nikkurei社長のひとこと**ケアマネは希望の星だ**

ケアマネジャーに笑顔をもたらす会社です
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若い人との会話で感じた介護業界の遅れ

2008-05-30 15:31:36 | 経営
ソーシャルイノベーションを勉強している学生などと話す機会がありました。
学生を相手に介護保険制度やらケアマネジャーのことなど話したのですが、「ケアマネジャーが制度のハブになっている」という理解の仕方、「ケアをプランニングすることに吃驚すると同時にプランの評価が重要」と理解をしていただき説明のしがいがありました。
外部の人、何も知らない人に1から説明することは自分の考えをまとめる機会でもあり、相手の理解度を測りながら説明していくことは介護制度のわかりにくいところが把握することにつながり勉強になります。
外部の方との会話で確認することは介護業界の中だけで見ていることの偏り、むしろ外部の者が見ていること、理解の仕方のほうが正解ではないかと思うことです。
今回の会話で興味を持ったのはケアプランの評価に関して彼が質問したことはプランにブラシュアップはどのようになされているのかということでした。ケアプランをブラシュアップする、いい表現です。
最初からお客様に最適なプランが作成、提案できるにこしたことはありませんが、プランを実行するうえで満足のいくサービスの量と質があるとは限らないし、最初からお客様の状態や要望の把握が確実なものとならないかもしれない。次のプラン作成で見直しと絞り込みでケアプランの精度を上げていく作業を彼はケアプランのブラシュアップと表現したわけです。彼の理解が素晴らしいのはケアプランとサービスの関係やお客様の状態把握については説明していないにもかかわらずプランの向上と評価という観点を持ったことです。通常、事業計画などプランはブラシュアップが行われるというのが常識になっているのでことさら驚く話ではないかもしれないが、介護業界ではやっとモニタリングが認識されている段階、しかもモニタリング実施の方法が分からない段階にある介護業界に比べて他の分野ではモニタリングを行い計画を評価しプランをブラシュアップするということは常識になっているということを介護業界は認識することだと思う。

われわれのお客様はわれわれの先を言っていることをこのことは表していると思っています。
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軽く見られているのかも、ケアマネはなんでも屋さんではないのですが

2008-05-29 12:04:56 | 雑感
あるケアマネに特化したサイトがケアマネを活用する事業を始めた。
内容は行政、自治体の情報をこのサイトが集約し登録しているケアマネに提供する、提供をうけたケアマネがこれはお客様にとっていいと判断しお客様にその情報を伝達したときにポイントを付与する、また、企業や法人からの情報や試供品の提供も同様なシステムで提供しポイントを付与する仕組みである。
行政や自治体の情報伝達はまず行政なり自治体が周知に努めるのであろうから、これをケアマネに委ねようという発想はケアマネを軽く見ているような感じがする。試供品の提供でポイントをあげるというのもなんとなくケアマネを軽く見ているようで、ケアマネはそんなに気楽に何でも受ける職種だろうかと疑問に思う。
さらにこのやり方で仮に介護保険指定事業者からの情報なり試供品なりをお客様に伝え、その報酬として金品に交換可能なポイントの場合、法令に抵触しないだろうかと不安に感じる。
ケアマネジャーはまだまだその職制が確立しているとはいえないのでケアマネ自身も事業所もさらには周辺の業種、業界もケアマネの業務の理解がまちまちでありしかも担当範囲が明確でなく、その結果ケアマネはいいように使われているようで、ケアマネの仕事はここまでです、ここはケアマネの仕事です、と主張していく必要があると思っています。


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介護の仕事が楽しいという職場つくりをしたい

2008-05-28 10:42:21 | 経営
楽しいことがあると人が集まるわけですが、仕事でも人が集まるのはそこに何らかの楽しみがあるからだはないかと思う。
給与はもちろんのこと、仕事での自己実現、達成感を味わえること、役割で満足感を得られること、などなどですかね。
では介護業界では何が楽しみになっているでしょうか。使命感だったり情熱だったりかも知れません。
介護の仕事をするなかで使命感を持って携わっている人が常に使命感を持ち続けることは難しく、何らかの動機付けが行われないと継続しない。その動機付けは研修だったり、利用者からの声だったり、同僚からの支えだったりがあると使命感を持ち続けることができるだろうが、同僚から評価されない職場環境や効果のある研修や的を得た研修を受講する機会がないなどで動機付けが行われない状況になっていないだろうかと思う。
仕事に対する情熱もその仕事の成果が認められるからこそ、情熱を燃やし続けることができるのだろうが仕事の成果を評価する上司の声とか給与とかがなければいつかは仕事に対する情熱は失せてしまい、介護業界から去っていくことになるのだろう。

