昨日ふれた広大宮島自然植物実験所敷地内にある室浜砲台は、明治29年(1896)5月に呉港を含む広島湾の防禦計画が確立して各砲台建設の準備開始となり、室浜砲台は明治31年(1898)10月に起工し翌年3月に竣工している。明治35・36年(1902・03)には砲座改築や弾蔽、兵舎、野営床増設などが行われている。
大正15年(1926)6月に軍令陸乙第9号で広島湾要塞は廃止となっており、10月に宮浜砲台跡は内務省に移管し、昭和38年(1963)に広大宮島自然植物実験所の所管となったようである。(室浜砲台之図-アジア歴史資料センター)
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