久し振りに家族が集合して恵比寿で食事をした。昨日は少し寒さが緩み午後の日差しに暖かさを感じた。娘が予約してくれた恵比寿駅前の中華料理の京鼎樓(じんてぃんろう)で、孫の顔を見ながら美味しい小籠包(ショウロンポウ)を頂き、恍惚の時間を過した。
最初はブランチの積りだったが、お店は人気があるらしく1時半からしか予約が取れなかった。定刻に店に行くとお店は満員で行列が出来ていた。やっと席に着いて最初に頂いたのがカニ味噌入りの小籠包で、沢山食べた中でこれが結局一番美味しかった。お店のスタッフに伝えると、人気メニューだという。
私には点心とか飲茶とかディンサムとか何が何なのか区別が付かない。台湾や香港とか米国で食べたものは例外なく熱くて舌を火傷するので、一旦スプーンに乗せ箸で抑えてお汁を出して食べたものだ。子供達が口を揃えて美味しい食べ方じゃないと言う。実際このお店では程よい温度に下げてあった。何だか物足りない。何れにしろ、少しずつ食べても気がつくと満腹になった。
勘定を終えてガーデンプレースに向かった。長く東京に住んでテレビやネットでは知っていたが、そこは見たこともない無国籍な風景だった。30年位前に五反田のTOCでショーをやった後立ち寄った時の恵比寿の風景は何一つ残ってなかった。テントの出店が出て何か催し物をやっているような人出だが、お祭りというよりサーカスといったテーストだった。
その先にある三越百貨店内のハーブスでお茶を頂いた。若い女性が多く、子供達と一緒でなければ絶対来ることもないようなカフェだった。それでも何時もの週末より客は少ないとのこと。ここはミルクレープが人気だと聞いて、物は試しで‘ストロング’コーヒーと一緒に頂いた。果物と甘い生クリームが一杯で凄いボリュームだった。ついつい全部食べてしまった。それがいけなかった。
自宅に戻り夕食はお蕎麦で軽く済ませたのだが、風呂に入り体重計に乗ると68.4kgもあった。私にとっては黄信号どころではなく、赤信号だ。この体重まで到達した時は必ずコレステロールが危険値を大きく超える。頭の中で赤いランプが点滅し、甲高いブザーが鳴った。■