樹皮が箍だった。
前回、よく乾燥したヤマザクラの太いとこの丸太をハイリフトジャッキの薪割りで割ろうとしたが、割れなかった。
それはたぶん、周方向に強い樹皮が箍のようになって、割れるのを妨げているのが原因、と推察していた。
割れなかった玉の樹皮に切れ目を入れてみよう。
こんなにがんばって完全に皮を切らなくても、表面のツルツルの薄皮に傷が入ればいい。
パリッ。
樹皮は傷から避けつつ、めでたく割れた。
シラカバ系やサクラ系は樹皮が周方向に強いから、こうすれば割れる。
ミズナラとかニセアカシアとかは樹皮がそもそも縦に裂けているから、こんな心配はいらない。
前回割れなかった太い玉も、無事薪になった。よしよし。