見抜けなかった。


SX125R。
同系列車にお乗りの諸兄なら感じておられることと思うが、フロントブレーキが非力そのものというか、ママチャリのフロントブレーキみたいに頼りない。
そのかわりというのか、リアのドラムブレーキはガッツリ効くあたり、マジでママチャリっぽい。
長いこと乗ってて、それで不自由も感じてなかったんだけど、ちょっと何とかしてみようかと思い立った。


入手したのは、KSR-IIのマスターシリンダー。
ブレーキ強化もいろんな方法がある。ネットでSXや同系列のブレーキを装備しているジェベルやDFなんかの情報を見ると、先人の皆さんはいろいろ工夫しておられる。
手法としては、他車のシステムをディスクごと移植といった大掛かりなものを除けば、キャリパーを大径にしているものが多い。
マスターシリンダー周りはそのまま、つまりブレーキ液圧はそのまま、作用面積を大きくすることでブレーキ力を増強するわけだ。
逆に、マスターを小径化して液圧を上げる、という方法もあるのだが、それは意外に少ないようだ。
だから、というわけでもないけど、今回はマスターを小さくしてみることにした。
SXのノーマルマスター径は1/2インチだ。これは、XT400Eと同じサイズで、ニッシンの似たようなマスターシリンダーが付いている。
これを小さくするとなると、他車流用で調べてみると、11mmのマスターを採用している車種が結構あった。
1/2インチから11mmにサイズダウンすると、レバー比が同じなら、33%ほど液圧が上がる勘定になる。
流用するならどれでもいいってばどれでもいんだけど、トリッカーなどのヤマハ車は、後述するが、ミラーが逆ネジなのでやめた。あとはホンダ車の一部とカワサキのオフ車に11mmがあったので、中古品を調べてみたら、まあカワサキのオフ車用、それもKSRがタマ数が多くて、いちばんリーズナブルだった次第だ。
ということで、オクでKSR-II用のを入手。
ところが、ミニバイクのKSRは、ミラーがM8なのだ。で、ミラー穴を拡げて、M10x1.25のタップを立てる。


無事、SXに付いていたミラーが付くようになった。
ヤマハ用マスターだと、ミラー穴を拡げてM10x1.25の正ネジのリコイルを植えるとかしなきゃなんないとこだ。
もちろん、市販のミラーアダプターを使うという逃げ道はあるけど、なんかそれはちょっとやりたくなかった。


モノは、機能に問題なしですぐ使える、という触れ込みだった。
でも、ピストンのブーツが完全に切れていて、ピストンは指で押した程度じゃ動かず、ピストンを外そうとしたらサークリップの下のワッシャがサビでかじってなかなか抜けず、やっと抜けたピストンはこのとおり。


リザーバタンクのキャップもこのとおりで、リザーバタンクの底の穴は赤サビで完全にふさがっていた。
ま、機能に問題ないかとか、すぐ使えるかなんてのは、感じ方には個人差があります、ってことなんだべな。


サビと汚れを落としてみたら、幸いにして、傷もなく、十分再生可能だった。


ゲージ窓は劣化してたので、アマゾンで安く売ってる怪しい社外品に交換してみる。


18mm窓用。
ウチのバイクはこれで全てまかなえる。


窓をシャコ万で圧入した。問題あるようには見えない。


インナーキットも、デイトナの社外品。


ニッシンの11mm用らしい。


中身はこれ。


外したインナーと変わりはないように見える。


普通に組めた。
これで、カワサキ純正のよりもだいぶ安いから、助かる。


ブレーキレバーは、KSR用の社外品。
SX用はブレーキスイッチタブが違ったりして合わない。


レバーのボルトは、SXのノーマル品でとりあえず使えるけど、段付き部の長さが違うから、KSR用にするかな。


SXのブレーキスイッチは、プランジャタイプ。
KSRのはマイクロスイッチだ。

SXの車体側はギボシだけど、KSRのはスイッチ側で187サイズの平端子接続になっている。
ハーネス作ればいいだけだから、問題はない。


ブレーキスイッチの配線は、ライトカウル内で接続されてる。


ギボシで。


とりあえず、ノーマルマスターを外して、KSRマスターを付けてみた。
見た目は全くと言っていいほど変化ない。


ではホースつないで…と思ったら、SXのバンジョーボルトが合わない。
カワサキ系のバンジョーはM10x1.25の細目ネジなのに対し、SXのはM10x1.0の細目ネジになっていた。
入手したマスターにはバンジョーが付いてなかったから、これも買わなきゃなんない。
んー、これは事前に見抜けなかったなあ。すぐ部品頼んだけど、お盆だから日数掛かりそうだなあ。
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騙された。


サンバー。
燃料ゲージが残り1/4近くに減ったから、ガソリン入れたら、満タンで15リットルくらいしか入らなかった。
タンクは軽トラとしては破格の45リットルで、ゲージ範囲はだいたい35リットルくらいで、燃料計がE指示でも10リットル程度残っている。
ゲージどおりなら25リットルは入ったはずだ。
なのに、15リットルで満タンになって、燃料ゲージの指示はこのとおり。


これは、タンクのフロートセンサーの接触不良かなんかで、抵抗が大きくなっているのだ。
燃料ゲージの仕組みは抵抗計で、サンバーの場合、断線でE振切り、ショートでF振切りになる。


とりあえず、簡単なところで、タンクユニットからカプラを抜いて…。


5-56とかで接点復活を試みる。


すると、1/4以上指示が高くなって、満タンを示した。
前のサンバーもだったけど、サンバーはタンクユニットにタイヤ撥ね上げがかかるせいか、このトラブルはたまに発生するな。
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庭通信。


庭は夏の花が咲いている。


ウドの花。


ブラックベリーはたわわに実っている。


オンコにも実が。


コクワは結局実らなかった。
雄株を継がなきゃダメだな。


かわりに、コイツが多量にたかっていた。
この上の写真の中だけでも数匹確認できる。
マイマイガかなんかだと思うけど、コイツは時々大発生するんだよな。
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