かぶれの世界(新)

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

想定外の出来事(2)投資損益に一喜一憂

2022-03-26 21:54:31 | 社会・経済
先月末にロシア軍のウクライナ侵攻で欧米日がロシア経済制裁すると資源価格が高騰する一方で株価が急落し、私の金融資産価値は急降下してしまった。今月8日には年初来7%弱も値下がりしてしまった。リーマンショック時はもっと酷かったが、それ以降では最悪の下げだった。ウクライナ戦争が起こったら最悪事態になると覚悟していた、いわば想定内の出来事だった。

だが、今回は一度泥沼に落ち込んだ後に幸運が待っていた。米連銀(FRB)が物価上昇を抑える為金融引き締めを決定すると急激に円安が進む一方で、米企業実績が予想以上に好調で株価の回復とドル高が同時に進んだ。米国から帰任後に投資した米企業株が軒並み値上がりし、今月初めに下落した金融商品の損を取り戻した。米国一人勝ちというのが私の印象だ。

だが、実はもう一つの勝者がいた。ウクライナ戦争が始まると凄い勢いで資源価格が高騰し、ブラジル・南ア等の資源が豊富な新興国の経常収支が改善し、株価と通貨が追っかけて上昇したのだ。私は新興国の投信を多少保有するという幸運が重なった。8日を底にたった10日で年初来の損を取り戻し、更に1週間で3%の益を得た。この二つの勝者に投資していたのは嬉しい想定外だった。

ウクライナ戦争で世界経済は下方修正が続いており、エネルギーの8割を輸入に頼る日本経済もマネー流出し円安が続くだろう。もし私が日本発の金融商品を持っていたら、今も8日迄に喫した酷い損を取り戻せず悔しい思いをしているはずだ。今のところは想定外が私の資産にプラスに働いているが、今後ウクライナ戦争がどの方向に向かうか予想が出来ない。■

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 小さな論争 | トップ | 悪魔の高齢者のコロナ論 »

コメントを投稿

社会・経済」カテゴリの最新記事