いまこそ介護業界で働くことが「楽しい」という仕組みを作りたい、給与に限らず、人間関係であり、仕事の目標であり、資格取得であり、目標の達成感であり、またはそれらのすべてであり、とにかく介護の仕事をしていて「楽しい」、明日も職場に行きたい、そんな労働環境を作りたいと最近思う。
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コーポラティブ方式でシニア住宅を立てた人がいる

2008-05-27 18:48:11 | 経営

高齢者専用賃貸住宅や有料老人ホーム、グループホームをFC事業で立てる人は結構いるし、ディや有料老人ホームの建設はブームの感がある。
自分たちの終の棲家を自分たちの考えで作ろうと考え実行した人たちがいる。龍ヶ崎村シニア村http://www.shinia-mura.com/index.htmlである。
企画から参加者募集、建設、入居まで行い成功したわけは実行者の経歴、大手電機メーカーでマーケティングを担当していたこと、努力をして宅建やマンション管理業務主任など資格を取得して準備したこと、さらには実家が農家で土地があったことなどが成功の要因だろう。
他の人が簡単にできる話ではなく、活用できる土地があることが前提であり、しっかりとした準備とキャリアがないと資金が行き詰まり構想だけの話で終わる。
このコーポラティブ方式でのシニア住宅建設は有料老人ホームに入居する選択と比較しても自分の生き方を実現することに重点をおいている人にとっては魅力的な話である。


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有料老人ホームのディはできないか

2008-05-26 14:10:46 | 経営
介護保険の在宅系サービスで通所介護いわゆるディサービスですが
当社ケアマネがプランに組み込んでいるディhttp://www.senior-therapy.net/には晩酌クラブとか投資倶楽部とかを書きましたが、そこはNPO法人で地域の住民をうまく抱き込んでサービスを作っています。
消費するだけの消費者から自分が欲しいものを製造する消費者いわゆる21世紀のコンシューマーがここにはいるのです。ですから介護保険だけに限定された人員配置ではなく、それを超越した人的な仕組みがあるようです。
高齢者が一方的に支援される立場ではなく、支える側にもいるし、時としては支えてもらう側にもなる、というような関係をディという場で作り上げたNPOです。
しかし、それでもディでの職員の勤務態度はやはり介護の範疇からは脱していないようで(いいとか悪いとかでなく)ある人にとっては利用をためらうこともあるようです。
おそらく介護というにおいがすることへの拒否かも知れません。通常のディで満足する人もあればそうではない人もいて、さまざまなサービス提供があることが望ましいのですが、福祉という感覚でないディサービスがないのが困りごとです。
たとえば有料老人ホームではディサービスが提供できないでしょうか。もちろん自費です。

需要の掘り起こしをどうするかが見えると需要数と供給数とのバランスがとれるので介護にとらわれないディが実現するのではないかと思うのですが、有料老人ホームの方、検討してみてくれませんか。
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母校卒業生の親睦団体での出来事

2008-05-25 16:38:23 | 雑感
横浜市立大学(浜大)並びに横浜市立商業高校(Y校)の卒業生で作る財団法人進交会http://homepage3.nifty.com/shinkoukai/評議員会の会合が昨日あり、さまざまな卒業生との再会で啓発されることが多かった。
今回の評議委員会では役員の改選があり長年理事長を勤めていていたN氏が退きあらたにA氏が就任した。
聞くところによるとN氏は進交会理事の時からすると40年、理事長として29年の間重責を担ってこられたわけで、その間の功績は大きなものがある。
N氏は横浜のシュウマイで有名なK軒の社長を長く務め最近は会長として会社の発展を担われ横浜経済界への貢献も大きなものがある。
あらたに理事長に就任されたA氏は山下公園近くにあるタワーなどを運営する会社Yマリンの社長、Y校浜大卒で以前は横浜助役も勤めた経歴の持ち主でもある。
人事が変わると組織運営も変化が生じるだろう、その結果は必ず良い成果を出すものと期待したい。


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ディに参加しない男たち

2008-05-23 17:22:25 | 雑感
ディをプランに組み込んでも行きたがらないお客様がいるのはなぜだろうか。
提案力が不足しているのか、プランが適当でないのか、もしくはアセスメントで見落としがあるのかもしれない、はたまたディの雰囲気が馴染まないのだろか。
特に男性にディ利用を躊躇する方が多いという感じです。
原因は今までのことすべてかも知れない。
ディのサービスも以前とは大分変化してアクティビティを重視した内容となっているようだが、1ユーザーとしてディ利用を見たとき、はたしてディに行きたいだろうかと思うことがある。
同じ世代だけでお世話されるという立場で一日1つ箇所にいることに耐えられるだろうか、入浴もある、食事もある、リクリエーションもある。が、男から見た社会参加とは違う気分なのだろう、と思う。
あるポジションで仕事をしてきた男だといくら丁寧に接してもらうとも何かが違う空気を感じているのかも知れない。
たとえば国産車でも運転手つきになれた人が外国高級車に自分で運転するような気分と言ったらこの違いに近いかもしれないと最近思っている。
逆の場合も同様かもしれない、外国車を自分で運転していた人がどこに行くかわからず運転手つきの車に乗せられて状態に近いかもしれない。
要は自己決定が出来ないことの不自由さ、融通の利かなさに原因があるのかも知れない。
われわれ介護業界にいるものとユーザーとの感覚の違いを今一度考えることが求められているのかも知れない。

