かぶれの世界(新)

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皮肉な極論

2016-07-11 11:00:31 | ニュース
今回の参院選ほど奇妙な選挙は経験がない。それはマスコミ・野党が改憲を争点として取り上げたのに対し、選挙民と与党は経済政策と社会保障を選んだ。まるでかみ合わなかった。当然のことながら選挙民が選んだ争点に答える政策を主張した与党が圧倒的な勝利を得た。

何でこんな当たり前のことが分からなかったのか不思議だ。投票前に「民進党のエラーが与党を勝たせる展開」と予測した通りになった。当たり前の理屈が通じない、どうにも彼等のロジックが理解できない。選挙に敗れた野党とマスコミはまだ分かっていないように感じる。

今朝もテレ朝は選挙が示した「民意を無視して」憲法改正の危険性を報じていた。沖縄で反基地を主張する市長候補が僅差で勝ったりすると「沖縄の心」と報じるマスコミが、与党が圧勝すると選挙結果を「国民の心」と言わないのは何故なのか。それでは自己の主張に都合のいい報道をしているだけになる。

私は憲法をどう改正するのかについては慎重であるべきだと思う。改正する内容が問題だ。なのに、憲法には絶対触らせない的なまるでコーランを神聖視するような議論自体を否定する姿勢にこそ危険な香を感じる。反改憲を主張する人達にその匂いがする。だが、私はその時の社会に暮らしている人を憲法の上に置きたい。

今回の参院選の結果もそういう視点で謙虚にみるべきだと思う。その中には近視眼的な民意が優勢な時もある。しかし、自分の主張に都合のいい意見だけ「XXの心」等といいとこどりするのは無知で情けない。今後マスコミは一転して憲法を国民の為にどう変えて行くのか、その視点から議論を戦わせ報じるべきだ。皮肉ではない。

もう一つ、昨夜は色んな事があり参院選結果は中韓を除く世界では余り認知されてない。欧州ではポルトガルがユーロカップ・サッカーで初優勝し、米国では警官の黒人差別事件に反発して警官5人を銃殺した米軍予備役男性が警察のロボットで殺害した件を巡り大騒ぎだ。オバマ大統領は予定を変更して欧州から帰国するという。もうどうしようもない。開き直って皮肉な提案を一つ。

警察が殺人ロボットまで使ったのは本当にショックだった。だが、現状は誰でも大量殺人可能な自動小銃が入手できる。自己防衛の為の権利として銃規制に反対する社会で住むためには、今度は自動小銃を持った殺人犯やテロリストから身を守る為にロケット砲の所有を認めたらどうだろうか。それでも効果がなければ小型戦車も考えた方が良い。アメリカは凄い国になるよ。オバマさん、どうですか。■
コメント
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