都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「中島崇 raw fancyー生の空想」 Kosmos Lane Studio & Gallery
Kosmos Lane Studio & Gallery
「中島崇 raw fancyー生の空想」
2014/12/20-2015/1/18(会期終了)
Kosmos Lane Studio & Galleryで開催中の中島崇個展、「raw fancyー生の空想」を見て来ました。
代々木上原駅より徒歩10分超のコスモス通り沿いにあるギャラリー、「Kosmos Lane Studio & Gallery」。
10人も入ればいっぱいになってしまうほどに小さなスペースでしたが、鮮やかに、そして軽やかに宙を舞うカラフルなリボンは端的に美しい。天井から曲線を描いては釣り下がる色の世界、光を受けては色を室内に照らし出します。まるで色の付いた密林を歩いているようでした。
作家の中島崇は1972年の生まれです。1994年に桑沢デザイン研究所の写真研究科を卒業。都内のギャラリーでの個展やグループ展に参加して活動を続けています。
実のところ作家の名を知ったのは今回が初めてでしたが、過去展の画像に当たると、作品自体は見ていたことに気がつきました。
「中島崇 煙の樹」@アーツ千代田3331 2013/10/2-2014/6/22
それが昨年のアーツ千代田で行われた「煙の樹」です。1階のカフェレストランのスペースにて煙をテーマにしたインスタレーション、白い帯が空間を自在に駆けては広がります。まさに煙がゆらゆらと靡くかのような姿をしていたことを覚えています。
「中島崇|現代美術家」(作家サイト)
中島はそのほかにも昨年、神田のトランス・アーツ・トーキョーにも「輪照ラス」を出品。さらにアートラインかしわ2014や恵比寿三越の玄関を飾るインスタレーションなども手がけました。
「中島崇 colorful blank」@柏高島屋ステーションモールS館(アートラインかしわ) 2014/9/30-10/27
今回は一つのギャラリーでの個展でした。いわゆるパブリックアート的なものではなく、空間内部で完結した作品ではあります。
ただそれでも窓の外の光を取り込んでは映える色の演舞は思いの外に心地良いもの。リボンは一見、ランダムに広がっているようにも思えますが、随所で図形が浮かび上がるようでもあり、どこか幾何学的な構成を意識していることも見て取れます。
「空間を抽象化していき、生の空想を具現化させた展示」 中島崇 *展覧会DMより
あくまでも空想に過ぎませんが、例えば抽象絵画の中に身を置いて、色のストロークを三次元化して眺めるとこのように見えるのかもしれません。鮮やかに透ける色へ身体を重ねてはしばし楽しみました。
Kosmos Lane Studio & Gallery
展覧会は終了しました。
「中島崇 raw fancyー生の空想」 Kosmos Lane Studio & Gallery
会期:2014年12月20日(土)~2015年1月18日(日)
休館:月曜日。年末年始(12月28日~1月5日)。
時間:10:00~19:00。
料金:無料。
住所:渋谷区上原2-29-6
交通:京王井の頭線駒場東大前駅より徒歩10分。小田急線・東京メトロ千代田線代々木上原駅より徒歩12分。
「中島崇 raw fancyー生の空想」
2014/12/20-2015/1/18(会期終了)
Kosmos Lane Studio & Galleryで開催中の中島崇個展、「raw fancyー生の空想」を見て来ました。
代々木上原駅より徒歩10分超のコスモス通り沿いにあるギャラリー、「Kosmos Lane Studio & Gallery」。
10人も入ればいっぱいになってしまうほどに小さなスペースでしたが、鮮やかに、そして軽やかに宙を舞うカラフルなリボンは端的に美しい。天井から曲線を描いては釣り下がる色の世界、光を受けては色を室内に照らし出します。まるで色の付いた密林を歩いているようでした。
作家の中島崇は1972年の生まれです。1994年に桑沢デザイン研究所の写真研究科を卒業。都内のギャラリーでの個展やグループ展に参加して活動を続けています。
実のところ作家の名を知ったのは今回が初めてでしたが、過去展の画像に当たると、作品自体は見ていたことに気がつきました。
「中島崇 煙の樹」@アーツ千代田3331 2013/10/2-2014/6/22
それが昨年のアーツ千代田で行われた「煙の樹」です。1階のカフェレストランのスペースにて煙をテーマにしたインスタレーション、白い帯が空間を自在に駆けては広がります。まさに煙がゆらゆらと靡くかのような姿をしていたことを覚えています。
「中島崇|現代美術家」(作家サイト)
中島はそのほかにも昨年、神田のトランス・アーツ・トーキョーにも「輪照ラス」を出品。さらにアートラインかしわ2014や恵比寿三越の玄関を飾るインスタレーションなども手がけました。
「中島崇 colorful blank」@柏高島屋ステーションモールS館(アートラインかしわ) 2014/9/30-10/27
今回は一つのギャラリーでの個展でした。いわゆるパブリックアート的なものではなく、空間内部で完結した作品ではあります。
ただそれでも窓の外の光を取り込んでは映える色の演舞は思いの外に心地良いもの。リボンは一見、ランダムに広がっているようにも思えますが、随所で図形が浮かび上がるようでもあり、どこか幾何学的な構成を意識していることも見て取れます。
「空間を抽象化していき、生の空想を具現化させた展示」 中島崇 *展覧会DMより
あくまでも空想に過ぎませんが、例えば抽象絵画の中に身を置いて、色のストロークを三次元化して眺めるとこのように見えるのかもしれません。鮮やかに透ける色へ身体を重ねてはしばし楽しみました。
Kosmos Lane Studio & Gallery
展覧会は終了しました。
「中島崇 raw fancyー生の空想」 Kosmos Lane Studio & Gallery
会期:2014年12月20日(土)~2015年1月18日(日)
休館:月曜日。年末年始(12月28日~1月5日)。
時間:10:00~19:00。
料金:無料。
住所:渋谷区上原2-29-6
交通:京王井の頭線駒場東大前駅より徒歩10分。小田急線・東京メトロ千代田線代々木上原駅より徒歩12分。
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