億岐家住宅
都万目の民家
佐々木家住宅
玉若酢命神社に隣接の億岐家住宅(国重文)は神職家の住宅で、屋根は茅葺屋根であり建物正面に三か所の出入り口がある。郡地区の隠岐郷土館脇にある都万目の民家は都万目地区にあった豪農の民家を移築されたようで茅葺の屋根で建物正面に三か所の出入り口がある。億岐家住宅、都万目の民家の屋根棟に馬乗り型の千木のようなものがあり、隠岐ではバンジャと言われているようである。かつて中国地方ではカラスオドシ、ホテギ、ウマノリ、ウマキその他数多くの呼び方があったようである。釜カス谷地区にある佐々木家住宅(国重文)の屋根は杉皮葺きで石置きがしてあり、建物正面に三か所の出入り口がある。
これらは何れも旧家や豪農の建物でありこれらの民家形式は隠岐造り民家と言われているようである。茅葺屋根や杉皮葺き屋根の昔ながらの伝統的な民家が残されていないかと島内を周回したがもう残存していないようである。