かぶれの世界(新)

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後日談

2012-04-04 19:10:37 | 日記・エッセイ・コラム

投稿済みの記事の大抵は無責任な書きっ放しなのだが、その後明らかな間違いがあれば修正することにしている。しかし、気になる展開があった時でも記事として完結しない場合、気にはしつつもきっかけを失って放置することが多い。今回、これをかき集めた記事を試行してみる。

タブレットリテラシーその後

田舎にいる間は、時々農協に行き農業関係の支出を確認する。最近は窓口の人達とも顔馴染みになった。顔パスが利く。その一人が私が田舎で知っていて気楽に冗談を交わす最も若い女性だ。一昨日、彼女が握っている携帯が薄い長方形だと気がついて思わず聞いた。

予想通りスマホだった。彼女の周りの友人は皆スマホ族だそうだ。全国の普及率が50%を越えたというと、どんな田舎でも電波が届く限り若者は皆スマホ状態になるということらしい。月額幾ら払っているのか聞くと、9000円余りだと聞いて驚いた。僕は1300円余りだよと思わず叫んだ。

間髪をいれず隣の中年職員がウチは家族3人で2万円だと割り込んで来た。もう信じられない。東京に住む私の3家族7人でも業務用を除けばそんなに通話料を払ってないと思う。彼女に一体何に使うのと聞いたが理解できなかった。タブレットリテラシーが無いだけじゃない、そのランニングコストも私には理解できない不合理なままだ。

震度7の衝撃

先日、内閣府が発表した南海トラフ巨大地震の想定被害が、実家のある愛媛県大洲市にも衝撃を与えた。地震とは無縁の土地だと思っていたのに震度7が来るという。ここで子供時代を過ごした経験では、私には体感する地震は殆どなかった。年に何度も地震を体感する東京ですら震度7なんて予測されてないというのに。

城下町の大洲市は新興商店街を除けば古い木造家屋が多い。実家も築100年有余、石の土台に柱が乗っかっている構造だ。震度7じゃ一発で崩壊しそうだ。だが、こんな広い家じゃ補強するのに幾らかかるかわからない。そういう困惑顔でインタビューに答えるニュースが全国に流れた。

これはもう笑うしかない。科の進歩も困りものだ。千年に一度を、明日かもしれないと過剰反応するのは止めにして、対応策もせめて100年くらいかけた方が良いかもしれないと思った。今のところ、私は何もする積りはない、他の人達の反応を高みの見物だ。

米大統領選の行方

共和党大統領候補を選ぶ為の予備選が連日のように報じられている。ロムニー前マサチューセッツ州知事が候補者になるのは間違いない情勢だと投稿したが、手続きは粛々と進められなければならないし、それが報じられるだろう。焦点はオバマ対ロムニーがどう戦うかに移った。

Pew Research Centerによればロムニー対オバマの戦いの場合の支持率が、今年に入りオバマ優勢が続き先月の支持率は54%と42%にまで開いた。殆ど報じられないが、実はオバマ大統領も民主党大統領候補の予備選を戦っている。誰もがオバマに決まっていると思っているからニュースにならないだけだ。経済が順調で雇用回復が続けば、オバマ大統領の再選は堅いだろう。

失望のTOEIC

早期退職直後、海外協力事業のボランティア活動に貢献したいと思い、条件になっているTOEICを受験した。もう10年前になる。試験制度が変更される前だ。その時の点数が900点だと言いふらしてきたが、実は895点だった。先日、帰国子女の友人がTOEIC900点台だと聞いて少し驚いた。

当然私のほうが良い点だろうと勝手に思っていたので、競争する積りなんかなかった。かつて帰国子女が沢山いる職場で働きTOEIC900点台の若い同僚が沢山いたが、田舎でそういう人に出会うとは思わなかった。やっぱり帰国子女にはかなわない。何だか少し悔しかった。■

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2012年大胆占い1Q見直し 

2012-04-03 23:10:01 | 社会・経済

1四半期を総括すると、金融緩和競争で世界の市場にお金が溢れ、刺激を受けた経済は徐々に回復基調にある。その牽引車になっているのが米国で、雇用改善(失業率8.3%)と資産効果による消費が予想以上に上向きになった。日本は復興需要と円高修正が景気回復の推進役になり、1-3月の実質経済成長率は3.4%(OECD予測)と上方修正された。

一方、欧州の実質経済成長率はマイナス0.3%(欧州委員会)に下方修正され、2期連続のマイナス成長で景気後退局面に入った。欧州向け輸出の比率の高い中国は、欧州向け輸出の不振が響いて今年は8.2%成長に鈍化するとエコノミストの予測を今日の日本経済新聞は報じた。その構図は、先進国の金融緩和が新興国のインフレを呼び、結果として新興国は引締めに迫られて成長が減速した。

以上が1-3月経過後の世界経済の状況である。今年初めの私の予測(下表)と比べてみると、何とOECD予測(2012)、OECDプランB(EUfail)よりも私の占いのほうがより現状に近かった。予測は大所で外れはなかった。細部において、米国より日本の成長をやや強く見たが現状は逆だったのと、中国の成長が思ったよりスロー(9%未満が8%前半から半ば)だったことである。
       US    EURO  Japan   China   India   Brazil
2012    2.0     0.2      2.0      8.5     7.2    3.2
EU fail  ▲1.8   ▲2.0   ▲0.2  7.4    
占い    2.0-   ▲0.3     2.0+    9.0-

続いて個別占いのハイライトとその見直しを簡単に紹介する。
世界経済は欧州次第: ○欧州の安定が依然最大課題であることに変化はない
崩壊せずともジリ貧の欧州: ○スペイン・ポルトガルなどの時限爆弾は時を刻んでおり、安全網の強化はドイツ等の消極的な姿勢で依然十分とはいえない
春が近い米国: ○(△)雇用と消費は回復しているが、住宅市場は依然停滞
成長優先の新興国: △中国経済減速を受け追加金融緩和観測浮上、私の予測(物価安定より成長を優先)と言う観点では物価も安定しつつあり占いの判定は微妙
消去法で浮上する日本: ○20兆円の復興予算効果は大きいが、実態は3ヶ月遅れで進捗

詳細説明は省略したが、昨今の株価回復は昨年の欧州中央銀行が先鞭を付け日米が後追いして始まった金融緩和に負うところが大である。現在の世界の株式市場は「金融相場」と言われる所以である。今年の急激な株価上昇は実体経済を上回る勢いを感じる。日本株売買の外人投資家の比率は7割に近づいているという。私には余り健康的な状況には思えない。

少し間違うと、つまりやり過ぎると所謂「過剰流動性相場」になる、言い換えるとバブルの恐れがあると私は考える(多少のバブルは景気回復に必要なのだが)。その意味で、市場が期待する米国のこれ以上の金融緩和(QE3)は慎重であるべきと思う。株式市場が企業業績より金融政策に大きく左右される現状には違和感がある。

お楽しみのスポーツでは今年MLBに移籍した選手の評価はこれからだが、私の予測したダルビッシュ・青木の活躍・イチローの復活は有望で当りそうだ。松井は予想通り話題になって無いが、彼ほどの実績で未だに球団が決まらないのは残念なことだ。一方、期待の大きかったサッカーも評価するには時期尚早だが、香川など大化けする選手が出てきそうで楽しみにしている。

最後に、お気づきのように日本の政治状況には触れなかった。年頭の占い時と状況は何も変わっておらず、現状ではコメントに値しない。■

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