かぶれの世界(新)

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

何故、日本のコロナ医療が逼迫するのか(重要)

2021-09-07 17:18:20 | ニュース
ここに来てコロナ感染者数が劇的に減って来た。だが、トップニュースは重症患者の医療逼迫や自宅療養の急増に変わり、感染者減の良いニュースは残った時間で控えめに片付けられている。感染減少は国民が頑張った結果であり、トップで報じて引き続き頑張れと勇気づけて欲しいと思う。

東京五輪はコロナ感染を悪化させると大反対したマスコミや医療関係者は、五輪の影響が2週間後に出て来ると言い張ったのに出なかった。明らかに見誤ったのに反省もなく原因を追究もない。更にお盆期間中は地方に出向く人が多いので東京は感染が減少した、お盆から戻ってくると再び増加すると言い訳した。が、結果は全く異なった。この原因分析と説明も今後の適切な対応に是非必要だ。

どうも脅かすだけ脅かして、外れるとだんまりを決め込む医療関係者やマスコミの対応が、かえって根底にある問題を見逃して解決を遅らせている印象がある。その最も典型的かつ重要なコロナ対応の問題が、コロナ対応の病床が6割程度の使用なのに逼迫していると大騒ぎする事態だ。

何時まで経っても欧米に比べ医療資源を有効に活用できない。私が目にした限られた報道の範囲では、日本経済新聞しか状態を把握してキチンと問題指摘してないようだ。他紙は報道スタイルの違いに加えて調査報道力に欠け、テレビ報道にはそもそもその種の能力がないと感じる。

そんな中で今日の日経朝刊は初めて問題の全体像を総合的に捉え、「コロナ病床を把握する国のシステムが機能不全」と記事は報じた。依然として現場はアナログの電話対応に追われ、厚生省のシステムが提供する全国の病院・診療所の「前日」の状況しか分からない。ホント馬鹿げてる。

現在前日の感染者数が報じられると同じで、リアルタイムで発生する緊急の入院調整などの役に立っていない。記事によると、『東京の医療機関は都が運営する別のシステムでの空床報告や保健所への連絡も求められている。担当者は「一日の半分以上は入力作業に関する業務に追われている」』というバカげた状況だ。わざわざ、病床が逼迫するようなシステムを作ったといっても可笑しくない。

医療現場は頑張っているというのは、システムを含めたトータルの医療システムは非効率で、税金を使って機能しない仕掛けを作り、結果的に国民に酷い迷惑をかけている。私から見ると患者を診ている先生だけを言い訳に取り上げ、それでもって頑張っているというのは恥さらしの嘘だ。 

医療関係者は医療システムまで含めて機能しなければしっかり仕事をしてることにならない。現場の先生が仕事をしてることだけ取り上げて逼迫と言い訳する、厚生省も分科会も何もわかってないマスコミも困ったものだ。実は、それでも欧米などの世界の主要国の数字と比べると悪くはない。■
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする