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コロナは報道と民意を映す鏡

2021-01-20 20:21:24 | ニュース
今日の東京都のコロナ感染者は1274人、重傷者が過去最大の160人と報じられた。年末以来感染者が急増したがここ数日感染者数は減り始めた。重症者や死者数は感染者数より少し遅れて来るので、予想された通りに推移している。メディアは感染数減と重傷者が遅れて出るとは絶対に報じないが、「感染者数が減り始めた、この調子で頑張ろう」と国民を勇気づけるべきだと思う。

コロナ感染が昨年初の第1波から第2波、第3波と続くにつれ、テレビ報道が具体的なデータを示さず(トランプ大統領みたい!)欧米の対応に比べて政府を批判し、指数関数的感染急増の恐れありと扇動的な報道を繰り返した。「批判の為の批判」という印象を受けた私は何度か「偏向報道」と指摘した。だが、WHOの日本の対応を成功と評価するとマスコミは一転静かになった。

そして昨年末の第3波で感染者数が急増すると連日の政府批判が再開された。だが、同時にコロナ対応と医療崩壊を報じる姿勢がメディアによって異なって来た印象を受けた。中でも注目したのはテレビ朝日の昼の大下容子さんのニュース番組が、医療崩壊を叫ぶ医師会の主張に対して日本の医療システムの全体像を海外事情と比べ分析して正確に伝える報道姿勢だ。

他の番組は第3波では内外の感染データ等を示し医療専門家と素人専門家が意見を交換し、街の声と称して一般人の遅過ぎる政府対策批判を紹介するスタイルが多かったと思う。素人評論家は別にして医師会関係の医療崩壊発言には誰も疑問を挟むことはなかった。マスコミは医師会の声に忖度して報じていると感じた。そこに大木容子さんが医療システムの問題提起をした。

私はコロナに関わらずテレビ番組で評論家の意見が一方的だと感て信用できず、時にCNNとかワシントンポストやBBCなど欧米のメディアをチェックする。だが、この1カ月はコロナに限らず全体像を知るために大下容子さんの番組を見て教わることあると感じるようになった。多分彼女の番組を評価する視聴者が一定数いる、偉そうに言うと「民意が反映された番組」と感じた。

米国ではトランプ大統領の主張を信じた支持者が議会乱入事件を起こした。彼等は既存の新聞テレビを信じず、SNS(パーリー)を経由してトランプの偽情報を信じて暴動を起こした。米国人の半数弱があり得ない偽情報に踊らされて民主主義を崩壊させようとした怖さを感じた。国民が嘘を見破り現実を正しく受け止らないと国の舵取りを間違えることになる恐ろしさを実感した。

私は一方的な意見を流す日本のメディアにも同じような危険さを感じていた。米国と異なり日本はまだテレビの影響力は大きい。菅政権は第3波の対応に苦労し方針変更した。それでも、コロナ感染の実態は欧米に比べ圧倒的に少ない。連日医療専門家の意見をもとに政府批判の放送を聞かされた結果が、菅首相の支持率急落だと考える。トランプ大統領の偽情報を聞いた支持者のように感じた。

コロナ感染が急増し医療崩壊が迫っていると医師会会長は至急の対応を繰り返し求めたが、海外と比べると依然として感染者数は少ない。第1波、第2波以来欧米の状況を見聞きしても、医師会会長等は自ら改善すべきことにはだんまりを続けた。マスメディアも厚生省も医師会に忖度して表立って何ら問題提起しなかった。菅政権も動き始めたが大きなニュースにならなかった。それでいいのか。

(補足)今日の7時のNHKニュースが、上記の日本の医療資源の偏在を指摘し、民間病院が軽症の感染者の面倒を見ると応える医師会会長を報じた。私から見るとやっと動き出したか、NHKもやっと問題指摘したかという思いだ。メディアは医師会もマスコミも国民をミスリードしたと恥じて欲しい。日本では「報道が民意を映す鏡」になっている責任の大きさを自覚して欲しい。■
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