛り込むことになり、その内容を検討してきた。
それぞれの自治体で5つの事業を連携しつつ立案していくこととになるが、ここで留意して欲しいことは5つそれぞれの計画だけでなく横のつながりを構築することである。たとえばDPC医療機関に限らず急性期では在院日数は18日ぐらいが当たり前になってきており、患者が転病や転棟でなはなく在宅に戻りたいと希望した時に介護認定されている高齢者ならば院内カンファレンスで退院に結びつければいいが、介護認定されていない患者の場合退院後在宅での療養において介護保険を利用することとなり認定されていないとケアマネジャーは特例で暫定のプランを作成することとになり認定結果を気にすることが負担になる。地域包括ケアシステムを考慮するとき介護認定の期限は30日であるから30日で認定すればいいというわけにいかなくなるだろ。医療からは調剤薬局がなく院内処方にならざるを得ない地方の医療機関にとって薬剤が時間がかからないで入手できる体制の整備という生活支援を求められることもあるだろう。
こうした横のつながりを計画のなかに盛り込まなければ地域包括ケアシステムは単に作文をしただけのことに終わる。
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将来と地域包括ケアシステムを見据えた介護保険事業計画を

2011-07-27 23:02:38 | 経営
第5期介護保険事業計画を策定するために住民の状態を把握する必要から日常生活圏域ニーズ調査を行うこととされている。この調査結果と地域包括ケアシステムとを結びつける視点を忘れないように留意して欲しい。
厚生労働省の手引きでも地域包括ケアシステムは社会システムであり各自治体での高齢者のピークを想定して対応する事業計画とするよう求めているが日常生活圏域のニーズ調査の結果だけにとらわれると現状の姿で介護保険事業計画を策定することになりかねないという指摘はなく、地域包括ケアシステムとこの調査結果とを結びつける視点が欠落することを恐れる。
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地域包括ケアシステムは我が町の社会システムのグランドデザイン

2011-07-26 19:06:10 | 経営
地域包括ケアシステムは壮大なプロジェクトであるが故に同文書では「直ちに地域包括ケアシステムの全てを構築することは困難であるため、例えば、最初から全ての領域に均等な整備を目指すのでは無く、まずは各地域の地域資源の状況をはじめとした地域特性等の実情に応じた基盤整備を優先的に進めていく」と第5期の介護保険事業計画の期間にとらわれることなく「各自治体の高齢化のピークを迎える時期までに」構築することを念頭に置いて策定することとなる。
いわば我が町の、我が村の、我が市の社会システムのグランドデザインを描くようなものと言える。







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地域包括ケアシステムは壮大なプロジェクト

2011-07-25 18:09:08 | 経営
第5期介護保険事業計画を策定する際には日常生活圏域のニーズ調査を行うことになっている。その説明文に「少子高齢化と人口現象に対応した社会システムを地域で構築していくことが重要である」と述べる。「少子高齢化にと人口減少に対応した社会システム」を構築することを介護保険事業で行うという、簡単に説明しているがなんと壮大なプロジェクトに取り組むことを示唆している。しかも市区町村が実施当事者であるという、市区町村は21世紀に向けた社会作りに取り組むことになる。
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蓮花

2011-07-24 15:40:54 | Weblog
近くに池があり、いま、蓮華の花が咲いている。

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土用の日

2011-07-23 21:25:28 | Weblog
昨日は土用の日とかで
「石麻呂にわれ物まをす夏やせによしといふものぞ鰻とり食せ」と、大伴家持が歌った万葉の歌。(巻16・3853)
石麻呂という人は痩せていた人のようで、それをからかったかいたわったかは、夏痩せに鰻を食べろと進める家持である。
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地域包括ケアシステムの中身

2011-07-22 23:06:02 | 経営
7月11日に行われた「第5期介護保健事業(支援)計画の策定に係わる全国会議」の資料1「第5期介護保険事業計画の策定に当ってのポイント等について」に地域包括ケアシステムのことが触れられている。
たとえば計画策定の背景の項には「計画の策定に当たっては、高齢者が可能な限り住み慣れた地域で、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、1介護、2予防、3医療、4生活支援、5住まいの5つのサービスを一体化して提供していくという『地域包括ケア』の考え方を念頭に置きつつ」サービス提供体制の実現につなげることが今回の計画の背景と行っている。ここで地域包括ケアを5つのサービスを一体化して提供することと説明している。
さらにそのイメージとして「計画は、老人福祉計画と一体のものとして作成され、また、医療計画、健康増進計画、高齢者居住安定確保計画、地域福祉計画等、要介護者等の保健、医療又は福祉に関する事項を定める各種計画と調和が保たれたもの」であると説明している。
どうやら「地域包括ケアシステム」とは介護保険事業計画において計画されるもので、その中身は市区町村が行う各種事業の計画と調和をとったもので5つのサービスを一体化して提供する体制を言うらしい。そして今回の介護保険事業計画でその体制を実現するために計画を策定し来年度から3カ年で実現させるものと理解することができる。
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