田舎暮らしも残り10日となった。昨年までは5月連休が終わり田植えの時期に田舎に来たのだが、今回はガン検査の為の帰郷だったので、通常の農作業のサイクルに合ってなかった。これから雑草が伸び庭や畑、山林の手入れが必要になる。だが、連休期間は子供達や孫の顔が見たい。
昨年初めて成功したコスモス畑をもう一度やろうと思っている。だが、種まきの時期は夏至の後なので中国製の種1リットルを発注し、後は隣の幼馴染に頼んだ。山刈とか庭の手入れのタイミングも大体この頃なので、東京に戻る前に頼んで事前に農協の口座に支払いをする積りだ。
今回は田舎での独り暮らしの食事について紹介したい。
田舎にいる間は殆ど自炊で済ませる。年々効率よく安価に済ませるコツが分かってきた。例えば味噌汁。最初はお湯にインスタント味噌汁。次は、野菜を刻み豆腐を入れダシ入りの合わせ味噌を入れ普通に作った。今はもっと簡単に、千切り干し大根、刻んだ乾燥しいたけ、カット昆布などを水に戻し、角切りにした豆腐か厚揚げを入れ、沸騰すると出汁入りの液体味噌でさっと作る。
オカズは鍋物が多くなった。4人前の寄せ鍋やキムチ鍋などのだし汁が入ったパックを買ってきて沸騰させ、肉や魚にありったけの野菜を入れて再度沸騰させれば終わり。これを4回に分けて食べる。最後はうどんを入れるか、ご飯を入れておじやのどちらか。これに買ってきたタクアンやヒジキ、ふりかけ・梅干などつければ普通の食事になる。
肝心のご飯だが、新しく買った炊飯器でも美味しく炊けないと前回投稿した。2回目も同じだったが、3回目でマニュアルを読み直して水の量が適切でないことが分かった。チョット恥ずかしい間違いだった。今度はしっかり炊けた。しっかり腰があり米のうまみが感じられるようになった。ご飯は一度に5合纏めて炊き、120gずつ小分けにして冷凍して保存する。味は別に悪くはない。
効率的にはなったが、結果としていつも同じパターンになるので気分転換が欲しい。数日前、大阪から帰省中の義弟が様子伺いに来てくれ一緒に内子町に行き鯛めしを食べた。ネットで見つけたもので、普通と違って鉄火丼みたいに鯛の刺身をご飯に乗せたれをかけて食べる。初体験だが、魚のうまみが美味しく気分転換になった。
近くを散歩すると、時々知り合いに新鮮な野菜を頂く。3日前には例のアマチアカメラマンに呼び止められ、目の前で玉ネギを引き抜いて手渡してくれた。これ以上に新鮮な野菜はない。その日鍋物を作っていたので実はまだ使ってない。先週は隣のオバサンがツクシの卵とじを作ってパックに入れて夕方家まで持ってきてくれた。その前に私が作ったのより沢山で味付けが美味しかった。
田舎では旧暦の行事が多い。4月3日が「雛祭り」、4日が「雛送り」といってサクラの花の下でお重を頂き酒を飲む習慣がある。今年も近所の老人達が我が家の東屋に集合してお酒を頂き弁当を食べた。今年から、節約して仕出し弁当からスーパーの出来合いの弁当にし、酒のつまみ用に刺身やから揚げなどの単品に変更したそうだ。お酒を飲んでゴシップと来れば関係ない。■