「館林、足利 アートの旅 2006」その1 『群馬県立館林美術館』

群馬県立館林美術館(館林市日向町2003)

先日の日曜日、群馬県館林市にある「群馬県立館林美術館」と、そこから7、8キロ離れた「栗田美術館」(栃木県足利市)へ行ってきました。

「群馬県立館林美術館」は、H13年オープンのまだ新しい美術館です。グランドなども整備された広大な敷地内に、ゆったりと横たわるかのようにして建っています。円形と水辺をダイナミックに交差させたような、シャープな曲線美が印象的です。



駐車場方向からの美術館全景。


入口付近では、巨大な「ウサギ人間」(?!)がお出迎え!


エントランスアプローチ。ともかく曲線を強く意識させる建物です。

この美術館で特に興味深いのは、やはり第1展示室の敷地部分です。美しい曲線を描く半円状の展示室は、南側が全てガラス張りとなっていて、陽の光をふんだんに取り込みます。また展示室からは、外の広々とした景色を見渡すことも可能です。さすがに絵画などは、日焼けの関係等で展示されないかと思いますが、今回開催中の「鵜飼美紀+辻和美 光のかけら」展では、広大な敷地を借景として、窓から降り注ぐ光と共鳴しながら最高のインスタレーションを実現していました。


第1展示室。全面ガラス張りです。


美術館を象るシャープな曲線。


第1展示室と広大な前庭部分。この日は、強烈な群馬名物「空っ風」が吹き荒れていました。寒い!

館林美術館の中には、動物彫刻家のフランソワ・ポンポン(1855-1933)のアトリエを再現した建物があります。残念ながら今は修理中ということで、外観の写真はパスしましたが、中は撮影可とのことで何枚か撮ってきました。


ポンポンのアトリエ。棚に飾られているのがその作品(複製)です。可愛い!


立派な角!ポンポンの彫刻は、館内の常設展でも見ることが出来ます。

一体どこまでが美術館なのかが分からなくなるほどに開放的です。やや殺風景ではありますが、この空と地の広がりは貴重です。冬の淡い光を全身でたっぷり受け止めてきました。


美術館前庭より。さてどこまでが美術館でしょう?


出口方向。その先は一体?(思いっきり逆光です…。)

その2(栗田美術館)へ続きます。(栗田はあまり写真がありませんが…。)

*「鵜飼美紀+辻和美 -光のかけら- 」展の感想はこちらへ。また、併設レストラン「イル・コルネット」の記事はこちら。
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