窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

プシュカル湖

2012年01月15日 | 海外での出来事




  ジョドプル(地点E)から東に向かい、インドにおけるイスラム教の聖地アジメールを抜けてプシュカルへと向かいました(地点F)。



  途中の山道から臨むアジメールの町並み。



  アジメールがイスラム教の聖地だとすれば、プシュカルはヒンドゥー教の聖地。ヒンドゥー教の世界創造神であるブラフマー神が手にしていた蓮の花びらが地上に落ち、そこに水が湧き出して誕生したとされるプシュカル湖の周りには、52のガトー(沐浴場)、400もの寺院があると言われています。



  写真では静かできれいなところに見えるのですが、お世辞にもきれいとはいえません。カルマを取るとか何とか言って怪しげなグルが祈祷してくれるのですが、その後、寄附だとか気持ちだとか色々理屈を付けては金を要求してきます。下手に家族の人数を言うと家族のカルマを取るので家族分の寄附(一人当たり2,000ルピー)を、と際限がありません。さらに、グルへのチップ(?)は別料金。断るものはハッキリ断った方が良いと思います。お金がどうというより、このおねだり攻勢に辟易しました。インドですから多少のことは意に介さないのですが、わざわざ山を越えて行くような場所ではないと思いました。

  この後、8時間かけてデリーへ戻り、今回のインド1,439kmの旅は終わりました。

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ジャスワント・タダ

2012年01月14日 | 史跡めぐり


  こちらも1899年に建てられた、比較的新しいもの。マハラジャ、ジャスワント・シン2世の墓廟です。メヘラーンガル城砦からも見える、岩山の荒野にある湖(池?)のほとりに建てられており、小さいながらも殺風景な中に佇む白大理石の廟は、落ち着いた雰囲気があります。



  敷地内にはマハラジャの親族の廟も並んでいます。



  建物の正面から見て右手から中に入ることができます。

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「よみがえり」記事掲載のお知らせ

2012年01月13日 | リサイクル軍手の世界


  社団法人環境生活文化機構の機関紙「ELCO RADAR vo.49」に「"エコソフィー"作業手袋で「よみがえり」」と題して、「特殊紡績手袋 よみがえり」の記事が掲載されました。



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第16回YMSを開催しました

2012年01月12日 | YMS情報


  1月11日、2012年最初のYMSを開催しました。

  今回は多摩地区と千葉県幕張市でブログを通じた地域活性に取り組んでいらっしゃる方々にお越しいただき、地域を越えた交流という新しい試みで行いました。彼らの事例紹介と共に、我々YMSのご紹介と、船井総合研究所の筆本真功氏より奄美大島の地域活性化事例もご紹介いただきました。



  はじめにYMSでもすっかりおなじみの、大熊雅樹さんより、多摩地区の地域ブログポータル「たまりば」の事例をご紹介いただきました。

  「たまりば」では、地元百貨店である伊勢丹立川店とのコラボによる伊勢丹新商品(食品)のブロガーによる評価と試食会の模様のレポートを行っています。百貨店としてはブログを通じて地元に効果的な訴求ができるほか、地元住民のみなさんも消費者目線の評価を入手することができます。

  このほか、昭島市の台湾たんめん専門店「彩と菜」さんがブログを通じて行った、青梅の梅胡麻武蔵村山の豚、東村山にあるポールスタアーさんの「中央線ソース」など地元食材を使ったオリジナル餃子を募集する「おかしな餃子キャンペーン」や、福生(ふっさ)市名物フッサドッグと餃子のコラボレーション、高尾山土産「天狗の鼻」をお膝元に浸透させる活動などをご紹介いただきました。



  つづいて千葉県幕張市の事例。株式会社iPULUS ONEの石井伸一さんとホテル・メイプルイン幕張の松田浩志さんより地元住民を集めるブログコミュニティ「マクスタ」のご紹介をいただきました。

  僕は幕張は埋め立てでできた新興の町なのだと思っていたのですが、実は幕張は江戸時代に青木昆陽が初めて薩摩芋の栽培に成功したところなのだそうです。これに因み、幕張にわずかに残る農地で薩摩芋を栽培し、地元のファミリーを対象に焼き芋大会を行っているほか、この芋を利用した焼酎「七年祭り」を販売する「幕張芋神様プロジェクト」を行っています。なお、「七年祭り」とは地元に古くから伝わるお祭りなのだそうです。



  3番手は、YMSよりYMSについてのご紹介をさせていただきました。2010年10月に始まったYMSですが、今までその理念や概要についてお話しする機会がありませんでした。そこで、あらためてYMSとは何かについてお話させていただきました。この内容はいずれご報告させていただく予定です。



