謹賀新年 2016

新年明けましておめでとうございます。
今年も皆さまにとって素晴らしい一年となりますよう、心からお祈り申し上げます。



お正月はいかがお過ごしでしょうか。今年は曜日の並びもあり、お休みが短いという方も多いかもしれません。私も三が日は遠出せず、東京国立博物館の「初もうで展」のほか、近辺の美術館をいくつか廻るつもりでいます。

東京近郊で年明け早々(10日まで)に新しくスタートする展覧会は以下の通りです。

「フォスター+パートナーズ展:都市と建築のイノベーション」 東京シティビュースカイギャラリー(1/1~2/14)
「博物館に初もうで」 東京国立博物館(1/2~1/31)
「ゆかいな若冲・めでたい大観ーHAPPYな日本美術」 山種美術館(1/3~3/6)
「夢二をめぐる人々」 竹久夢二美術館(1/3~3/27)
「わが青春の同棲時代」 弥生美術館(1/3~3/27)
「隅田川界隈の文化と産業ー浮世絵と写真でみる江戸・東京」 たばこと塩の博物館(1/5~3/21)
「中国の陶磁/館蔵日本画展」 松岡美術館(1/5~4/16)
「岩田壮平 日本画展」 佐藤美術館(1/8~3/6)
「絵画のゆくえ2016 FACE受賞作家展」 東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館(1/9~2/14)
「松竹梅ー新年を寿ぐ吉祥のデザイン」 根津美術館(1/9~2/14)
「文字の力・書のチカラ 書の流儀」 出光美術館(1/9~2/14)
「狂言を悦しむ」 永青文庫(1/9~2/21)
「初期浮世絵展ー筆の力・版の力」 千葉市美術館(1/9~2/28)
「ようこそ日本へ:1920‐30年代のツーリズムとデザイン」 東京国立近代美術館(1/9~2/28)
「若林奮 飛葉と振動」 府中市美術館(1/9~2/28)
「魅惑の小宇宙!懐中時計」 町田市立博物館(1/9~3/6)
「美の法門ー柳宗悦の美思想」 日本民藝館(1/9~3/21)
「あけおめ おめもよ おめでたい文様」 東京黎明アートルーム(1/10~1/25)

お正月に因んだイベントを開催する博物館や美術館も増えてきました。まずは東京国立博物館の「博物館に初もうで」です。

「博物館に初もうで」@東京国立博物館

恒例の「新春特別公開」をはじめ、干支の申に関する展示が行われるほか、新春イベントとして和太鼓や獅子舞などが披露されます。ほかシアターの無料上映やミュージアムショップでの美術書バーゲンセールなども催されます。例年同様に盛りだくさんです。

2日と3日は東京国立近代美術館の常設展示が完全無料です。さらに先着順、数量限定にて図録やポスターなどがプレゼントされます。

「1月2日(土)限定、来館者プレゼント&2日、3日は無料観覧日!」@東京国立近代美術館

同じく東京都現代美術館も2、3日の常設展示が無料です。両日とも先着150名に限りプレゼントがあります。

「年末年始休館とお正月特別開館のお知らせ」@東京都現代美術館

江戸東京博物館の「えどはくでお正月」も定番となりました。2、3日の常設展示が観覧無料になるほか、獅子舞、からくり人形の実演、筝の演奏、それに書き初め体験などのイベントも多数。館内はお正月ムードに一色となります。

「えどはくでお正月2016」@江戸東京博物館

横浜美術館の初日は全館規模での無料観覧日です。常設展に限りません。企画展「中島清之ー日本画の迷宮」も無料で見ることが出来ます。

「新年は1月3日(日)から開館!年明け初日は観覧料無料!」@横浜美術館

「ゆかいな若冲・めでたい大観」がはじまる山種美術館でも開催初日に甘酒やプチギフトの限定サービスがあります。またミュージアムショップでは6000円相当の入った「新春福袋」が2000円で販売されるそうです。(個数限定)

「1月3日(日)限定サービス(プチギフトと甘酒)のお知らせ」@山種美術館

今年も見た展示の印象などを率直に記していくつもりです。それでは「はろるど」をどうぞよろしくお願いしたします。

*図版は今年生誕300年を迎えた伊藤若冲の「猿猴摘桃図」です。この春には東京都美術館で「若冲展」も控えています。若冲に改めて注目される一年になりそうです。
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