都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
伊藤若冲 「松梅群鶏図屏風」 東京国立博物館
東京国立博物館(台東区上野公園13-9)
平常展・本館2階(日本美術の流れ)8室「書画の展開 - 安土桃山・江戸 - 」
伊藤若冲 「松梅群鶏図屏風」
妙心寺展にて奇想の金字塔を見るかのような「老梅図襖」が注目を集めていますが、本館常設にも同じく奇想と言えば外せない伊藤若冲の大作屏風がお目見えしています。「松梅群鶏図屏風」を見てきました。
右隻。右上に走るのは棕櫚でしょうか。そういえば先日発見された「象鯨図屏風」にも同じような植物の表現がありました。
左隻。やや様式化された嫌いはありますが、お馴染みの鶏たちが歌舞伎役者の如く大見得を切っています。
石灯籠部分拡大。対決展に出ていた「石灯籠図屏風」同様、点描によって示されています。
灯籠の上にのる鶏。若冲にかかればどんな場所でも立ち止まることが可能です。
確か「動植綵絵」の鶏にもこのようなポーズがありました。
卵形の鶏たち。何故か皆困った顔をしてソワソワしています。
尾はまるで書の味わいです。
松に梅とお目出度いモチーフばかりとのことでお正月向けなのかもしれません。残念ながら公開は明後日(25日)で終わりです。お見逃しなきようご注意下さい。
*関連エントリ(妙心寺プレビュー)
「特別展 妙心寺」 東京国立博物館(その2・展示全般)
「特別展 妙心寺」 東京国立博物館(その1・速報『江戸絵画』)
平常展・本館2階(日本美術の流れ)8室「書画の展開 - 安土桃山・江戸 - 」
伊藤若冲 「松梅群鶏図屏風」
妙心寺展にて奇想の金字塔を見るかのような「老梅図襖」が注目を集めていますが、本館常設にも同じく奇想と言えば外せない伊藤若冲の大作屏風がお目見えしています。「松梅群鶏図屏風」を見てきました。
右隻。右上に走るのは棕櫚でしょうか。そういえば先日発見された「象鯨図屏風」にも同じような植物の表現がありました。
左隻。やや様式化された嫌いはありますが、お馴染みの鶏たちが歌舞伎役者の如く大見得を切っています。
石灯籠部分拡大。対決展に出ていた「石灯籠図屏風」同様、点描によって示されています。
灯籠の上にのる鶏。若冲にかかればどんな場所でも立ち止まることが可能です。
確か「動植綵絵」の鶏にもこのようなポーズがありました。
卵形の鶏たち。何故か皆困った顔をしてソワソワしています。
尾はまるで書の味わいです。
松に梅とお目出度いモチーフばかりとのことでお正月向けなのかもしれません。残念ながら公開は明後日(25日)で終わりです。お見逃しなきようご注意下さい。
*関連エントリ(妙心寺プレビュー)
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