年金、医療や介護に使われた費用が社会保障費ですが、それが2008年の費用が94兆円で過去最高額になった。国立社会保障・人口問題研究所の発表である。内訳は年金が49兆5千億円、医療が29兆6117億円、福祉その他が14兆9千億円となっている。さらに高齢者にかかる給付費は合計で65兆4千億円。その内訳は年金48兆2千億円、高齢者の医療が10兆4千億円、介護など老人福祉サービスが6兆7千億円、高齢者の雇用に係る費用が1200億円となっている。
94兆円、これを経済効果とする方法はないものか。公共投資は2次、3次の需要を生むが社会保障費には公共投資ほどの波及性がないのかもしれない。または社会保障費は恒常的に支出されるので経済成長への影響は織り込んでしまっているのかもしれない。
だが、いよいよ社会保障費を見据えた議論は避けるわけにはいかなくなった。この時期にあわせるように介護報酬と診療報酬の同時改定が真近かに迫っている。
94兆円、これを経済効果とする方法はないものか。公共投資は2次、3次の需要を生むが社会保障費には公共投資ほどの波及性がないのかもしれない。または社会保障費は恒常的に支出されるので経済成長への影響は織り込んでしまっているのかもしれない。
だが、いよいよ社会保障費を見据えた議論は避けるわけにはいかなくなった。この時期にあわせるように介護報酬と診療報酬の同時改定が真近かに迫っている。