寝たきりになるきっかけの1つが骨折ですが、その時によく話題になるのが、骨が「すかすか」状態という骨粗鬆症ですね。いままでの治療は簡単にいうと治療薬で骨の溶け出すのを抑えることでなんとか骨密度を保つ、ビタミンDや運動によって骨密度を上げるという方法でした。そこに薬の投与によって骨を増やすという治療薬・テリパラチド(商品名・フォルテオ)が登場しました。ただ、この薬は1日一回皮下注射をしなければなりません。毎日自分で注射をするのです、インシュリンのように。高齢者特に在宅の要援助者にとっては使用が難しいです。さらには生涯での使用期間が18カ月と制限があり、ますます使用するのが難しい。しかし骨密度を改善する効果があるので治療としては有効ではあります。問題は在宅の高齢者に医師が処方箋を書いたときに介護としてどうするかです。
なんといっても介護の立場から医師に処方が実行できるかどうかを伝え、医師と一緒になって骨粗鬆症のリスク軽減を図るという目的で相談することでしょう。そのなかから投薬でいくのか転倒防止の環境を整える方向で行くのか、別の治療を選択するのか、またはそれらの組み合わせで行くのかを考えることになります。
医療の変化によって介護の方法も変わるという例です。逆に介護状態によっては治療方法にも変更を迫るということです。
なんといっても介護の立場から医師に処方が実行できるかどうかを伝え、医師と一緒になって骨粗鬆症のリスク軽減を図るという目的で相談することでしょう。そのなかから投薬でいくのか転倒防止の環境を整える方向で行くのか、別の治療を選択するのか、またはそれらの組み合わせで行くのかを考えることになります。
医療の変化によって介護の方法も変わるという例です。逆に介護状態によっては治療方法にも変更を迫るということです。