「ニコラ・ビュフ 新説七福神巡り」 新宿伊勢丹・日本橋三越

新宿伊勢丹・日本橋三越
「ニコラ・ビュフ 新説七福神巡り」
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新宿伊勢丹、および日本橋三越にて開催中の三越伊勢丹「ジャパン センスィズ」、「ニコラ・ビュフ 新説七福神めぐり」を見てきました。

三越伊勢丹が2011年より取り組んでいる「ジャパン センスィズ」。「日本の良さを改めてお伝えし、新しい価値として再認識していただく」(公式サイトより)CSR活動だそうです。



その関連のプロモーションイベントです。「ニコラ・ビュフ 新説七福神めぐり むっつりダルマを笑わせろ」が行われています。

「イセタン ジャパン センスィズ」
http://www.miguide.jp/japansenses/20160103/shinjuku/



会場はずばり店頭のディスプレイ。モチーフはお正月に因んだ七福神です。ただし単に一般的な七福神が飾られているわけではありません。デザインを担当するのはニコラ・ビュフ。気鋭の現代アーティストです。1978年にパリで生まれ、いわゆる美術だけでなく、舞台演出やブランドとのコラボレーションなど、幅広い分野で活動しています。



ビュフは日本の七福神を独自に解釈。まさに新説、その名もカタカナのシチフクジンです。笑わないダルマを笑わせるべく様々な姿に変化。例えばに寿老人はシチフクジン7号ことジュロウジン。弁財天もカタカナの1号ベンテン。まるで戦隊モノです。ロボットまで現れます。得意のサブカルを取り込んだビュフならではの世界へ引き込んでいます。



新宿伊勢丹では正面から明治通りに沿ったディスプレイで展開。時にディスプレイからモチーフがはみ出してもいます。これは目立つのではないでしょうか。テーマパークさながらの舞台設定です。物語を追わずとも楽しめてしまいます。



一方で日本橋三越では店内にもオブジェを展開。特大サイズです。前に立って記念撮影することも出来ます。

「三越 ジャパン センスィズ」
http://www.miguide.jp/japansenses/20160103/mitsukoshi/



また三越でも伊勢丹と同様、ディルプレイにてシチフクジンを展開しています。心なしか新宿よりも大人しく見えましたが、それでも時にキッチュでかつ幻想的な世界を描き出しています。

ビュフの名を国内で知らしめたのは2014年。原美術館で行われた個展、「ニコラ・ビュフ:ポリフィーロの夢」でのことでした。

「ニコラ・ビュフ:ポリフィーロの夢」 原美術館(はろるど)

それ以前にも2009年に旧フランス大使館で行われたノーマンズランドに参加。さらに銀座エルメスのウィンドウディスプレイを手がけたこともありました。

今回も百貨店のディスプレイとはいえ、新宿と日本橋の両方を合わせれば、相当なボリュームです。原美術館の個展以来、ビュフの作品を見る機会だとしても過言ではありません。



新春限定、新宿伊勢丹と日本橋三越の「ニコラ・ビュフ 新説七福神巡り」。お買い物やお出かけの際にでも寄ってみてはいかがでしょうか。



「ニコラ・ビュフ 新説七福神巡り」は1月12日まで開催されています。

「三越伊勢丹『ジャパン センスィズ』 ニコラ・ビュフ『新説七福神巡り』」 伊勢丹新宿店日本橋三越本店
会期:1月3日(日)~1月12日(火)
休場:会期中無休。
時間:店舗営業時間に準じる。
料金:無料。
住所:新宿区新宿3-14-1(伊勢丹新宿店)、中央区日本橋室町1-4-1(日本橋三越本店)
交通:東京メトロ丸ノ内線新宿三丁目駅より徒歩1分、JR線新宿駅より徒歩5分、都営新宿線新宿三丁目駅より徒歩3分。(伊勢丹新宿店)東京メトロ銀座線・半蔵門線 三越前駅より徒歩1分。(日本橋三越本店)
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