ニッセイ主催のシンポジウムで同志社大学の小野谷先生は地域福祉から「これからの地域福祉には各職種が越境していく必要がある。いままでは職種連携だったがこれからは機能連携が必要」だという。考えるべきことだと思う。
地域包括ケアシステムに関するシンポジウムがあり、厚労省老健局の三浦局長の講演を聞いた。講演の最後で一億総活躍社会の介護離職に触れ、彼は介護によって離職した人のなかには離職したあとに介護保険があることを知った40代50代の人がいて、いまだに介護保険制度が衆知されていないので理解してもらう努力をすべきと述べていた。
地域包括ケアシステムに関するシンポジウムがあり、厚労省老健局の三浦局長の講演を聞いた。講演の最後で一億総活躍社会の介護離職に触れ、彼は介護によって離職した人のなかには離職したあとに介護保険があることを知った40代50代の人がいて、いまだに介護保険制度が衆知されていないので理解してもらう努力をすべきと述べていた。
支援終了後も患者の人生は続くと病院のMSWの発言は含蓄ある。居宅から施設に入所した要介護状態高齢者も同じだが、これを介護支援専門員はどう考えるか。
一般病院のMSWからレスパイト入院という発言がった。要介護状態の高齢者と同居している家族のために一時高齢者に入院してもらうということか。くわしい説明が聞けなかったことが悔やまれる。
MSWでの会合で医療機関間連携も含め患者・利用者支援で祖語を生じないようにするには氏名や住所だけでなく種々状況を伝えたいとの発言があった。受け取った者が自分でアセスメントをせず、他人の判断を鵜のみにして事足りるとしたらそれはそれで支援の進歩がない。
治療契約によって患者も治療内容を理解し治療効果をあげるようであれば、処方契約(CDTM)も有効かもしれない。
ただ、薬剤師に臨床の経験がないこと、コミュニケーションが取りにくいことから処方契約は進んでいないようだ。そこで治療契約の在り方は処方契約にも生かせるかもしれない。
ただ、薬剤師に臨床の経験がないこと、コミュニケーションが取りにくいことから処方契約は進んでいないようだ。そこで治療契約の在り方は処方契約にも生かせるかもしれない。
精神科病院のMSWが治療契約をするという話がしていた。自分で薬が飲めるような状態になった、興奮状態となることが落ち着いたなどとなったら退院するという内容らしい。
治療契約は示唆に富む、例えば薬剤師の処方契約につながりそうだし、介護施設での介護契約にも考えられそうだ。
治療契約は示唆に富む、例えば薬剤師の処方契約につながりそうだし、介護施設での介護契約にも考えられそうだ。
MSW団体の医療福祉講座での発表者に精神科のMSWがいた。精神科治療では患者のバックボーンの把握が欠かせないという。したがって医師だけでは治療は完結せずMSWによって生活面などの情報が治療に求められるという。精神科治療ではICFの活動、参加領域の占める割合が多いようだ。
MSWの会合で「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進する関係法律の整備等に関する法の狙いと影響」と題する講座に参加した。この法の解説から一部の医療従事者は介護への理解があることがあらためて認識できた会合だった。