かぶれの世界(新)

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田舎暮らし雑感2021(9)

2021-09-10 22:53:54 | 日記・エッセイ・コラム
秋らしい気候が迫って来た。ここ大洲盆地で「秋の入口」は、周りを囲む山々にたなびく雲だ。更に秋が深まり冬になると大洲盆地を雲が埋め尽くすようになる、つまり雲海になる。寒い朝目が覚めると一面真っ白な霧に包まれ、9時から10時頃になると青空が見え始める。

雲は何処に行くのか、肱川の下流約20キロにある長浜に流れて行く。寒い朝に雲は肱川河口にかかる赤橋を吹き抜ける「肱川嵐」と呼ばれている。まだ秋の入口の今は細い雲が山をたなびく程度だが、それがまたお洒落で私は好きだ。しかし、まだ夏の名残のある秋なので、昼頃になると強い日差しで気温30度以上の真夏日になる。

今朝は文字通り「秋の入口」の天候で山にかかる雲を見て、本格的な山歩きをしたくなった。昼過ぎになると気温が上がって歩き続けられるか体力に自信がなく、気温が上がる前の9時半過ぎ早めに実家を出た。小学校の裏から登り始め、雲海展望公園から藤縄側を通り恋木に行き、冨久保を経由して戻った。スマホの歩数計では1.8万歩13キロを約5.5時間歩いた。疲れた。

初めて行った冨久保はかなり高い場所にある集落で、人の気配がなく正しい道を歩いているか自信がなかった。集落の奥の方に入って行くと稲の取入れが終わり、乾燥した藁を収めている老夫婦に出会った。やっと人に会えた。折角なので挨拶をして道を訊きやっと会話が出来た。

里に下りると農作業姿の同級生に会った。私はてっきり他家の稲作を代行していると思ったら、彼は2年前に手術後体力が伴わず、若い農夫に代ってやって貰ってるという。代行の代行だ。最近この手の話をよく聞くようになった。私は複雑な関係にならないよう気を付けている。■
コメント
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