  最後に筆本さんより経営における革新と保守のバランスのお話、そしてそれによって地域活性化を行っている奄美大島の事例をご紹介いただきました。こちらも「しーま」と呼ばれるブログコミュニティになるのですが、ブロガーによって創られた新しい観光ツアーや結婚式の余興に凝る南国の特性を活かした「Y-1グランプリ」(Yは余興、1は私を意味する「わん」と1をかけたもの)など楽しい仕掛けが盛りだくさんでした。特にY-1グランプリでそれまで自閉症だった方が優勝された話には感動しました。

 この他、静岡県浜松市のブログコミュニティ「はまぞう」でははまぞうと神戸屋長坂養蜂場FM HARO遠鉄ストアがコラボして生まれた「はちみつパン」試食会のお話も大変興味深かったです。わずか3ヶ月のイベントながら月11万個を売り上げたそうです。

  それぞれ別個に話題を持ち寄った今回のYMSでしたが、不思議なことに何かそれぞれに共通する価値観を感じ取ることができました。恐らく参加された皆さんも同様の感想を持たれたのではないかと思います。



  というわけで、セミナー終了後の懇親会は大変盛り上がりました。皆様のおかげで、YMSは素晴らしい2012年のスタートを切ることができました。ありがとうございました!

  次回は変則日程ですが来週19日に開催いたします。詳しくはYMS公式ブログをご覧ください。

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ウメイド・バワン宮殿

2012年01月11日 | 史跡めぐり


  こちらもジョドプル郊外にある、今でもマハラジャが住んでいる宮殿です。1929年から1944年にかけ、マハラジャ、ウメイド・シンによって建てられました。つまり20世紀に造られた新しい建物ということになります。



  一部はパレス・ホテルとなっており、宿泊客は中庭などを見ることができるのですが、一般の観光客は博物館として開放されている部分しか見ることができません。



  ラジャスターンとムガル帝国の戦争を描いた絵(写真左)とマハラジャの結婚式を描いた絵(写真右)。



  頼んでいないのにガイドをかって出た彼。後ろのマハラジャの肖像画と瓜二つ。

 

  博物館には歴代のマハラジャが使用していた調度品などが展示してあります。宮殿はイギリスの建築家の設計によるものです。インドの観光客には人気のスポットらしいのですが、インドで英国様式の建物、しかも20世紀に入って建てられた近代建築を見てもあまり面白くないというのが個人的な感想です。

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南国食堂 首里

2012年01月10日 | 食べ歩きデータベース


  久し振りにお邪魔しましたが、小学校の頃の同級生がやっている沖縄料理のお店です。僕の大好物は何といってもあおさ(あーさー)がたっぷりの「あーさーそば」(上s写真)なのですが、



  泡盛も大変充実しています。僕のお勧めは「まさひろ」、ちょっと意外性を求められる方は白百合古酒が面白いです。この日も調子よく呑み過ぎてしまいました...



  その他、お勧めの定番は田芋コロッケ、島らっきょう、そして海ぶどうです。最近、豆腐ようも好きになってきました。



  グルクン(タカサコ)の唐揚げもいいですね。

  ひとつひとつご紹介していてはきりがありませんので、残りは下のフォトチャンネルにまとめました。





  因みに、隣にある大連餃子基地も系列のお店です。お店のホームページに彼からのこんなメッセージが掲載されていました。

「祖父が東京に来日し、横浜で居を構え今年で80周年。麻布十番と横浜中華街。節目あるこの時期に、意味深いこの二つの街でDALIANと店名新たに挑戦、開業できる縁に廻り合いまた決意できた事。手作りでないと出せない本当の美味しい餃子を作り続けること。これが三代目の役目であり、皆様への恩返しとなることと信じています。」

  数年前、一緒に飲みながら「この仕事を天職だと思う」と熱く語っていた彼を思い出し、少しジンときました。頑張って欲しいです。

南国食堂 首里

横浜市西区南幸1-3-1横浜岡田屋モアーズ8F



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メヘラーンガル城砦②

2012年01月09日 | 史跡めぐり


  つづきです>
  まずはジャイ・ポール(勝利の門)。砦の入口にあたり、1806年、マン・シン王が戦の勝利を記念して築きました。ここからいくつもの門を通り、砦の奥へと進みます(インドでは戦象が使われたため、城門は巨大なものです)。



  大砲の弾痕が残る城壁。



  ローハー・ポール(鉄の門)。ここには多くの手形の浮き彫りが見られます。これらは王の死後殉死した妃の数を表しています。ヒンドゥー社会には、サティー(「貞淑な女性」という意味)と呼ばれる、未亡人が夫の亡骸と共に焼身自殺する慣行があったそうです。



  ジャーンキー・マハル。妃たちの居住区で、ヒンドゥー建築の精緻を極めた透かし彫りの窓が見事です。

 

  写真左は王妃が用いた、象に乗るための輿。写真右は王の輿です。これをわずか4人から6人で担いだそうです。本当でしょうか?



  シンガル・チョウク。この中庭には、歴代の王が戴冠式に用いた大理石の玉座があります。



  タハット・マハル。こちらも精緻を極めた彫刻の施された宮殿。妃だけで30人、妾に至っては数十人いたとされるタハット・シン王(在位1843年~1873年)が好んだという宮殿です。



  フール・マハル(花の宮殿)。1730年から1750年にかけて築かれた、メヘラーンガル城砦で最も豪華な宮殿。



  稜堡に据えられた大砲。



  モティ・マハル(真珠の宮殿)。1581年から1595年にかけて築かれた、王の私的謁見の間。天井は金箔と小さな鏡で装飾され、漆喰には貝の粉を混ぜて光沢を出しています。このような砂漠の真ん中の砦で贅沢な限りです。



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2011年12月アクセスランキング

2012年01月08日 | 人気記事ランキング
  2011年12月にアクセスの多かった記事、ベスト10です。

  まず10月が1位、11月も2位だったYMS開催についての記事「第15回YMSを開催しました」が1位となりました。

  つづいて2位と5位にインドの結婚式についての記事。これは三部作だったのですが、①と②がランクインしました。

  12月はほとんどインド関係の記事だったのですが、その中で4位「不用衣類から軽量土壌」、6位「古布の辰(たつ)」、7位「横浜市立大学でお話させていただきました」、8位「リサイクル・フェルトの椅子」とリサイクル関係の記事が全てランクインしました。ありがとうございます。

1 第15回YMSを開催しました
2 インドの結婚式①
3 2011年11月アクセスランキング
4 不用衣類から軽量土壌
5 インドの結婚式②
6 古布の辰(たつ)
7 横浜市立大学でお話させていただきました
8 リサイクル・フェルトの椅子
9 スコッピとグラッフィー
10 デオガール・マハル

  本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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2012年新年会を開催しました

2012年01月07日 | リサイクル(しごと)の話


  新年明けましておめでとうございます。本日2012年1月7日、当社新年会を開催いたしました。本年も旧倍のご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。



  さて、今年の企画・運営は当社事業本部営業二課の皆さんでした。



  スベシャルゲストは昨年に引き続き、「Bar Noble」の山田高史さん。昨年は日本チャンピオンそしてアジアチャンピオンとしておいでいただきましたが、昨年11月10日、山田さんは国際バーテンダー協会主催のカクテル世界大会で見事総合優勝され、今年は何と世界チャンピオンとしてのご登場でした。



  その山田さんに、今年も当社のためのオリジナルカクテルを創っていただきました。まず昨年も大好評だった、当社の行動指針である「エコソフィー」をイメージした、その名も「Ecosophy」。この色合い、まさにエコソフィーのマークそのものです。





  さらに今年は弊社の社章である「協力印」をイメージしたオリジナルカクテル「Shake Hands」も創っていただきました。昭和42年に制定され、今年で44年目を迎える社章「協力印」は当社と関係する皆様とが手を携える姿をイメージして作られたものです。小さいですが、上の写真で富士営業所の上條所長も「協力印」のバッヂを身に着けています。

  余談ですが、「協力印」と同じく、人と人が手を握った姿を表した象形文字が転じてできた漢字があります。それは「友」です。

  カクテルを味わうことを通じて、私達が自分たちの思いや有様を再確認する、今年で2回目の企画でした。



  続いて、4月1日に発売予定の新商品の命名披露がありました。こちらは「特殊紡績手袋 よみがぁ~る」の時と同様、社員公募で名称を決定しました。どういう名前になったのかについては、発売開始を以ってお知らせしたいと思います。



  最後は、2010年9月の社長交替を機に始まった、当社独自の締めの音頭「ヨイヨイヨイショ!」です。これは当社のルーツであるぼろ屋さんが、まだ機械の発達していなかった時代に、品物の荷造りや荷揚げなどを行った際の掛け声が元になっています。その場にいる全ての人が力を合わせ、「ヨイヨイヨイショ!」と荷揚げの動作と共に掛け声を挙げます。私達が自分たちのルーツに思いを馳せると共に、社員のため、家族のため、取引先様のため、そして世の中のために困難をものともしないという気概を込めています。

  本年も元気一杯頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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