娘夫婦の赤ちゃん誕生100日を祝う食事会で盛り上がった話題が、赤ちゃんが生まれた翌々日に何と夫君が急性胃潰瘍になったという嘘みたいな話だ。特別仕事が忙しかったという訳でもない。家内の解説によれば、最近の男性は育児や家事を良く手伝うようになり、夫君も長男も例外ではなく私とは大違いという。
娘の要求が「これして、あれして」と命令口調を連発し、夫君を追い詰めたのだそうだ。家内によれば「XXしろよ!」みたいな口調で夫君に言ったらしい。そう言えば20年前の女子高生時代、オレとかオマエといった男言葉を使うのが女の子の間で流行り、娘もそういう言葉を使っていたという。その言葉を聞いた時の夫君が感じた驚きのプレッシャーは容易に想像できた。
そういう娘も出産前にストレスで潰瘍になったらしいから、彼女はナイーブさがないという訳でもないというのが親のエコヒイキ的な言い訳だ。何れにしろ「鬼嫁」という言葉が皆の口の端に上り食事会で笑いを誘った。それだけでは終わらなかった。夫君は娘の口が悪いのは私の血を引いていると、笑いながら疑いの声を上げた。それを言うなら、いつも私をボロボロにけなす家内の血を引いたと内心思った。確かに娘の口が悪いのは親譲りだ。
始まりは15年前に娘と結婚する許可を得に夫君が我が家に来た時だった。私に開口一番「何しに来たんだ?」と言われて彼は絶句したという。飲み会の席とかで笑いを取るため私の言葉を10回以上引用したという。何だ、利用してるじゃないか。利用されても問題ないが、私は全く記憶がない。娘は多くの男性と付き合って男を見る目があるから、彼女が選んだ男は間違いないと結婚を了解したと言った記憶はある。酷い親だ。■
娘の要求が「これして、あれして」と命令口調を連発し、夫君を追い詰めたのだそうだ。家内によれば「XXしろよ!」みたいな口調で夫君に言ったらしい。そう言えば20年前の女子高生時代、オレとかオマエといった男言葉を使うのが女の子の間で流行り、娘もそういう言葉を使っていたという。その言葉を聞いた時の夫君が感じた驚きのプレッシャーは容易に想像できた。
そういう娘も出産前にストレスで潰瘍になったらしいから、彼女はナイーブさがないという訳でもないというのが親のエコヒイキ的な言い訳だ。何れにしろ「鬼嫁」という言葉が皆の口の端に上り食事会で笑いを誘った。それだけでは終わらなかった。夫君は娘の口が悪いのは私の血を引いていると、笑いながら疑いの声を上げた。それを言うなら、いつも私をボロボロにけなす家内の血を引いたと内心思った。確かに娘の口が悪いのは親譲りだ。
始まりは15年前に娘と結婚する許可を得に夫君が我が家に来た時だった。私に開口一番「何しに来たんだ?」と言われて彼は絶句したという。飲み会の席とかで笑いを取るため私の言葉を10回以上引用したという。何だ、利用してるじゃないか。利用されても問題ないが、私は全く記憶がない。娘は多くの男性と付き合って男を見る目があるから、彼女が選んだ男は間違いないと結婚を了解したと言った記憶はある。酷い親だ。■