診療所が開設する居宅介護支援事業所の設立目的は先生の在宅医療の思いを形にしたもの。だがその趣旨を理解できない介護支援専門員が業務を行っていると先生にストレスがかかり、当然介護支援専門員にも負担が生じる。
先生としては自院にかかっている高齢の患者が自宅でしっかり薬を飲んで今の状態を維持したい、次回の受診に来院し様子を確認したい、ので介護支援専門員に生活支援をと考えている。
最近介護支援専門員の担当件数が減少し居宅介護支援事業所の収支がさらに悪化した。これをみた先生は怒るわけです、「担当件数が減っているのはどうしてだ、わけは分かっているのか」「件数が減ったら事業所の経営は悪くなる。担当の件数を増やせ」、こんなこと言われえても介護支援専門員は「季節の変わり目で入院する高齢者が多いし、施設への入所を希望していたことがようやく実現したのだし、どうしても件数は減るのだけど」と思うわけです。
そうしたことが何回かあり、結局は診療所が行う居宅介護支援事業所は閉鎖ということになる。
先生の思いは別にして、介護支援は当然のことながら診療所が行っている居宅介護支援事業所が行うことは自院の状況を把握することにあります。
自院の患者さんのうち高齢者がどれくらいいるか、それはだれとだれか、その患者さんは介護認定されているか、そして介護支援専門員が担当しているか、これらの項目を把握することから仕事が始まります。自院の患者さんをしっかりサポートするのは当たり前、外来数60名程度/一日だと月の来院数は延べ1200から1300人、患者さんは月一回の受診もあれば2か月に一回の人も、逆に2週間に一回程度割で受診する患者さんもいるので実患者数を1000人とします。そのうち高齢者を85%と想定し介護が必要と思わる割合は高めに考え25%として計算すると介護支援専門員の支援対象となる患者さんは200名ぐらいでしょうか。さてこの200名の患者さんの自宅での療養はどうなっているのでしょうか、そこが診療所開設の居宅介護支援事業所が注目するところです。
先生の思いは患者さんの病気が悪くならずに健やかに毎日を過ごしてほしい、そのために先生は治療をしています。そこで自宅での生活が心配な患者さんに外部の介護支援専門員でも付いていればまずはひと安心ですがそれがどうなっているかわからないでは先生が行ってきた治療が無駄になりかねません。先生の患者さんですからできれば先生の意向が分かる介護支援専門員が担当するのが望ましい。一番いいのが自院の介護支援専門員ですが外部の方でも先生のことを分かっている介護支援専門員が望まれる。仮に先生のことを知らない介護支援専門員だとしても担当していること自体をよしとしましょうか。
この200名の患者さんたちの服薬管理、転倒の危険回避、食事と水分管理、運動と地域とのかかわり、これが実現できているかどうかに注目してアクションを起こすのが診療所の居宅介護支援事業所の仕事と理解します。このアクションの結果が担当の件数にあらわれてくるものと思います。
先生としては自院にかかっている高齢の患者が自宅でしっかり薬を飲んで今の状態を維持したい、次回の受診に来院し様子を確認したい、ので介護支援専門員に生活支援をと考えている。
最近介護支援専門員の担当件数が減少し居宅介護支援事業所の収支がさらに悪化した。これをみた先生は怒るわけです、「担当件数が減っているのはどうしてだ、わけは分かっているのか」「件数が減ったら事業所の経営は悪くなる。担当の件数を増やせ」、こんなこと言われえても介護支援専門員は「季節の変わり目で入院する高齢者が多いし、施設への入所を希望していたことがようやく実現したのだし、どうしても件数は減るのだけど」と思うわけです。
そうしたことが何回かあり、結局は診療所が行う居宅介護支援事業所は閉鎖ということになる。
先生の思いは別にして、介護支援は当然のことながら診療所が行っている居宅介護支援事業所が行うことは自院の状況を把握することにあります。
自院の患者さんのうち高齢者がどれくらいいるか、それはだれとだれか、その患者さんは介護認定されているか、そして介護支援専門員が担当しているか、これらの項目を把握することから仕事が始まります。自院の患者さんをしっかりサポートするのは当たり前、外来数60名程度/一日だと月の来院数は延べ1200から1300人、患者さんは月一回の受診もあれば2か月に一回の人も、逆に2週間に一回程度割で受診する患者さんもいるので実患者数を1000人とします。そのうち高齢者を85%と想定し介護が必要と思わる割合は高めに考え25%として計算すると介護支援専門員の支援対象となる患者さんは200名ぐらいでしょうか。さてこの200名の患者さんの自宅での療養はどうなっているのでしょうか、そこが診療所開設の居宅介護支援事業所が注目するところです。
先生の思いは患者さんの病気が悪くならずに健やかに毎日を過ごしてほしい、そのために先生は治療をしています。そこで自宅での生活が心配な患者さんに外部の介護支援専門員でも付いていればまずはひと安心ですがそれがどうなっているかわからないでは先生が行ってきた治療が無駄になりかねません。先生の患者さんですからできれば先生の意向が分かる介護支援専門員が担当するのが望ましい。一番いいのが自院の介護支援専門員ですが外部の方でも先生のことを分かっている介護支援専門員が望まれる。仮に先生のことを知らない介護支援専門員だとしても担当していること自体をよしとしましょうか。
この200名の患者さんたちの服薬管理、転倒の危険回避、食事と水分管理、運動と地域とのかかわり、これが実現できているかどうかに注目してアクションを起こすのが診療所の居宅介護支援事業所の仕事と理解します。このアクションの結果が担当の件数にあらわれてくるものと思います。