かぶれの世界(新)

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炭酸抜いたら痛風が飛んだ!

2009-09-27 21:16:48 | 健康・病気

定期健康診断を受けた1週間後の先週金曜日に結果を聞いた。かかり付け医者の見立ては前回に比べて全体として良かった。降圧剤服用の効果で血圧が下がり、体重と近年話題のメタボリック・シンドロームの象徴である腹囲が減少したことを最初に指摘された。

先生は生化学検査結果を見て、「肝機能が改善されたように見えるが・・・」と、腑に落ちないという印象の口振りだった。私は節制しましたからと答えたが、期待した答ではなかったのかそれ以上の質問は無かった。肝機能は悪化する一途で理屈に合わないということか。

次に指摘されたのは尿酸値がかなり下がって正常値まで戻っていたことだ。突然の激痛以来約10年間痛風と付き合ってきた。足の親指と小指の辺りが赤みを帯びてかゆくなり終いに痛風になると経験上分かっていたが、この1年間その気配が無かったので予測した通りであった。

一方、コレステロール値は期待に反して余り低下してなかった。依然として高脂血症と呼ばれる範囲にあったのは予想外で残念だった。気にしていた眼底検査では昨年「軽度の動脈硬化」があるとの所見があったが、今回所見なしと診断でホッとした。

私自身は近年では体調が最もいい状態にあると感じていたので、当然のように健康指標が改善するのを期待していた。改善したのは予想通りだった。何故、改善したのか私の生活習慣を振り返ってみる。余り論理的ではないが個人的に効果があったと感じる順に整理してみる。

1)    ウォーキング 散歩やジョギングは不定期的に続けていたが、ちょうど1年前頃から食後の散歩を始めた。最初は朝食とか昼食後の散歩から始め、この半年は毎食後3-5km散歩している。そのうち1km位は軽く走る時もある。食べたものが身につく前に消費してしまおうという考えだが、果たして理屈にあっているのかどうか。

補足1 散歩する代わり週2回ジムでのウエイトトレーニングは止めた。激しい運動よりもゆったりと散歩する効用、特に脳を刺激する脳内分泌効果説を最近見かけたが、具体的な効果は自覚できない。

補足2 週一バドミントン練習(田舎では週三)は私には激しい運動で、その翌日血圧が正常値に下がりその後徐々に上昇する。グラフにプロットすると電子回路でおなじみの「のこぎり派」のようで、多分身体の中も類似の化学反応が起こっていると思うと面白い。

2)    炭酸抜き ビールからコーラやサイダーなどソフトドリンクまでソーダ飲料を全て止めた。プリン体が高尿酸の原因だと知り数年前ビールを止めたが、それでも痛風の症状が出たので今は炭酸が原因だったと感じる。今たまに炭酸入りのビールやジュースを飲むと酷く美味しい。

3)    アルコール習慣 上記の炭酸抜きの取っ掛かりとしてビールを止め、ウィスキーを経てワインや焼酎を飲むようになった。更に最近になって寝酒を止めた。より大きな健康効果は酒と同時に就寝前にツマミを食べなくなったことだと思う。

寝酒を止める時は寝つきが悪くなるのを心配した。最初はツマミを大好きだったチーズ類から冷奴に変え、次にアルコールの代わりに豆乳にしてお腹に何か入っている状態で寝た。結果としては余り苦労することも無く短期間に寝酒を止めることができた。

4)    食の生活習慣 基本的に野菜と魚類を多めに取り、脂分の多い揚げ物はなるべく避けるようにしてきた。朝食はヨーグルトに果物と牛乳、時間を置いてコーヒーとクッキーを食べる習慣を数年続けたが、特別健康に変化があったようには感じない。が、好きだからまだ続けている!

昨年末の田舎生活頃から肉類は牛を止め豚にした。理由は単純、豚のほうが身体にいいと誰かに聞いたから。気になることは田舎にいる間、母のツマミ食い対策で毎度1食しか作らないようにし、勢い殆どはレトルト食品や麺類になった。長期的には健康に影響があるかも。

5)    心の平和 母の介護や子供達が直面する問題を考えると心配になるし、昨年の世界同時不 況で個人資産がダメージを受けた時ははとてもがっかりした。しかし、今年になり景気は底を打ち回復の道を辿り、長男は結婚した。私も人の子、その頃から寝つきが良くなった。

   更に付け加えるなら、この年になっても興味を持って新しい機会に尻込みせず、新しい友と知り合い、心の張りを保つことが健康の維持に繋がっていると感じる。「養老院内の恋愛や性が高齢者の健康に貢献する」というある調査結果は、平和より心の張りが今後の私の健康維持に役立つ示唆のように感じる。

ここ数年では体力の衰えは感じるものの、最近の体調はとても良くなったと感じる。散歩する時背筋を伸ばして腰から歩くように歩き方を改めた頃から、バドミントンやジョギングなど運動の後の筋肉痛や膝疼が和らぎ、疲労回復が早くなった気がしていた。

何が体調改善に貢献したのか整理してみたが、悩みのタネだった痛風の原因であった高尿酸については炭酸を止めた効果は間違いないと思う。食後のウォーキングは肥満の防止以上の効果があるように思うが、最近始めた寝酒や食生活の改善と合わせ様子を見たい。

そう思って生化学検査結果をパソコンのスプレッド・シートに入力して、指標の遷移をチェックしてみると、意外にも改善幅は過去データのばらつきの範囲程度だった。体感健康度はとてもいいのだが、数年前にはそれよりいいデータだった時もあった。私事になると過剰に反応する傾向は何時までたっても直らない。

最後に今回の健康診断を受けるにあたり、心と健康の関連について今までに無くその重要性を感じた。私がどういう老後を過ごしていくのか大事な課題になる気がする。■

コメント (2)
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