浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

福沢諭吉のこと

2015-11-14 12:56:18 | 日記
 一昨日、安川寿之輔氏が発行している『さようなら!福沢諭吉』が送られてきた。安川氏が福沢諭吉について厳しく批判していることは知っているが、安川氏の本を読んだことはなかった。

 福沢については、丸山真男、ひろたまさき、遠山茂樹をはじめ多くの論者が論じている。とりわけ丸山が有名である。批判的に言及する場合もあるが、多くは肯定の上に立っての批判である。

 安川氏は、読んでいないので何とも言えないのだが、おそらく根底的に福沢を批判したのだろうと思う。

 送られてきた、安川氏の論著に対する様々な批評の紹介を読むと、そういう感じがする。

 残念ながら、ボクは福沢について詳しく研究したことはない。ただ福沢の「脱亜論」と中江兆民の「論外交」を提示して、欧米先進国と日本、そして従属国との関係について、福沢的な見方と兆民的な見方とを比較して論じたことがあるくらいである。

 いつかは福沢についてはきちんと読み批評を加えなければならないと思ってはいるが、なかなかその時間がとれない。しかし、日本の現支配層が、「明治」という時代を栄光のそれとして把握し、国民のナショナリズム昂揚の手段としようとしているとき、福沢を根底的に批判し尽くすことはとても大切なことだと思う。

 安川氏とともに、根底的な批判を加えている論者として、杉田聡氏、『美味しんぼ』で有名な漫画家雁屋哲氏がいる。これらの論者の書を繙いてみようと思う。


 丁度良い機会なので、福沢についていろいろな本を読み込んでいこうという気になった。
コメント
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