午前中にお寺のお墓掃除をやった。思いついて山歩きしたりジョギングしたりした訳ではない。お盆休みの顔を出してくれた子供家族のお墓詣りを悪天候の為中止したので、お彼岸までにお墓掃除をする積りだった。天気予報を調べ彼岸入り後の好天の日の今朝、早めの時間に計画した。
朝食後に洗濯を済ませて作業着に着替え、9時前に箒(ほうき)と剪定ハサミを持ってお寺に出かけた。真夏日の予報通り、既に日が高く昇り直射日光は真夏並みの暑さだった。温暖化のはずだが、まさにタイムリーに道端に彼岸花が咲いていた。お寺に着くと我が家のお墓だけまるでジャングルの中に埋もれている様だった。こんもりと盛り上がった森は予想以上に酷い状況だった。
手前にある周りのお墓は綺麗に手入れされており、我が家のお墓のみ手入れされてなく申し訳ない思いをした。先ずは周りの雑木の枝を切り落とし、背丈の高い雑草を抜いて見通しを良くした。口で言う程優しくなかった。枝や雑草は切っても蔦(つた)の蔓(つる)に巻き付いて難儀した。
大物の枝や雑草を階段の脇に片付けると、次にお墓の周りの小枝や草を抜き、箒で履いてかき集めた。この時にも蔦の細い蔓が邪魔して汗だらけの力仕事だった。小一時間後に近くで除草機で墓掃除を始めた老人を見かけ挨拶すると、かつて母が依頼していた庭師のYさんで私を覚えていた。
彼のパートナーだったOさんは2年前にガンで亡くなったという。我が家の仕事をやっている時も既にガンの治療中で、その為か母に代わり依頼した時に庭師の心得(「庭師に弟子入り」という記事を投稿した)を教えるから一緒にやれと言われた理由が分かった気がする。
Yさんは寺に続く斜面から寺の横にある墓地にお墓を移す計画で、既に墓地を予約し購入したという。確かに斜面のお墓の手入れは大変だ。市内の別のお寺に隣接する斜面にあるお墓の手入れが大変で移動したと義弟に聞いたことがある。皆、同じ苦労をしていると思った。
汗だらけで墓掃除をしている時に奇跡的に携帯電話が二度も鳴った。一つは米国市場が急落した件で東京の証券会社の担当から、二つ目は地元銀行からクレジットカードが転送されなかった件、こんなこと初めて。用件が何だろうと若い女性の声を聞いて気分転換し元気を取り戻した。
予定より時間がかかったが何とか墓掃除が終わると、前の住職と奥さんに出会った。住職は辞める直前に如何にも疲れ気味な印象があったが、平服姿になって意外に元気そうだった。以前は奥さんが時々墓の手入れを手伝ってくれたが、今はかえって彼女の方が老けた感じがした。
実家に戻るとちょうど11時だった。その後すぐに散歩を兼ねて風呂の脱衣所と洗面所のチカチカして調子が悪くなった天井灯を買い替えに行った。最寄りのニトリに行くと蛍光灯がない、全てLEDに切り替えたそうで、やむを得ず足を延ばしヤマダで30型の蛍光灯を買った。
棚の列をウロウロして物色していると1000‐2000円の商品がある中、棚の一番下の目立たない所に異常に安い商品が1個だけあった。税抜き280円。商品を持ってレジに行き訳を聞くと、温暖色の旧タイプで売れないので白熱色に切り替える為現品限定の値段だという。
モチロン私は値段が最優先、直ちに購入決定し、古い白熱球を回収もお願いした。最寄りといっても往復4キロ余りの散歩だったが、お墓掃除のご利益のおかげか予想もしない安価な電灯を手に入れ意気揚々と実家に戻った。ちょうど12時。汗だらけの身体をシャワーで流し昼食を頂いた。■
朝食後に洗濯を済ませて作業着に着替え、9時前に箒(ほうき)と剪定ハサミを持ってお寺に出かけた。真夏日の予報通り、既に日が高く昇り直射日光は真夏並みの暑さだった。温暖化のはずだが、まさにタイムリーに道端に彼岸花が咲いていた。お寺に着くと我が家のお墓だけまるでジャングルの中に埋もれている様だった。こんもりと盛り上がった森は予想以上に酷い状況だった。
手前にある周りのお墓は綺麗に手入れされており、我が家のお墓のみ手入れされてなく申し訳ない思いをした。先ずは周りの雑木の枝を切り落とし、背丈の高い雑草を抜いて見通しを良くした。口で言う程優しくなかった。枝や雑草は切っても蔦(つた)の蔓(つる)に巻き付いて難儀した。
大物の枝や雑草を階段の脇に片付けると、次にお墓の周りの小枝や草を抜き、箒で履いてかき集めた。この時にも蔦の細い蔓が邪魔して汗だらけの力仕事だった。小一時間後に近くで除草機で墓掃除を始めた老人を見かけ挨拶すると、かつて母が依頼していた庭師のYさんで私を覚えていた。
彼のパートナーだったOさんは2年前にガンで亡くなったという。我が家の仕事をやっている時も既にガンの治療中で、その為か母に代わり依頼した時に庭師の心得(「庭師に弟子入り」という記事を投稿した)を教えるから一緒にやれと言われた理由が分かった気がする。
Yさんは寺に続く斜面から寺の横にある墓地にお墓を移す計画で、既に墓地を予約し購入したという。確かに斜面のお墓の手入れは大変だ。市内の別のお寺に隣接する斜面にあるお墓の手入れが大変で移動したと義弟に聞いたことがある。皆、同じ苦労をしていると思った。
汗だらけで墓掃除をしている時に奇跡的に携帯電話が二度も鳴った。一つは米国市場が急落した件で東京の証券会社の担当から、二つ目は地元銀行からクレジットカードが転送されなかった件、こんなこと初めて。用件が何だろうと若い女性の声を聞いて気分転換し元気を取り戻した。
予定より時間がかかったが何とか墓掃除が終わると、前の住職と奥さんに出会った。住職は辞める直前に如何にも疲れ気味な印象があったが、平服姿になって意外に元気そうだった。以前は奥さんが時々墓の手入れを手伝ってくれたが、今はかえって彼女の方が老けた感じがした。
実家に戻るとちょうど11時だった。その後すぐに散歩を兼ねて風呂の脱衣所と洗面所のチカチカして調子が悪くなった天井灯を買い替えに行った。最寄りのニトリに行くと蛍光灯がない、全てLEDに切り替えたそうで、やむを得ず足を延ばしヤマダで30型の蛍光灯を買った。
棚の列をウロウロして物色していると1000‐2000円の商品がある中、棚の一番下の目立たない所に異常に安い商品が1個だけあった。税抜き280円。商品を持ってレジに行き訳を聞くと、温暖色の旧タイプで売れないので白熱色に切り替える為現品限定の値段だという。
モチロン私は値段が最優先、直ちに購入決定し、古い白熱球を回収もお願いした。最寄りといっても往復4キロ余りの散歩だったが、お墓掃除のご利益のおかげか予想もしない安価な電灯を手に入れ意気揚々と実家に戻った。ちょうど12時。汗だらけの身体をシャワーで流し昼食を頂いた。■