「表参道ヒルズ」が今月11日オープン!

「表参道の新シンボル「ヒルズ」完成、11日に本格開業」(yomiuri-online)

安藤忠雄の設計による話題の「表参道ヒルズ」が、今日完成して報道関係に公開されたようです。オープンは今月11日。最近何かと元気な表参道界隈における最大のランドマーク誕生ともあって、しばらくは大変な混雑となりそうです。

地上6階、地下6階の真新しい施設は、「同潤会青山アパート」の記憶を残したとのことで、実際にアパートの様子が一部復元されたりもしているそうです。また、表参道の斜面の並木道に沿った低層の外観は、最近東京で多く見られる超高層ビルによる再開発の趣きとかなり異なります。六本木ヒルズやランドマークタワーのような威圧感のある高層ビルではなく、感度こそ高くとも、裏路地などの雑多な表情が魅力的な表参道に合った、まるで長屋のような施設。のんびり散歩するのが楽しいこの界隈で、ブラブラと歩いていたらいつの間にか吸い寄せられていた。そんな場所になるのかもしれません。

施設概要、または出店テナントなどは公式HPを参照していただきたいのですが、美術に関連のある話題としては、二つのギャラリー、「ギャラリー同潤会」「ギャルリー 412」のオープンが見逃せません。既に「ギャラリー同潤会」の方では、オープニングを含めた企画展の情報も掲載されています。ともに今度チェックしていきたいと思いました。(また、アーティストとコラボレーションしたスィーツを扱うという『S and O』も気になります。)

出来れば、「ヒルズ」というネーミングをもう少し考えていただきたかったのですが、(森ビルは東京にいくつ『ヒルズ』を作るのでしょうか…。)根津やワタリウムにナディッフまで、アートのひしめくあの界隈の、さらなるスポットとなりそうです。
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