一度サービス提供の方に考えていただき、男が喜んで行けるディが欲しい。
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全国介護事業者協議会理事長の発言、集中減算には論拠が薄い

2008-05-22 11:41:43 | 経営
昨日に引き続き全国介護事業者協議会理事長馬袋氏が「介護労働者の確保・定着等に関する研究会」での発言の話題。
彼は研究会席上、特定事業所集中減算の創設に伴い、チームケアが難しくなった、介護報酬の体系のなかにケアを難しくする部分があると指摘している。
私見としては今の介護報酬体系にケアを促進する要素は少ないが、阻害する要素は現報酬体系にはないとみている。
たとえば「特定事業所集中減算」について、この要件の考え方はアセスメントを行い、ケアプランを作成する段階でサービス提供事業所の意向が働き、本来のアセスメントに基づかないケアプランに変更が加えられる結果として一定の事業所に集中する現象をとらえての対策とみているが、一方では該当の地域でのサービス提供事業者の内容が他の事業所と比較して優れている、お客様から支持されている事業所が限られている、信頼のおける事業所が他にないという事情などの場合には必然的に特定の事業所の利用が多くであろうし、ケアマネジメントが確実に実行されているのであればこの減算の設定には納得がいかないことになる。
このような考え方から「特定事業所集中減算」を判断するときには、この減算をもってチームケアの実現が妨げることに直結しないのではないかと考える。
彼の立場は居宅だけを見ているものとは違う観点にあるわけだが、居宅の立場から、居宅に限定して介護報酬を見ると議論すべきはケアマネジメントを適正に評価しているか、さらにはケアマネジメントが確実に実行されることを保証しているかという観点での議論になる。

さすれば議論すべきは「特定事業所」要件であり、現状、全国3万の居宅が稼働している中でこの「特定事業所」加算取得事業者は0.03%以下という事態こそ議論する必要があるだろう。
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全国介護事業者協議会理事長の採用コストと介護報酬の論理に納得

2008-05-21 10:28:04 | 経営
全国介護事業者協議会理事長馬袋氏が「介護労働者の確保・定着等に関する研究会」で採用コストから介護事業経営の苦しさを訴えた。
以前から介護報酬の低下を論拠にした介護労働者離職問題提起には論理が希薄だという印象を持っていたが、採用コストからの馬袋氏の論拠にはある面で納得するものがある。
彼の論拠は採用コストから介護労働の現状を見ているのと、採用コストと介護報酬の関連を論じており、介護報酬低下が介護労働者の離職を誘導しているという論よりは説得させるものがある。
だからといって経営するものとしてはそれでよしとはしない。採用コストがかかるのならばコストをかけずに採用できる方法を考えるのが経営者の務めです。採用条件を考える、伝達方法を考える、採用対象者を考える、勤務待遇を考える、それらを行う努力なしでコストがかかるとは言い訳にしか過ぎない。
確かに当社でケアマネ採用に掛けた費用はやはり相当な金額です。しかも悩ましいことに費用と採用が比例しない、掛けた費用に見合う採用が保障されないという事情があります。
有効求人数と有効求職数とで介護業界は圧倒的に有効求人数が多いにも関わらず応募が実現しない。
でも、かならず方法はあるはず、介護業界が就職先として選択されない今の状態からみんなで考えて行動を起こしたい。

いまが最低なのでしょう、これ以上は悪くはならない。
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書籍のリユースを行うNPO

2008-05-20 12:21:52 | 雑感
NPOでブックオフのようなことを行っている人と話した。最初はブックオフと同じじゃん、と思っていたが、どうやら古本市場で扱わないようなゴミとして捨てられる本を中心にリユースのサイクルに乗せることらしい、しかも収益を地域福祉に還元するのが目的だという、そうであれば社会的な要請が見える。
ただ、本が集まらない、まだ活動が認知されていないので、ゴミとして捨てられる本が多い、そんな本を寄付してくださいと呼びかけている。
NPO法人セカンドブックアーチwww.npo-sba.comがそれです。今のところは湘南限定ですが自宅まで受け取りに伺うので一度遠方の方も連絡していただけると嬉しいです。
なにを隠そう、引っ越しした時に大量の本を処分したのですが、古本やでは売れる商品ではないので引き取れないという、市の図書館に相談すると最近の本以外引き取らないという、まさに中途半端な本たちはゴミとして処分されてしまったのです、その時、このセカンドブックアーチを知っていればと残念な思いです。


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