都万の舟小屋
卯敷の舟小屋
飯美の舟小屋
伊根の舟小屋・三方湖の舟小屋
隠岐の島では冬期の積雪量や降雨量が多いようで木造の舟を守るために小屋が設けられており、地域色のある舟小屋のある集落を探訪してみた。都万の舟小屋は昭和62年(1987)に農道建設のために移転再建されたようであり、21連棟の洋小屋組で屋根は伝統的な杉皮葺きで石置きとしてあるが、風情さに欠ける舟小屋である。
卯敷の舟小屋はかつて20棟もあったようであるが現在は7~8棟の舟小屋が所々にみられるのみで、画像のような状態であり消滅も近いかもしれない。飯美の舟小屋はかつて27棟あったようであるが現在では21棟の舟小屋がみられ、比較的いい状態で残されている舟小屋もみられる。伊後の舟小屋はかつて7棟あったようであるが現在は1棟のみで屋根がスレート葺きであり絵にならずパスした。
かつて訪れた京都府伊根の舟小屋や福井県三方湖の舟小屋とは少し違っており、地域によって建築的な特徴があるようである。