かぶれの世界(新)

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旅は道連れ2016夏

2016-07-12 21:35:00 | 旅行
一時帰京は私一人だったはずだが、ずっとボケが付いて回った。誰よりも気の付く人だったはずなのだが。認知症の魁(さきがけ)とは言われたくないが、家族は私を見て口に出さなくとも秘かにそう思っているかもしれない。

1)携帯電話紛失
携帯電話を無くしたのは既に報告した。私の携帯を拾った人が悪用する最悪ケースを防ぐため、息子の助言でドコモに連絡して携帯電話をロックし電話がかかると連絡先を伝える設定をして貰った。結果としてこちらから携帯に連絡がつかなくなり探し出すのが難しくなったと覚悟した。

しかし、携帯がないと困る。昨日の動線を逆に辿って落とし物がないか調べることにした。幸運にも最初に問い合わせた成田行きのリムジンバスの会社で私の携帯が見つかった。しかも受取人払いの宅急便で送ってくれるという。一件落着だ。だが、実はメガネもどこにもない。変わりがあるので何とかなるが。

2)私よりお喋りがいた
そのリムジンバスの隣の席に座った30-40代の男性と成田に着くまで間断なくお喋りを続けた。話しから推測するに彼は個人経営の投資家のようで、どういう銘柄がいいとか売買のタイミング等とめどなく話が続いた。話し好きの私もいささか疲れる道連れだった。女の子なら絶対疲れなかったのだが。

今はやってないがかつては株を買ったことがあるので、経験者みたいに的確な受け答えしたのがいけなかったかもしれない。後からリーマンショックで大損し株を止めたと何度も強調したのだが手遅れだった。ただ、彼の話は成程と思い納得したところもあったのでそれ程嫌だった訳ではない。

3)血圧急上昇
降圧剤を田舎に忘れて帰京し、服薬を中断せざるを得ず3日目に血圧が上昇し医者に行く羽目になったことも前回投稿した。お蔭で薬の服用を止めたり始めたりすると、私の体の血圧は3日目に反応することが分かった。自分の体の血圧がどう変化するか分かったのは収穫だ(高齢者らしい言い訳だ。)

4)入れ歯が壊れる
田舎に行く2日前に3ヵ月前に新しくしたばかりの入れ歯が壊れた。新しい入れ歯はフィット感がよくついつい嬉しくなって固いものでもバリバリ食べて壊してしまったのだと思う。週末だったので馴染みの医者にも行けず、無理言って今日実家の近くの歯科医に入れ歯を修繕して貰った。

結果的にいつものように東京で作った入れ歯が田舎にいる時に不調になり、彼に治療して貰い調子良くなるという役割分担が定着した。腕がいいからだと思うが、彼に調整して貰うと調子よくなるのだ。

5)最強の連れ
多分、最強の連れは蒸し暑い不愉快な天候だ。東京に戻った時は一日中蒸し暑く、特に眠れない夜を過ごした。四国より暑いなんておかしいと思ったが、一昨日松山空港に着くと東京と変わらなかった。実家の玄関を開けるとカビ臭い匂いがした。特に台所のステンレスの調理台が縞々の白いカビだらけ。参った。東京の家内に泣きつくと非情にも高笑いされた。一人寂しく買って来た食事をまず食べてからカビキラーを使った。

ボケが道連れと思うのと同じくらい寂しいのは、全く色気のない旅行だったことだ。10日間の帰京の最低限の目的を果たした。だが、最後の日に仮住いの家を出ていく前に洗濯や皿洗いをバタバタやって時間の余裕がなくなり、その前後で小さなミスを引き起こしてしまったのが悔しい。最近同時にこなせる事が減って来た。筋力アップのトレーニングのような上手なボケ防止の方法はないのだろうか。■
コメント
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