断酒破り

昨年９月に断酒を始め１１月に帰京するまで続けた。最近流行りの断捨離とごろあわせしてつまらない題名の記事を投稿した。だが、実のところ帰京したその日からほぼ毎日酒を飲んでいる。言い訳すると酒好きの家内に付き合って飲み、いつの間にか夕食時の飲酒が習慣に戻った。

ただ、高尿酸体質のためビールや日本酒は飲まない。通常はワインか焼酎のお湯割りで、パーティ時にスパークリング・ワインとか最初の一杯だけビールを飲んでいる。元々私は下戸なのだが習慣になるとお酒がないと物足りなく感じ、家内に勧められなくとも今では自ら飲んでいる。週一のビンのゴミ捨て日に、我が家の前はカゴ一杯の酒瓶が出される。

私が罪悪感なく飲酒を再開した理由は、一つには近年痛風の症状が出なくなったことだ。暮れに受けた健康診断でも尿酸値が正常値に収まっており、理論的にも痛風が再発する心配が無くなった。つまり、お酒を飲める体になったのだ。

加えて今頃になって初めて実行していることがある。お酒を飲むときには必ず併せてお茶か水を飲めと家内に聞いてやってみると、不思議なことにお酒が美味しい悪酔いしないのだ。下戸のくせに水と一緒の酒はマズくなると思っていた。５０年以上お酒を飲んでいるのに知らなかった。

多分、体の中の特に排尿系の内臓内のアルコール度が薄まり膀胱等を刺激しない効果があるのではないかと思う。この数年私は頻尿の症状が悪化し、睡眠中に限らず喫茶店で何度もトイレに行くようになった。今回の経験から自己流療法でコーヒーを飲むときにも水を飲み効果を確かめる積りだ。

元々根拠は明確ではないが、田舎にいる時にハゼにカブレて免疫力を改善したいと思い断酒した。減塩は何年も前から実施していた。免疫力を高めたいならと、低体温質の私体温を上げよと勧められたが、これはまだ上手く行ってない。体内の化学成分がどう変化したか知りたい。■