上平良地区にある西連寺の本堂向拝屋根の雨水を受ける天水桶は、この地区から布哇国加哇嶋(現ハワイ州カウアイ島)のケカハ、キャリー、ハナペ、カパア、キャリヤ、ワイメヤ、リフエ、マカウエなどに移民した人達が大正3年(1914)に寄進建立している。大正期の地誌によると平良村から男女242名の人達が布哇に移住したようである。
下画像は1985年に百周年委員会が発行した「The Japanese in Hawaii: A Century of Struggle-ハワイの日本人苦闘の世紀」ほかでハワイ旅行の際に現地の古本屋で求めたものである。英文は読めないけれど挿入画像から苦闘の様子を窺うことができるのである。