今月の予定 2009年1月

年を越えることで展示もかなり入れ替わります。私的スケジュール帳、「今月の予定」を挙げてみました。

展覧会

「レオナール・フジタ展」 上野の森美術館(~1/18)
「寿ぎと幽玄の美 - 国宝雪松図と能面 - 」 三井記念美術館(~1/24)
「雪舟と水墨画」 千葉市美術館(~1/25)
「素朴美の系譜」 渋谷区松濤美術館(~1/25)
「セザンヌ主義 - 父と呼ばれる画家への礼賛」 横浜美術館(~1/25)
「DOMANI・明日展2008」 国立新美術館(~1/26)
「japan 蒔絵」 サントリー美術館(~1/26)
「いとも美しき西洋版画の世界」 八王子夢美術館(~1/27)
「第4回府中ビエンナーレ トゥルー・カラーズ」 府中市美術館(~2/1)
「ランドスケープ 柴田敏雄展」 東京都写真美術館(~2/8)
「三瀬夏之介展 - 冬の夏」 佐藤美術館(1/15~2/22)
「妙心寺」 東京国立博物館(1/20~3/1)
「松岡映丘とその一門」 山種美術館(1/6~3/1)
「十二の旅 - 感性と経験のイギリス美術」 世田谷美術館(1/10~3/1)
「近代の屏風絵」 泉屋博古館(1/10~3/15)

ギャラリー

「束芋 - ハウス」 ギャラリー小柳(~2/14)
「第3回 shiseido art egg - 宮永愛子」 資生堂ギャラリー(1/9~2/1)
「西尾康之 - Drown」 山本現代(1/10~2/7)
「内海聖史 - 十方視野」 ラディウム(1/10~2/14)
「棚田康司 - 結ぶ少女」 ミヅマアートギャラリー(1/28~2/28)

コンサート

「NHK交響楽団第1637回定期公演Aプログラム」 シューベルト「交響曲第8番」他 (10、11日)



まず優先したいのは今月末で終える展示です。何と元日より開館していたという上野の森のフジタ、また賛否両論の渦巻く横浜のセザンヌなどの大型展は近日中に行きたいと思います。また近郊の八王子の「西洋版画の世界」も前々から要チェックの展覧会でした。既に巡回前の埼玉県美でご覧になった方も多そうですが、私は一度訪ねたかった同市内の村内美術館とセットで廻ってくるつもりです。



今月開始の展示で一推しにしたいのは、本年のVOCA賞の受賞も決まった三瀬夏之介の個展「冬の夏」です。ちなみに今個展について氏は、「展示は今までで一番気持ちの込められた空間。」であり、また「コアな部分が出てるはず。」(ともに上記リンク先、作家ブログより。)と述べています。これは当然ながら期待大です。会期早々に駆けつけます。





好調東博の妙心寺展が20日より始まります。内容は妙心寺で「花開いた」(公式HPより)禅文化を紹介するものですが、やはり注目したいのは同寺に伝わる江戸絵画の品々ではないでしょうか。既にHP上でも狩野山楽や海北友松らの勇壮な屏風(展示替えあり)が紹介されていますが、それよりも私はいただいたチラシの裏を見てたまげました。一度はお目にしたかった、メトロポリタン美術館所蔵の畢竟の奇作、狩野山雪の「老梅図襖」(上画像)の出品が告知されています。これは絶対に見逃せません。(大琳派展同様、会期中一人2回券としても使用可能な前売ペアチケットも発売中です。)



ギャラリーでは京橋の小柳で開催中の束芋の他、静岡県美でも好評を博したという内海聖史の個展がお馴染みレントゲンで始まります。また銀座の資生堂では、毎年3名のアーティストが空間を駆使してのインスタレーションで勝負するアートエッグが開催されます。トップバッターはナフタリンを操る宮永愛子です。彼女の作品は時間の経過で姿を変えるので、まずは会期初めに拝見したいです。

コンサートはジンマンの振るN響を挙げてみました。まだ当日券にも余裕があるそうなので、土日のどちらかに聴いてきます。

三が日はいかがお過ごしでしょうか。それでは今月もどうぞ宜しくお願いします。
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