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天邪鬼・米朝会談評(改)-トランプをいつやめさせるか

2018-06-19 11:50:24 | ニュース
4日前この題名で投稿したが、実際はトランプ大統領を庶民の目で見て悪口を言っただけだった。その前後からトランプの暴走は一段とギアアップした。トランプを早く辞めさせないと、世界は大事になると声をあげるべきだと考える。

米朝会談の直前にG7首脳会議があり、トランプ大統領は会議の後半を欠席、その後カナダ首相をあしざまに罵倒し、挙句の果てに首脳宣言の承認を取消すという前代未聞の出来事が報じられた。帰国後、都合が悪くなるとG7の関係悪化はフェイクニュースだと開き直った。

対照的に核開発だけでなく最悪の人権問題を強行する金正恩をいい奴だと言い、英国での元スパイ暗殺やクリミア半島併合を強行したロシアを復帰させG8首脳会議を提案した。かと思えば妥協点を見出すかと思われた中国との貿易摩擦を更に22兆円の制裁関税の検討指示をしたと今朝報じられた。

問題はトランプ大統領は共通するルールや原則がなく、その時々の思いつきで誰もが思いつかないような政策を打ち出し、その時々の状況で判断し実行してしまう。彼には同盟国に共通する理念などない。同盟国と連携して世界をリードして行くどころか逆に足蹴にして、G7首脳会議後「西側同盟の終焉」の懸念が広がったと報じられた。

彼がやっていることは北朝鮮とロシアと関係を修復する一方で、西側同盟との信頼関係を破壊し中国と貿易戦争をする積りなのか。それでも米国経済は好調に推移し失業率は歴史的に低下、米国民のトランプ支持は徐々に上昇しているのだから、彼は後には引かないだろう。

あれやこれや問題点をあげつらっても、最終的な質問はいつどんな形でトランプ大統領を辞職に追い込むかだと思う。私はもうそう言う段階に達したと思う。だが西側諸国が幾ら頑張っても、それは米国人しかできない。情勢はそれほど甘くないように見える。

考え得るシナリオとしてはモラー特別検察官が司法妨害など決定的な証拠を掴み大統領が関わっていたことを示すか、司法長官を替えてモラー氏を首にする、秋の中間選挙で民主党が勝って多数派になる。これ等の組合せで具体的な大統領弾劾の動きが出て来る。

だが、手順を踏んで行くと早くとも来春までトランプは大統領の地位にいるだろう。今、与党は共和党ではなく大統領の言いなりになるトランプ党と言われている。党内反対派は選挙に立候補せず、トランプ党の一員と見做されない様自己保身を図っていると言われる。一言で言うと全く頼りない。

更に民主党の中にも正々堂々と次の大統領選で対決しトランプに勝つべきと主張する声があるという。法的な手続きで大統領を弾劾しては国内が分断されてしまうからという(6/14FT)。しかし、世界はそれまで待てない。世界が滅茶苦茶になる前に米国民は手を打てと言いたい。■
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