かぶれの世界(新)

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往く人来る人(8)

2016-07-13 15:32:24 | 健康・病気
母は点滴では栄養が十分に取れずIVHといって首の静脈から栄養補給しており、病院の説明によれば昨日からゼリーを口から食べ回復傾向にあるという。一方、介護施設担当H氏によれば見かけは入院直前より良くないという。多分両者の説明はどちらも正しい、どの時点を基準にしているかの違いだと思う。後から施設の人と話した時もそういう認識だった。何れにしても入院を続けるしか選択肢はない。

施設担当は施設付きの看護婦さんと一緒に母の様子をチェックした時は、母と目が会うがいつもなら「帰りたい」と言うはずなのに言わなかった。意思の疎通が難しい状態だったとの認識だった。私が病院に母を見舞った時もほぼ同じ状態だった。しかし、ゼリーを口から摂ったという最新情報は少し希望があるということだ。

同じ経験をしたバドミントンクラブのまとめ役に聞くと、彼女のおばさんは延命処置はしなかった、IVHは外科的処理になりやらなかったという。しかし、母の意識がある間は私は出来ることはやってあげたいし、現に病院は回復したとみているのであれば尚更だ。何れにしてもIVHは施設では出来ないし、私が迷い悩んでいると理解してフォロウしていてくれる。

午前中バドミントン練習の合間に体育館のロビーで、生まれたばかりの赤ちゃんを抱いた母親を見つけた。赤ちゃんの年齢を5か月とピッタリ当てて、連れのお母さん(関係ないけど美人だった)を驚かせた。最近孫が生まれたばかりと種明かしをすると合点がいった様だが、内心私は得意になった。人生を終えようとする母とこれから大きく育つ赤ちゃんが私を経由してすれ違ったといささか感傷的になった。■
コメント
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