14日にNYtimes.comからメールが来て月曜日から署名入り論説(Op-Ed)を別枠にしてTimesSelectとし年間購読料50ドルの有料になるという。確かにトーマス・フリードマン氏やデビット・ブルック氏など著名な記者の論説は、社説を越えて洞察力に富み先見性があり目を開かせるものも中にはある。TimesSelectに加入すると古い記事や検索ツールを利用できるようになると言っている。しかし、私には50ドルは高すぎる。
この試みには懐疑的な意見も多い。狙いはケーブル・テレビの映画専門チャネルHBOの位置付けだという見方もある。しかし映画見放題と署名入り記事が同じ価値とは思えない。特定層の読者を狙ったとしても、一定のオピニオン形成に影響を与える程度に購読者が増えるかどうかは疑問だ。記者にとっては折角書いた記事の読者が減るのはハッピーではないはずだ。ワシントン・ポストなど他の有力紙が追随するかどうかが注目される。個人的には何とかこの動きが広がらないように祈っている。■
この試みには懐疑的な意見も多い。狙いはケーブル・テレビの映画専門チャネルHBOの位置付けだという見方もある。しかし映画見放題と署名入り記事が同じ価値とは思えない。特定層の読者を狙ったとしても、一定のオピニオン形成に影響を与える程度に購読者が増えるかどうかは疑問だ。記者にとっては折角書いた記事の読者が減るのはハッピーではないはずだ。ワシントン・ポストなど他の有力紙が追随するかどうかが注目される。個人的には何とかこの動きが広がらないように祈っている。■