4月の展覧会・ギャラリーetc


少し早いですが、4月中に見たい展覧会などをリストアップしてみました。

展覧会

・「江戸絵画の19世紀」 府中市美術館(~5/6)
・「のぞいてびっくり江戸絵画」 サントリー美術館(3/29~5/11)
・「光琳を慕うー中村芳中」 千葉市美術館(4/8~5/11)
・「燕子花図と藤花図」 根津美術館(4/19~5/18)
・「キトラ古墳壁画」 東京国立博物館(4/22~5/18)
・「中村一美展」 国立新美術館(~5/19)
・「魅惑のニッポン木版画」 横浜美術館(~5/25)
・「少女たちの憧れ 蕗谷虹児展」 郵政博物館(~5/25)
・「華麗なる貴族コレクション展」 Bunkamura ザ・ミュージアム(4/4~5/25)
・「明和電機 EDELWEISS展」 市川市芳澤ガーデンギャラリー(4/19~6/1)
・「映画をめぐる美術 マルセル・ブロータースから始める」 東京国立近代美術館(4/22~6/1)
・「日本絵画の魅惑」 出光美術館(4/5~6/8)
・「没後50年 松林桂月展」 練馬区立美術館(4/13~6/8)
・「イメージの力ー国立民族学博物館コレクションにさぐる」 国立新美術館(~6/9)
・「コメ展」 21_21 DESIGN SIGHT(~6/15)
・「ジャック・カロ/非日常からの呼び声 平野啓一郎が選ぶ西洋美術の名品」 国立西洋美術館(4/8~6/15)
・「フランス印象派の陶磁器 1866-1886」 パナソニック汐留ミュージアム(4/5~6/22)
・「法隆寺ー祈りとかたち」 東京藝術大学大学美術館(4/26~6/22)
・「江戸絵画の真髄ー秘蔵の若冲、蕭白、応挙、呉春の名品、初公開」 東京富士美術館(4/8~6/29)
・「オランダ・ハーグ派展」 損保ジャパン東郷青児美術館(4/19~6/29)
・「幸福はぼくを見つけてくれるかな? 石川コレクション(岡山)からの10作家」 東京オペラシティアートギャラリー(4/19~6/29)
・「こども展 名画にみるこどもと画家の絆」 森アーツセンターギャラリー(4/19~6/29)
・「バルテュス展」 東京都美術館(4/19~6/22)
・「ニコラ ビュフ:ポルフィーロの夢」 原美術館(4/19~6/29)
・「再発見 歌麿 深川の雪」 岡田美術館(4/4~6/30)
・「超絶技巧!明治工芸の粋 村田コレクション一挙公開」 三井記念美術館(4/19~7/13)

ギャラリー

・「武田陽介 Stay Gold」 タカ・イシイギャラリー(~4/19)
・「ライアン・ガンダー Explorers vs Pioneers」 TARO NASU(~4/19)
・「さわひらき展」 オオタファインアーツ(~4/26)
・「イ・ガンウク展 Invisible Space」 東京画廊(4/5~4/26)
・「鬼頭健吾 新作展」 ケンジタキギャラリー(4/5~4/30)
・「伊庭靖子 まばゆさ/けしき」 日本橋高島屋美術画廊X(4/23~5/12)
・「イグノア・ユア・パースペクティブ 24」 児玉画廊東京(4/19~5/24)
・「椿会展2014 初心」 資生堂ギャラリー(4/10~5/25)
・「西野康造ーSpace Memory」 リクシルギャラリー(4/18~5/27)
・「タマ/アニマ(わたしに息を吹きかけてください) 内藤礼 畠山直哉」 ギャラリー小柳(4/4~5/31)

入れ替わりの季節ということでもあるのでしょうか。4月始まりの展覧会がいくつもありますが、まず待ち遠しいのが千葉市美術館。中村芳中の展覧会です。



「光琳を慕うー中村芳中」@千葉市美術館(4/8~5/11)

いわゆる「和みの琳派」として人気を集めながらも、展覧会ではともすると影が薄かった芳中。しかしながら今回はメインです。光琳を踏まえ、芳中から大阪画壇までを見る。芳中受容史にとっても重要な展覧会になることが予想されます。

また会期中に注目したいのが講演会ラインナップ。抱一研究でお馴染みの玉蟲先生も登壇されます。

講演会:「光琳追慕の系譜ー光琳の江戸下りから抱一をつなぐ─」
【講師】玉蟲敏子(武蔵野美術大学教授)
4月12日(土)14:00より(13:30開場予定)

特別市民美術講座:「かわいい琳派 中村芳中」
【講師】福井麻純(細見美術館主任学芸員)
4月20日(日)14:00より(13:30開場予定)

市民美術講座:「『光琳画譜』と中村芳中」
【講師】伊藤紫織(同館学芸員)
5月3日(土・祝)14:00より(13:30開場)

*会場はいずれも11階講堂。無料。先着150名。講演会及び特別市民美術講座は当日12時より11階にて整理券を配布。

会期は僅か1ヶ月強。展示替えもあります。まずは講演会にあわせて一週目の日曜、その後も順次追いかけるつもりです。



「のぞいてびっくり江戸絵画」@サントリー美術館(3/29~5/11)

なお「春の江戸絵画まつり」とは府中市美術館でお馴染みのコピーですが、今月はそれ以外にも江戸絵画展が目白押しです。富士美術館では新出の江戸絵画も展示される。また岡田美術館では以前に報道で大いに話題となった歌麿の「深川の雪」が公開されます。

「喜多川歌麿《深川の雪》の発見 @NHK日曜美術館」@Art & Bell by Tora

「再発見 歌麿 深川の雪」@岡田美術館(4/4~6/30)


今月中に出かけられるかどうか分かりませんが、これを機会に岡田美術館デビューといきたいところです。

さて4月。ともかく目につくのは19日スタートの展覧会が多いことです。根津の「燕子花」に三井の「明治工芸」、そして原美の「ビュフ」に都美館の「バルテュス」。損保の「ハーグ派展」に初台オペラの「石川コレクション」等など。数えてみてもこれだけあります。



「バルテュス展」@東京都美術館(4/19~6/22)

うち特に期待したいのはバルテュスでしょうか。チラシやポスターでも強い印象を与える作品。いわゆる美術ファン以外からも話題を集めるかもしれません。



「六本木アートナイト2014」@六本木地区一帯 (@r_artnight

今年もアートナイトの季節がやって来ました。残念ながら私はスケジュールの都合で参加出来そうもありませんが、年々混雑に拍車がかかっている感もあるイベント。また大いに賑わいそうです。

現在、東博で開催中の「栄西と建仁寺」展にもあわせたのでしょうか。出品中の宗達の「風神雷神図屏風」が芸術新潮にて特集されています。

「芸術新潮2014年4月号/宗達のすべて/新潮社」

板橋区立美術館の前館長である安村先生のテキスト。これがまた読ませます。しばらく楽しめそうです。
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