伸びる前に刈る。


屋根の雪は、屋根と接する面が室内からの熱で融けて、それが再凍結して氷になり、重みでじわじわと軒からせり出してくる。せり出して庇状になったのが雪庇で、どんどんせり出すと、付け根付近の曲げ強度の限界に来たところで折れて落下する。せり出した雪はほとんど氷になってることもあり、落ちた雪庇はとてつもなく重くて硬く、頭に落ちれば大惨事になる。


前の記事のような二階の軒だと届かないけど、一階の軒の雪庇なら、伸びる前に人為的に切って落とせる。
これは雪かきのジョンバで、ポリカーボネートの硬いやつだ。その刃先でせり出した氷を下から押し上げると、氷が折れて雪庇が落ちる。


このとおり。


落ちた雪庇の破片は、ほぼ氷で重い。
長時間放置すると地表の雪氷と一体化して取れなくなるから、すぐどかす。


ちょっと高い軒も。


スッキリ。
これで次の雪庇ができてくるまで、気温にもよるけどたいがい一日くらいは心配しなくて済む。
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