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東京郊外の生活2022-23(1)

2022-11-15 18:57:24 | 日記・エッセイ・コラム
昨日の昼過ぎに路線バスに乗り松山空港に向かう途中に停車場で運転手が外に出て、後方を走る空港行のリムジンバスが満席なのでこのバスに乗って下さいと案内した。同じ行き先で先行するバスが後方のバスの客に、後ろは満員だからこのバスに乗れと勧めるなんて初めて見た。

空港に着くとお土産屋からチェックイン・ゲートや保安検査・待合室まで乗客で一杯だった。そのうち搭乗案内がアナウンスされると、同時にキャンセル待ちがないと報じられた。キャンセル待ちが出るとは、空港に繋がるあらゆるところで搭乗客で溢れている感じだった。

なので羽田行きの飛行機787の機内も乗客で一杯だった。コロナ前の久し振りに見る風景だった。いつもなら夏の1カ月は一旦帰京するのだが、今年は4月から11月まで7カ月間田舎暮らしをした。大袈裟だが久し振りの飛行機旅行で揺れや振動が怖かった。

羽田から鎌田・川崎経由してJR南武線で自宅に戻った。会社勤めの人達の帰宅時間には少し早めの4時過ぎに電車に乗ったが、電車は思ったより混んでいた。特に川崎から乗った電車はかつて登戸から数駅までの間に下車する乗客が多かったが、昨日はその先の分倍河原迄ずっと混みあっていた。

これはどういうことか、どういうタイプの乗客なのかずっと観察した。サラリーマンか学生達で特に変化はなかった。登戸以北にも高層マンションが建ち川崎・横浜や都心に向かう人が増えたのか、コロナ禍の3年間にそんな傾向が進んだとは思えないが、私の勘違いだろうか。

自宅に戻ると我が家に変わりはなかった。太り気味の息子が医者に言われてダイエットした結果少し細くなったが。近所にお土産を持って挨拶に行くと3軒の家族の7人の子供達がたった半年で一気に成長したと感じた。この3軒はこの数年に引っ越してきた若夫婦が儲けた子供達だ。

昔から住む隣近所は事情が異なる。当時の女性は結婚して出て行き、男性は独身のまま中高年になった人が多い。振り返ると田舎の実家のある集落と全く同じだ。女性は結婚して都市部に出て行き、男性は未婚のまま年を取った。結果として一人も子供がおらず、外から若者は引っ越してこない。

田舎暮らしと東京郊外暮らしを毎年交互に繰り返す老いた私には、どうしたらいいのか答えを捜しながら見つからない寂しい思いをした。東京郊外にも田舎と同じようなことが起こっているとつくづく思った。■

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